地毛くらいの暗さまでトーンダウンした髪の毛をホワイトにしたい

そいつぁ〜無理だぁぁぁ〜〜〜。

 

 

 

【華やかで品のある髪色が派手髪】

【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】

をモットーにカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。

こちらのブログや日々のブログ、スタイルページ、インスタグラムなどをご覧頂いた上、僕の理念や作るスタイルに共感頂けた方は是非LINEオフィシャルアカウントから、友達追加の上ご連絡ください。

 

Twitterはこちら

Instagramはこちら

Instagram

チダハナラヂオはこちら

 

 

 

 

何でできないかはこの記事見るよろし。

 

髪色をホワイトやシルバー、パステルカラーにするために必要な最低条件について
条件が整ってさえいれば、ブリーチは何回もしなくても1回で地毛からホワイトヘアにすることができます。 その条件と、何故白に出来なくなってしまうのかという理由をまとめました。

 

要するに、酸化の反対は還元なのに酸化で落とせるとか、そんなわけないだろがい!って〜話です。

 

 

 

 

 

で、ですよ。

 

 

 

今回はこちら。

 

 

 

 

っていうオーダー。

 

フェイクブラックにしたのは8ヶ月くらい前。

フルブリーチしてホワイトくらいの明るさにしてたんですよね。

 

そこから、実習だ何だで暫くご来店頂いておらず、「トーンダウンだし良いかな」ってことで他店でトーンダウンをされたとのこと。

それが10月半ばってことなので、約4ヶ月くらい経った状態。

 

で、ここで予想するのが…、

 

 

 

 

 

 

トーンダウンするターンの時、髪の毛はこうなってるわけですよ。

ブリーチしてフェイクブラックをした部分と、伸びてきたヴァージンヘアの部分。

で、ですよ。

問題なのが…、

 

 

 

 

 

 

赤線の、ブリーチされてた部分だけをトーンダウンしたのか。

青線の、ヴァージンヘアだった部分から塗布してしまっていたのか…。

 

ちょっとした差のようですが、かなり変わってきます。

 

前回のフェイクブラックが6月中ばで、そのあとのトーンダウンが4ヶ月後の10月半ばということは、少なく見積もっても4センチ、伸びるのが早い方だと6センチくらいは伸びているわけです。

 

トーンダウンと一口に言っても、様々なやり方がありますから一概には言えませんが、大抵の場合は普通の暗い薬剤、特にブラウン系のとか、下手したら黒染めの薬を混ぜて行う方もいます…。

そういった薬剤は、髪の毛の内部物質と結合をして発色するので、ブリーチした髪の毛の場合内部物質が多少削れている為そこまで定着しすぎませんが、ヴァージンヘアの場合内部物質がふんだんにありますから、染料が良くも悪くも定着してくれます。

 

で、更に言うと、ブリーチ部分はまあまあな明るさまで持っていっていたので、これ以上のブリーチは確実に避けた方がいい状態。

となると、僕が行っているフェイクブラックのような、そもそも残留しにくい染め方をする必要があるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

ってわけで、実際の状態。

…分かりますかね?

 

そう、地味に。

地味〜〜〜にいるんです。

 

 

 

 

 

 

この子。

真ん中の子。

 

で、これをブリーチする前提で分解すると…、

 

根元のヴァージンヘア

…スコーンと明るくなる、恐らく一番綺麗に明るくなる部分

 

中間のヴァージンヘアにトーンダウンの薬剤を塗った部分

…ブリーチしていた部分よりは安全に明るくできるが、トーンダウンの際の染料が残留する為ほぼ確実にオレンジになってしまう。

 

毛先のブリーチしていた部分

…ダメージレベルがまあまあ進行している為、これ以上のブリーチは避けたい。やってもちょっと染料を落とす程度の弱いブリーチで、完全に残留を除去することは不可能。

 

 

 

…つまり、根元4〜6センチ以外はホワイトにできない状態な訳です。

 

で、色々お話しした結果、

 

「取り敢えずブリーチしてみて、できないことを納得して他の色にするならしたい。毛先もバッサリ切ることになってもいいから、可能な限り明るくして!」

 

ってことだったので、やりました。

一番残留のキツイ部分から、根元、そして毛先とブリーチをし…。

 

案の定無理だったのでバッサリ切って色々ご相談の上こうなりました。

 

 

 

 

 

 

ロングからバッサリとスタイルチェンジ。

お色はなるべく白っぽい色落ちをする紫に変更。

矢張り中間部分はオレンジが強く出てしまい、濃い紫であればカバーできるのですが、今回はなるべく白っぽい色落ちをさせたい。

つまり残留させたくなかったのと、今回のような青味の紫であれば薄くてもオレンジ味は打ち消せて、紫にはならなくても無彩色っぽくできるだろうと判断し、残留を活かした紫からのグレーへのグラデーションにしました。

 

 

 

 

 

 

おきゃわな自撮りをありがとう。

 

 

 

 

 

メニュー:ホワイト・ブロンド(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)+カット(¥6,600)

所要時間:6h

スタイリスト:Haruka

 

 

 

と言った感じで。

基本的に、カラーやパーマ履歴があったり、普段のアイロンで熱変性をしてしまっているとホワイトヘアにすることはできません。

今回のように、トーンダウンもやり方によっては黒染めと同じような残留をしてしまうこともあります。

だからこそ、トーンダウンであってもご相談頂きたいですし、フェイクブラックのように残留しにくいようなトーンダウンの仕方も日々考えています。

 

とは言え、やってしまったものは仕方ないですし、無理をして髪の毛を必要以上に傷め綺麗な髪色どころか綺麗な髪の毛ですらなくなってしまうのでは、僕達美容師がカラーをする意味がありません。

 

綺麗な髪色は綺麗な髪の毛から。

そして、残留をしてしまうならしてしまうなりに、それを活かした可愛いスタイルを作れるよう日々精進しておりますので、是非ご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

で、色落ちでこうなりました。

薄いからすぐ落ちるけれど、その分残留も少なくすみますからね。

 

 

 

 

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました