平素は格別のお引き立てを賜り…(以下略)。
お引き立て頂くのも嬉しいですが、挽きたてを頂くのも同じくらい嬉しい僕です。
閑話休題
大体1年くらい前に、


このような記事を公開致しました。
あれから約1年で色々な事が大分改善出来てきて、そろそろ見直しと整理が必要で且つ、それが出来る状況も揃って来たので、これからご来店頂く新規のお客様向けのメニュー等についてご説明させて頂きます。
新規のお客様のご予約制限撤廃
昨年10月から今日に至るまで、一時的にご予約枠は制限させて頂いておりました。

ですが今後は
・当店スタッフの美座が、技術的に大分成長してくれた事。
・店内の席数を1席増やせる状況になった事。
・僕の技術的な改善と向上
この3つの状況が整った為、この1年已むを得ず行っていた新規のお客様のご予約制限は撤廃と致します。
施術スタイルに関して
これまで、カットを除く施術は基本的に僕1人で行って来ました。
ですが、今後は美座を始め他のスタッフと状況次第で協力しつつ、施術をさせて頂きます。
ブリーチであったりオンカラーなどの主たる施術は、相当な例外がない限り必ず僕が関わります。
なので、「Hanaにカラーしてもらいに来たのに殆ど他のスタッフに施術された…。」というような事は絶対に無いように致します。
ですが例えば、ブリーチを一緒に塗ってもらう、シャンプーを代わりにやってもらう、仕上げをスタイリストにしてもらう…等といった形で、他のスタッフに協力してもらう形になります。
完全マンツーマンでの施術をご希望の方には申し訳ありませんが、僕のカラーを希望してくれるお客様を1人でも多く施術させて頂きたい気持ちと。
同時に、美座は勿論、今後入ってくれるであろう新たなスタッフに対する教育の徹底で、今以上の仕上がりをご提供出来るよう致しますので、何卒ご理解の程お願い致します。
※現状それをやる予定はありませんが、マンツーマン施術のご要望が非常に多い場合、例えば「+料金を頂戴することで他のお客様のご予約と重ねないようにする」というような、正しい意味での指名料と言うか、ある種の拘束料のようなものを導入するのも一つアリかなとも考えています。
顧客様の中で、「絶対マンツーマンじゃなきゃ嫌だ!」という方や、もし今回の変更で気になることやご提案が御座いましたら、遠慮なくご相談くださいませね。
なるべく、僕とお店と顧客様の三方にとって一番具合の良いやり方を常に考え続けていたいので。
料金表とオーダー方法の改定
もう既にご覧頂いた方もいらっしゃるかも知れませんが、料金やオーダー方法を少し変えました。

こちらが新たな料金表になります。
値上げは一切しておりませんし、顧客様には全く関係無いので、その点に関してはご安心下さい。
料金改定やオーダー方法が変わるとなると、少し難しい話になるように思えるかも知れませんが、端的に言えば現状顧客様にさせて頂いている内容のみに絞りました。
その理由

こちらの記事でお伝えしていたように、これまでのご予約制限下では
1、顧客様からのご紹介
2、特定業種及び学生の方
3、完全お任せや一部お任せの方
4、フルオーダーをご希望の方
の4つの区分けをさせて頂き、僕のLINEアカウントを友達追加して頂いた際に自動送信されるメッセージでアンケートを取っておりました。
当初の予想は…
これを決めた当初の僕の予想と言いますか…。
僕の話で恐縮なのですけれど、例えばコーヒー豆を買いに行った時、
・扱っている豆を説明してもらって”自分で”選びたい人
・今の気分等を伝えて”店員さんに”選んでもらいたい人
の2パターンに分かれると思うのですけれど、僕の場合後者で、こういう系統でオススメ下さいと言った時に「じゃあコレ」って決めてもらって楽しみたい派で。
仮にそれが自分の趣味とか趣向とか好みと合わなかったとしても、そもそもコーヒー自体が好きなので、所謂ハズレだったとしてもハズレと感じないと言うか、「これはこれで面白い味わいだな」とかその豆の良さを考えたりとかって感じで、「好みじゃなくてもこれはこれで…」と楽しめるタイプなのですが…、多分それって結構少数派なのかな?と思っておりました。
というか、実際それって少数派なのでしょうし、現代はハズレを引きたく無い人が増えているなんて話も聞くぐらいですから、そういう風にハズレとか失敗とかと一般的に認識されているようなことも楽しめる方ってそう多くは無いと思います。
勿論、g単価1,000円前後で1週間かそこらで飲み終えられたり、好みでなければ飲まなければ良いコーヒーと、僕の場合20,000円前後する上1〜2ヶ月間はそこに存在し、1回の施術の影響は切ってなくなるまで続く髪の毛を同列に語る事は本来違うのですけれども。
あくまで捉え方の一つとしてこのようなイメージで、フルオーダーをご希望される方も一定数いるのではないかと予想しておりました。
フルオーダーをご希望される方は極々少数だった
前述のように、
1、顧客様からのご紹介
2、特定業種及び学生の方
3、完全お任せや一部お任せの方
4、フルオーダーをご希望の方
こちらの4つの区分けでアンケートを取っておりました。
「割合的には1と2が全体の1割、残りの9割を3と4の方が半々くらいかな〜。」なんて予想をしておりました。
それから約1年間、アンケートを取り続けて100件を超えたあたりで気付いたのですが、4のフルオーダーをご希望される方は、数名しか居りませんでした。
この数名というのは、1と2に該当される方も含めた全体の中での割合。
つまり、ご紹介であったり特定業種や学生の方でも、フルオーダーをご希望される方は殆ど皆無。
更に、フルオーダーをご希望の方も、よくよくお話を伺うと「詳細はお任せしたい」であったり、「現状出来る範囲で、出来ない場合は別の案を提案してほしい」というように、厳密にこうでなくては嫌だという方は1人2人しか居りませんでした。
これに関しては、僕の書き方が悪く誤解を招いてしまい申し訳ないです。
兎角、フルオーダー…、マイルドな言い方だと伝わり難いので敢えて言葉を選ばずに言うと、「その美容師のセンスとかデザインとかどうでもいいから、あなたの技術で私の理想とする思い通りの髪色を作って」というような方は、殆どいなかった…。
と言うよりも、恐らく僕の元に来ようとは思わなかったのだろうなあ…、というのが、結果に対する正直な感想です。
…まあ、技術を求めていたり、美容師然とした美容師さんを探している方は、少なくとも半人半獣気取ったプロフィール画像のヤツなんか見たらドン引きですよねわかります。
今後のオーダーに関して
改めて、今後のオーダー方法に関して。

良く言えばマイルドな、悪く言えば当たり障りのない言葉でご説明すると伝わらない可能性があるので、ここは一つ、物凄く砕いた表現でご説明させて頂きます。
こういった言葉使いが苦手という方もいらっしゃるでしょうし、大多数の方に向けた発信には適さない表現のオンパレードとなりますが、伝えたい事が伝わる事を最優先にする為の表現となります。
ご容赦頂けましたら幸いです。
①完全お任せカラー・②大喜利カラー
どっちも基本的に多色使いだよ!
①は丸っ切り全部お任せでも良いし、その時は君の好きとか苦手とか、君自身のキャラクターとか服装とか何だとかっていうパーソナリティを汲み取った上で、僕が好き勝手カラーするよ!
そういうのも全部関係なしに、「アタイを…、好きにして!」でも勿論OKだよ!でもそれはベッドで言われたいのが男のサガってもんだよね!残念ながらそんな経験は無いんだ!憐れんでくれ給えよ!
②は大喜利、要するにお題に対して僕が僕の解釈で何か良い感じの髪色を作る場合だよ!
正直①よりもこっちの方が得意だし、気持ち的にちょっと楽だよ!
お題は本当に何でもOK!
風景だろうが動植物だろうが、アニメや漫画のキャラクターやワンシーン、音楽だったり文章だったり概念みたいなそもそも色ではない事だってええんやで!
髪色を元にオーダーするのは③〜⑤な!でも「こういう髪色のやつを嫌いそうな人をイメージした髪色にして下さい。」とかオモロいオーダーやったら全然ウェルカムやで〜!
③全体ブリーチでお任せ④インナー/アウターカラーでお任せ
③は全体ブリーチ…、根本から毛先まで全部って話じゃなくて、頭部全域の話だよ!
根本だけブリーチするリタッチでも、毛先までブリーチするフルブリーチでも同じだよ!
料金が変わるのは単色か2色以上なのかだよ!
例えば「紫寄りな青単色を、今の状態から出来る範囲で作ってほしい!」だったら20,000円、「青紫をメインに、青とか紫とか何色か使って良い感じにして欲しい!」だったら25,000円!
要するに、今までと一緒だね!
④はインナー/アウターカラーでお任せしたい場合だね!
お任せの意味合いは③と同じだよ!
リタッチでも毛先までブリーチでも料金は一緒だし、こっちは塗る範囲が限定されるから何色でも料金は一律20,000円!
だからと言って無理して多色使いにしなくていいからね。
どちらにしても、全体を多色にするのに比べて、手間も時間もそんなに変わらないから料金同じってだけで、単色でも多色使いでも誠心誠意作るからね!
多分、初めて来てくださる方で一番多いオーダーがこの2つのどっちかだね!
でも皆んな、何回か通ってくれているうちに①か②に変わってくれて、ぼかぁ涙がちょちょぎれそうだよ。
楽しくカラーさせて貰って、それを楽しんで頂けて…。顧客様達本当いつもありがとうやで!
⑤ナチュラル系でお任せ
「職場的にあまり派手な事は出来ないけど、普通の茶色って飽きたから何か良い感じのちょっと変わった茶色にして!」
って人向けだね!
実は一番好きな明度領域の仕事だよ!
”種族値〇〇以下で殿堂入り”みたいな縛りゲー大好きだからね!
ハイライトとかローライトとかそういうのを織り交ぜて、ただの茶髪を脱却したい人はこれだよ!
聞かれそうなこと
Q.グラデーションカラーは出来る??
A.自信を持って、「苦手だから僕に頼むのはやめとき!」って答えるよ!
でも、僕の知り合いで得意な人達めっちゃおるから、グラデーションカラーにしたい人は紹介するから相談してな!
あ、でも、全体ブリーチしてからグラデーションに移行していくようなカラーとか、根本からブリーチした上で色のグラデーションを作るカラーグラデーションとかは得意だから相談してね!
Q.縛りゲー好きなのにお任せ以外はやらんの??
A.縛りゲーと指示通り操作するのは全く以って似て非なるものなんやで!
縛りゲーには制約と自由があって、それが楽しいもんなんやで!
せやけど、あんたの子やなし孫やなし。誰かの言う通りの事を言う通りにやって、出来てなかったら失敗と罵られるような仕事をしたいと思えるような聖人君子やないんでね。残念ながらワイも1人の人間なんやで。そこんところよろしゅうな!
もしブリーチやカラーが上手な美容師さんを探している人やったら、その旨伝えてな!
東京、埼玉、大阪、群馬、福岡、札幌あたりに上手な知り合いおるから、紹介させて頂くよ!
Q.こんな感じの要望があるのですけれど、カラーしてもらえますか?
A.お任せしか受け付けてないって聞くと、不安にもなるよな!
大丈夫、とりあえず相談したって!
多分そういう方って、大体「こういう感じでいい具合にして〜!」な方が多いと思うし、別にそうじゃなかったとしても、そういう人も居るってだけで気い悪くしたりなんて全然せんからね!
施術させて頂く、頂かない関係無しに、その方が一番髪色を楽しんで貰える方法を考えたいってだけだからね。
最後に
と、その前に。
伝わりやすさ優先で、とても綺麗とは言えないような言葉使いでのご説明になってしまった事、心よりお詫び申し上げますし、正直自分のブログ内にこういう言葉使いの文章を載せるのはかなりとってもしんどい所があります。
とは言え、綺麗な言葉使いは時に迂遠な言い回しになってしまって、意図することが伝わり難い側面もあるのは事実。
兎角、僕が言いたい事はですね。
今回の改定は、あくまでも僕が担当するべき方にお越し頂き、僕が担当するべきではない方には最初から選択肢に入れないで頂き、その方の大切な時間を奪ってしまわないようにと思っての事です。
また、仮にご連絡頂いた方が技術を求めていらっしゃる方だったとしても、”上手そうな美容師”と思って頂ける事自体は本当に嬉しい事ですし、折角のご縁なわけですから、それならばただお断りするのではなくて、僕を介してその方と相性が良さそうな美容師さんの元へお届けする方が、僕が関わる全ての方に髪色を楽しんで頂けるのではないだろうか、そう思っての変更になります。
幾度となく、ブログ内でお伝えしておりますし、

こちらの記事内でもお伝えしているように、僕のヘアカラーに対するスタンスは合う合わないがハッキリと別れるというのは、僕自身自覚しております。
美容師には様々なスタンスがあり、そのお客様が求めている物事に対して合う美容師もいれば合わない美容師もいます。
僕自身、勉強を兼ねて様々な美容師さんの施術を受けてみて。同時に、僕が担当させて頂いてきたお客様を見て来て、”髪の毛を任せる・任せて頂く関係”に於いて、上手いか下手かと同じかそれ以上に、合うか合わないかが大切であると感じています。
それは、技術的なスタンスであったり、デザインの方向性であったり、もっと根本的な”人として”という部分であったり。
そういった様々な要素がある中で、実際合うか合わないかは、ご来店頂くまでは断言出来ないとも思います。
「合いそうな美容師だと思ったけど、ちょっと違ったな…。」なんてこともありますよね。
ならばせめて、ご来店頂くまでにお伝え出来る事は極力明言し、自分のスタンスをキチンと把握してもらった上で、合いそうと思って貰えた方は勿論、「合うか合わないかはさておき面白そうだからお任せしてみよ!」と思って貰えた方にはお越し頂けるようにしたいと。
逆に、「合わないかもしれないけど上手そうだな…。」と思ってご連絡頂く方は、多分合わないですけれど、折角ご連絡を下さったその時点でもう大切なお客様の1人ですから、その方に髪色を楽しんで頂けるような対応として、合いそうな美容師さんを紹介していこうと、そう思ったわけで。
正味、売上の事や、そのやりとりに掛かる時間というコストを考えたら、「とりあえずご予約をお取りして施術させてもらって、合わなかったらほなさいなら〜」の方がよっぽどお金にもなりますし無駄な時間は省けるでしょう。
けれど、そういう機械的な仕事をするのなら、別に僕はAl Chemにいる必要もないですし、それを強いられるなら美容師自体辞めると思います。
僕が美容師として、ヘアカラーを通じて届けたい、感じて頂きたい事をキチンとお伝えしていきたい、ただそれだけの事です。
長くなりましたし途中乱文になってしまいましたが。
僕が担当させて頂く頂かないはさておき、僕が関わる全ての方に髪色を楽しんで頂けるようにと思って、今回の変更に至りました。
もし何かわからないこと、疑問に思った事、「自分は施術してもらえるのかな」と不安になられた時は、まずは一度ご相談下さい。
どのようなご相談であったとしても、誠心誠意お応え致しますので。
ご連絡、心よりお待ちしております。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
初めて僕のブログをご覧下さった方は必ずこちらのページを御一読下さい。

・Hanaカラーについて
・ホワイトヘアにするための条件
・何故1回のブリーチで白く出来るのか
・そもそもホワイトブリーチやケアブリーチって?
・どれくらいダメージするの?
・ブリーチってやっぱり染みて痛いものなの?
・どういう方に来て頂きたいか
といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。

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