「〇〇な金髪にしたい!!」色味ではなくイメージから明るさを決めるオーダー

 

金髪、って一口に言っても色々ありますよね。

ブリーチの度合いで言うなら、赤みが抜け切ってオレンジ領域を超えてからの黄色〜生成りくらいまでは全部金髪と言えるでしょうし、人によっては明るめのベージュを金髪という人もいるでしょう。

これは金髪に限らずどんなお色もそうですが、「金髪にしたい!」というときは具体的にどういった金髪が好きなのかをお伝え頂けると、仕上がりのイメージが共有でき、所謂カラーの失敗的なことは減らせます。

画像を何枚かご用意して頂くのも有り難いですね。

 

ただ、正直画像探して回るの、面倒臭いじゃないですか。

だったら、信頼できる人にイメージワードを伝えてお任せした方が楽じゃないですか。

僕自身そのタイプなので、チダや知り合いの美容師さんに髪の毛やってもらうときは「なんかこう、こんな感じで。」って伝えるだけだったりします。

 

で、じゃあ僕が担当させて頂く場合はどんなイメージワードから作っていくのか、というお話をば。

 

 

 

ヤンキーみたいな金髪にしたい!!

 

ってところから始まりました。

お話を伺うと「治安悪そうな金髪」ってことで、つまりは黄色味強めで、何なら上手く行ったセルフブリーチみたいなちょっとムラのある感じとか?

って共有をしたところ、「多分そんな感じ!」ってことだったので、あまり良くない表現ですが、ちょっと雑にブリーチするくらいでちょうど良いのかな?って思ってました。

 

 

 

もう少しお話を伺うと…

 

でまあ、とりあえずブリーチ塗り始めて。

雑談も交えながら話を進めていくと、どうも違うっぽい。

 

というのも、「治安の悪そうな感じ」のイメージが単純にヤンキー的な治安の悪さではない。

それこそ治安が悪いって言っても色々あって、オラついている治安の悪さもあれば、外道的な治安の悪さもあるわけで。

 

で、お話をしている中で出てきたのが

 

 

 

 

 

 

「女殴ってそうな金髪」

 

あっ、はい。ってなりましたってのはさておき。

 

あーね、そっちの治安の悪さね、ってことですよ。

つまり、ヤンキー的な見るからにって感じではなく、某星屑的な見た目は綺麗めなのにっていうアレです。

 

だとするならば、ちゃんと綺麗に抜き切った、金髪と言うよりもブロンド的な感じの方が、そのイメージには合致するかなと。

 

 

 

 

 

で、できたのがこうってわけ。

 

 

 

 

ホワイトブロンド一歩手前くらいまでしっかり明るくした上で、紫シャンプーではなくブラウンシャンプーで嫌なギラつきは抑えつつ黄色味を残してさも清廉そうな雰囲気を醸し出してるクズみたいなブロンド。

 

いやね、人様の髪色をお任せ頂いている僕がこういう表現をするのは良くないとも思います。

 

けれど、髪色や髪型が持つ印象の力ってのは、どんなに言葉で取り繕っても集合無意識的に「何となくこういう髪色/髪型の人ってこういう性格なイメージあるよね」ってのは絶対あります。

勿論、だからそうと断定すること、人を見た目だけで判断することは避けるべきことではありますし、同時にそこから目を背けることは絶対にしてはいけないと思います。

他人を見た目で判断することは避けるべきだが、他人は他人である以上自分がそういう印象を抱かれる事は弁えておいた方が良い。

って事です。

 

逆に、自分からその印象を作ろうと思うのであれば、ある種偏見とも言えるようなそういった印象はしっかりと捉えておいた方が、完成度が上がると思います。

 

 

 

料金:¥22,000

所要時間:フルブリーチの場合4〜6時間、リタッチの場合3〜4時間

 

 

とまあ、最後話は逸れましたが。

イメージワードから、連想ゲームのように髪色を作るということもできます。

 

そのために、カウンセリングは勿論、施術中の雑談を通してそのお客様の好みや嗜好の輪郭を捉えるよう努めています。

なので、比較的口数の多い方ではあると思いますが、その分話が早い自負はあるので、そういった美容師を探している方は是非ご相談ください。

 

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