Al Chemでは常に新たな仲間を募集しております。
特に現在は所謂普通の美容師と言いますか、ウィッグ部門ではない美容業務をする方を強く募集しております。
勿論ウィッグ部門も常に門戸は開いておりますが、ウィッグの方は店舗を分ける事になったので、Al Chemには僕と千田の2人きりという薄い本が厚くなる状況でして…。
なので、所謂普通の美容師さんに来てもらえたらなあ、という次第で御座います。
求める人物像なんて大層な書き方しておりますけれど、シンプルに面白い人と働きたいねって感じです。
それを端的に言うと、「何かにどハマりして楽しめる人」。狭義に於けるアニメとか漫画が好きな人という意味ではなく、オタク気質な人に来てもらえたらなあと思っています。
何故なら、そういう人って少ならからず”ヘキ”みたいなものがあって、それが仕事にも出ると思うんです。
それは決して今出来ているかどうかは関係なくて、何でもそうですけれど「やりたい!」って気持ちがあれば十分だと思うんですよね。
僕の場合はカラー、特にブリーチに関しては少しだけお伝え出来る事があるのですけれど、具体的にどういった事をお伝え出来るのか、そもそも僕のブリーチに対するスタンスはどういったものなのかをつらつらと書き連ねていこうかと。
あくまでも僕のお話なので、ブリーチやカラーに関してのお話であり、Al Chemとしてという話でも無い点だけご了承くださいませね。
Hanaのブリーチテクニック
という書き方をすると酷く大仰に感じてしまいますし、正しくお伝えするのであればテクニックというよりもコンセプトとなります。
また、これはあくまでも今僕が最善だと思っている方法であり、決してこれが絶対的に正しい手法であるというわけではないことはご了承くださいませね。
誰が、いつやっても切れにくいホワイト領域のベース
僕がずっと大切にしている、僕のブリーチ技術の基本骨子はこれです。
そして、その結果辿り着いた今の僕のブリーチの正解は
こういう状態です。
根本1cm前後が甘めの黄色で、そこから先はちゃんと白くなっている。
こうする事によって、
次回ご来店時はこのような状態になり、非常に安全かつ安定したリタッチができるようになります。
何故こうしているのか
根本からしっかりと明るくし、黄色い部分がない状態の方が良いと思われる方もいらっしゃいますし、何ならこのようなブリーチは失敗扱いされることもあるでしょう。
しかし、根本からしっかり明るくした場合、
根本黒→境界線から先は白
となります。
これは言い換えると
しっかりパワーのあるブリーチをたっぷり塗布しなければならない根本→絶対にブリーチ剤をつけてはいけない境界線から先
となり、ちょっとした油断で簡単に断毛が発生します。
その油断を無くし、難しい技術も安定してご提供する為に練習をするわけですけれど、練習だけではどうにもならない部分もありますよね。
これまで生きてきて一切何もミスをした事がない人なんていないでしょう。
難しい技術は不安定になりやすいものです。
なれば、どうにでも出来る範囲内で仕事をするべきであると僕は考えます。
何故なら、いつだって美容師の背伸び・慢心・油断の犠牲になるのはお客様であり、僕らは所詮他人事にしかなれないから。
「責任を取る」って簡単に言いますけれどね、取れる責任なんて大して無いもんなんですよ。
具体的にどういう手法なのか
細かな部分はさておき、基本的な塗布としては所謂オシャレ染め・ファッションカラーを塗れる人なら誰でも出来るベースメイクになります。
その為にはフルブリーチ時にちょっとしたコツは必要になります。
また、髪質や伸び具合で微調整も必要になります。
ですが現在のこの技法は、余計な肉付けを極限まで削ぎ落としたシンプルな方法で、極論を言うならば高校生や中学生だって1ヶ月も練習すれば出来るようになる方法です。
また、薬剤も普通にどこでも仕入れられるものしか使いませんから、Al Chemを卒業して他店へ行ったり独立したりしても、ずっと使える方法です。
その結果お客様と僕達が得られるものは
お客様にはご理解頂く必要がありますし、一部の方には到底受け入れられないスタイルではありますが、ご理解頂けるお客様にとっては
・リタッチ時の切れ毛を最小限、髪質や明度によってはほぼ0に出来る
・1ヶ月空けてもらえればリタッチが出来、多少伸びてしまっても容易に繋げられる
・根本は黄色を残すか紫系で潰す必要があるが、ホワイト領域の明るさやお色が出来る
・中間毛先はホワイト領域まで持っていくので色落ちも汚くなりにくいし、根本の黄色い部分も意外と気にならない
・乾かす時に切れ毛に怯えなくて良いし、無理に明るくしないので普段の扱いも楽
僕達美容師側としては、
・最初のフルブリーチだけ少し頑張れば、リタッチ時は非常に楽が出来る
・リタッチにリソースを割かれない分、本命であるオンカラーでのスタイル作りに全力を出す余裕が出来る
・時間的に余裕を持てる分、安定したご予約の取り方が出来る
・結果売上も上がり時間的余裕も持った仕事が出来る
美容師は職人気質な人も少なくないですし、日本人の国民性なのか楽をする事を悪い事、難しい事に挑戦する事や出来る事を持て囃す人もいます。
ですが、概ね同じ結果が得られるのなら、出来る楽をする事こそ工夫の本質であると僕は考えますし、それもまた努力の在り方の一つであると思います。
そして何よりも、僕は楽しい髪色を作りたいのであって、綺麗に上手にブリーチする事が目的ではありません。
つまり、ブリーチで楽をした分カラースタイル作りに力を注げる。
結果、より楽しい髪色をご提供出来る。
頑張る事、難しい事に挑戦して成し遂げる事は素晴らしい事。
ですが、頑張らなくて良いように頑張ることもまた、頑張ることである事に変わりはないと僕は考えます。
Hanaのカラーテクニック
はっきり言ってそんな大層なことはありません。
強いて言うならカラーグラデーションや滲ませ、配色や範囲設定等はあります。
けれど、これは別にヘアキャンプなりインスタやYouTubeとかで学べば良いですし、配色等々は色彩検定などがキチンと体系化され理論的かつ実践的に学べます。
正味な話スタイル作りに関しては好みや性癖の世界ですから、どこでも学べる基礎的な技術は、教えられますけれど別に僕から学ぶ必要は無いと思います。
スタイル作りで教えられること
唯一、僕が僕としてお伝え出来る事があるとするならば、僕の1番の得意分野で且つ1番好きなことは大喜利や概念カラーです。
アニメや漫画、絵画、自然現象、具体的なものの無い概念的なもの等を、髪色に例える。
そしてそれを、お客様の好みや環境に合わせて髪色に落とし込む事が得意で一番好きで、お客様に一番求めて頂いている事だと思います。
教えられる事①抽象の仕方
抽象と聞くと、なんだかぼんやりした概念的な形の無いものという印象を持つ人もいるかもしれませんが、それは真逆です。
読んで字の如く象(本質)を抽く(引き出す)事、乱暴な言い方をするのなら、ぼんやりとしたイメージを形にする事が抽象化です。
髪色以外の物事をどのようにしてイメージをスタイルに落とし込むか、その訓練方法はお伝え出来ます。
教えられる事②髪色以外を元にする場合のカウンセリング技術
抽象化した物を、そのお客様に合わせてデザインしスタイルを作る。
これは言うならば「答えのないものに応える技術」になります。
その為に必要なカウンセリングは、一般的な髪色や髪型のカウンセリングとは少し異なる部分もありますが、基本的にはキチンとしたカウンセリングが出来れば誰にでも出来るようになる技術であると僕は考えます。
勿論、こういったカラーは一歩間違えるとただの自己満足に陥ってしまうこともあり、僕自身そういった失敗をしたこともありました。
そういった経験の中で、カウンセリングの際の注意点や方法、お客様にとって言語化が難しかった部分を引き出し形にする技術もお伝え出来ると思います。。
教えられる事③来て欲しい方に来て貰える発信の技術
どんな業界であったとしてもそうだと思うのですが、誰だって自分が好きなことを求めてくれる方に来て欲しいと思っていると思います。
「誰でもいいし何でも良いからカットさせて欲しいカラーさせて欲しい」と考える方もいるかもしれませんが、本当に心の底からそう思っている方は極少数かと。
とはいえ、それが簡単に出来たら苦労しませんよね。
僕自身の経験ベースにはなりますが、来て欲しい方に来て頂けるような発信の為には、その前提となる美容師としての在り方のようなものを自分の中で明確にする必要があります。
言うならばあなたがあなたになる方法、それがわかればそんなに難しい事ではありません。
あなたがどんなお客様に、どうなって欲しいのか。
それを考える手助けと、その方向性に合った発信の技術もお伝え出来ると思います。
最後に
僕は恐らく、全国の美容師さん達を見回しても特異な方だと思いますし、千田のような美容師らしい事は出来ない…、というよりもそこから大きくズレてしまっている自覚はあります。
けれど、美容の仕事は好きですし、僕が好きなオシャレの仕方を同じように求めて下さるお客様と楽しくスタイルを作ることはとても楽しいです。
だからこそ、美容師らしくは在れ無いけど楽しく美容師をしたいという人の手助けは出来ると思います。
ご興味ある方はこちらのページよりお問い合わせ下さいませ。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
初めて僕のブログをご覧下さった方は必ずこちらのページを御一読下さい。
・Hanaカラーについて
・ホワイトヘアにするための条件
・何故1回のブリーチで白く出来るのか
・そもそもホワイトブリーチやケアブリーチって?
・どれくらいダメージするの?
・ブリーチってやっぱり染みて痛いものなの?
・どういう方に来て頂きたいか
といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。
これらの記事をお読み頂いた上、日々のブログ・スタイルページ・インスタグラムなどをご覧頂き、【僕の理念やデザインに共感頂けた方】は是非、記事の一番下のLINEオフィシャルアカウントから、友達追加の上ご連絡ください。
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