僕が普段よく作っている髪色は
・カラフルヘア
・ハイライトやローライトを使ったブラウンヘア
と言った2色以上を用いた髪色です。
1色に塗り潰すようなカラーは殆どしません。
…正直そういうカラーは、僕がやる意味特にないですし。
しかし、ホワイトヘアやブロンドは僕が唯一1色で作る髪色です。
何故なら、誰よりも髪の毛を痛ませずに綺麗にホワイトやブロンドにできる自信と自負があるから。
そんな僕のホワイトヘアの中でも、今日はちょっと変わった白をご紹介します。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
こちらの記事や日々のブログ、スタイルページ、インスタグラムなどをご覧頂いた上、僕の理念や作るスタイルに共感頂けた方は是非LINEオフィシャルアカウントから、友達追加の上ご連絡ください。
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と、その前に。
初めて僕のブログをご覧くださった方に向けて、僕のブリーチについての基本的な考え方や技術についてのご説明をば。
ブリーチとホワイトブリーチって違うものなの??
これはよく誤解されていることなのですが、ブリーチとホワイトブリーチは基本的に同じものです。
というのも、そもそもブリーチ剤とはアルカリ剤・過硫酸塩を主とした1剤と、過酸化水素を主とした2剤を混ぜ合わせて作っています。
その組み合わせや主となる成分以外の混ぜ物によって、明るくなり始めるまでの速度や安定性などは変わります。
しかし、変わるのはあくまで速度と安定性であって、強い弱いはあまり変わりません。
一般的なブリーチ施術では、2〜30分程度置いて流してもう一回…、といったやり方をされている方が多いと聞きます。
それくらいの短時間放置であれば、初速が速い薬剤の方が明るくなる力が強いと感じるでしょう。
しかし、初速が遅い代わりに安定性が高いブリーチ剤であれば、60分程時間を置いても明るくなり続けてくれますし、その方が短時間で複数回繰り返すよりもダメージが少なく済みますし、より綺麗に明るくなってくれます。
そういったブリーチについての話やホワイトブリーチについてはこちらの記事に書いておりますので是非ご覧ください。
ホワイトヘアにするにはブリーチ何回必要??
これもまた良く誤解されている話ですが…。
「ホワイトヘアにするためには、何回もブリーチしないと白くならない。」
という話を聞いたことがある方も少なくないと思います。
しかし、ホワイトヘアであってもブリーチは1回で作ることができます。
こちらの記事で1回のブリーチでホワイトヘアにするための方法やブリーチの反応の原理原則について書いておりますので是非ご覧ください。
ブリーチは滲みて痛いのが当たり前??
よく、初めて僕の元に来て下さったお客様から、
「今までブリーチしてる時は、ハゲるんじゃないかってくらい痛くて、でもそれは仕方ないことって言われた…。」
という話を聞きます。
ですが、ブリーチは滲みない・痛くないが当たり前です。
こちらの記事では何故ブリーチで滲みたり痛くなるのか、滲みないようにするために僕がしている塗布技術について書いております。
「ブリーチしたいけど滲みたり痛いのが怖くて不安…。」という方は是非ご覧ください。
ホワイトブリーチすると髪の毛がボロボロになる…?
これもまたよく聞く話ですが…。
「ブリーチ、ましてやホワイトブリーチなんかしたら髪の毛がボロボロになってとろろ昆布みたいになる。」
みたいな話。
しかし、ブリーチ剤の選定と塗布技術、そして処理の仕方によってボロボロにもなれば、ヴァージンヘアと変わらない艶と指通りにすることもできます。
こちらの記事でヴァージンヘアと変わらないコンディションを維持する僕のケアブリーチ技術とその実例について書いております。
ダメージするのが不安でブリーチを避けていた方は是非ご覧ください。
ホワイトヘアにするための最低条件
と、ここまでは多くの方が誤解されていることについてお話ししてきました。
次は、意外と知られていないホワイトヘアにするための条件について。
それは、カラーもパーマも縮毛矯正もしていなくて、普段のスタイリングで使うアイロンなどで髪の毛が熱変性していない、完全ヴァージンヘアであることです。
よく、「黒染めや白髪染めをしているとできない」とか、「縮毛矯正をしているとできない」とかは聞きますよね。
ダメージしているとできない、とかも聞きますよね。
しかし、黒染めや白髪染めでなくとも、大半のカラー剤は大なり小なり残留します。
白は色味が全くない一番明るい状態なので、少しでも残留すると白にはなりません。
言わずもがな、ブリーチはどれだけダメージを抑えてもやはりパワーの強い薬剤なので、ダメージが進行していると、白になる前に髪の毛が耐えられなくなってしまいます。
そういった、ホワイトヘアにするための最低条件と何故出来なくなってしまうのかについてはこちらの記事に纏めております。
ホワイトヘアにしたいという方は必ずご覧ください。
で、ここまでが枕。
漸く本題です。
純白を通り越した、青を感じる冷たいホワイトヘア
ホワイトヘアと言えば…、
こういう純白をイメージされる方が多いかと思います。
確かに、純白であるリアルホワイツは1つしかありません。
しかし”白系統のお色”となれば、沢山の表現ができます。
こちらのサイトとか、わかりやすいです。
このような感じで一口に白と言っても、純白から少しズラした色表現ができます。
その中でも、今回ご紹介するのは…、
こういう、少し青みを感じるホワイト。
白を通り越して青に振れたホワイトは、純白よりも冷たい印象を受けることから”アイシーホワイト”と呼ばれています。
こういう少し青みに振れたホワイトを作る場合、どうしても黄色味が少しでも残っていると濁ってしまうため…、
これくらいの、僕が普段ホワイトヘアにしているときに作っているベースよりも僅かに明るいところまで、ブリーチで明るくする必要があります。
ただ、その領域まで明るくすると、どうしてもダメージレベルがかなり進行してしまいます。
明るさ的には僅かな差なのですが、ダメージレベルで見るとかなり変わってきます。
なのでこういう青みに振れたホワイトを作る時は、根元は僅かに甘めにして、次のリタッチの時に切れ毛になるリスクを軽減しています。
根元は僕が普段ホワイトヘアを作る時の明るさ、中間から毛先はそれよりも僅かに明るくして。
そこに、紫シャンプーの中でも青が強いものをベースに調合した紫シャンプーを使用することで、
このようなアイシーホワイトにしています。
青さの加減で…
先ほどの方よりも僅かに青さを抑え、ホワイトに近づけてあげると…、
このようなシルバーっぽいホワイトにしてあげることができます。
逆に、もう少ししっかり青味を出すと…、
このような感じで、かなり水色っぽいようなスノーホワイトよりも少し青味が強い感じにできます。
青を感じる白の中でも更に色々な色表現ができ、好みに合わせて作ることができるのも楽しさの一つです。
メニュー:ホワイト・ブロンド(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:6h
といった感じで。
ホワイトヘアの中でも、純白は勿論、少し暖かみのあるホワイトブロンドや今回のようなアイシーホワイト、紫みやピンクみに振ったものまで色々な表現ができます。
僕にお任せ頂ければ、ヴァージンヘアであることが最低条件になりますが、ブリーチする前と変わらない艶と指通りを維持したまま、好みによって色々な白に出来るので是非ご相談ください。
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