僕の元に来て下さるお客様方はこう、ユニークなオーダーの仕方をされる方が少なからずいらっしゃいます。
「こんなオーダーで申し訳ない…。」的なことを仰る方もいらっしゃるのですけれど、良いんです。
”何か自分でも言葉に出来ないこういう感じ”みたいなものを汲み取って抽象化することは僕らの仕事の一端であり、そこがこの仕事の楽しさだと思うので。
オーダー:期末試験が終わりました!
良いですか?これで良いんです。
これだけあれば十分なんです、美容師へのオーダーというものは。
もうね、この一言に全てが詰まっていますから。
むしろこれ以上を聞くなんて野暮ってもんです。
「そうなんですね〜!お疲れ様でした!…で、お色どうします?」
なんて聞いた日には、どんなに良い仕上がりをご提供しても口コミで☆1を付け「わざわざ髪色をどうするか聞いて来ました。」と書かれてしまうでしょう。
ですから、我々は鍛えなければならないわけです。
その目を、耳を。
お客様が放った全てを見、聞き逃さないように。
また、それと同じくらい大切な事が、王道やテンプレと呼ばれるものと、そこからの外しのパターンを増やし整理しておくこと。
これは決してスタイルや技法だけの話ではなく、お客様の嗜好や思考も含めて。
こういう系統の方は概ねこうとか、ざっくりとした分類をきちんとしておく。
よく「お客様一人一人ときちんと向き合いましょう」なんて綺麗な事を言いますけれど、その大前提である系統的なものを把握もせずに一人一人の機微とかそういうのを一々理解しようとしても、ただただ「人間ってわっかんね」ってなるだけですからね。
って、ここまで書いたものの、このテンションで書き続けるのしんどくなってきたのでやめますね。
はい、こうです。
可愛かろう。
オーダーからテーマを汲み取る
今回は僕のオーダー方法で言うところの完全お任せでした。
でまあ、完全お任せなんて言っておりますけれど、別に問答無用ってわけじゃないんですよ。
だって、可愛いの定義って人それぞれじゃないですか。
なので新規のお客様であればある程度好みをお聞きしますし、僕が雑談多めなのもその方がどういうカルチャーで生きて来た方なのかというスタイルを作る上での最重要情報を得るためで。
顧客様であればある程度解っていたりするので、「試験終わった!」って言葉だけでもう十分なんですけどね。
でまあ、見ての通りのテーマになったわけです。
ちょっとだけスタイル解説
こっちの角度の方がわかりやすいですが、細かく色んな色が入っていますよね。
こういう多色使いをする時に様々な方法があるのですが、
この時はこういう感じで、縦のボーダーと横のボーダーの層を交互に作りました。
こうすることで、縦のボーダーの部分はそれぞれの色が大きく出て、横のボーダー部分は細かく色が混ざり合う見え方をしてくれて、沢山入っているけれどそれぞれの色もわかる仕上がりになってくれます。
とまあ、そんな感じで。
オーダーは別に色を指定したり画像をお見せ頂いたりしなくてもいいので、気分とか近況をお伝え頂ければそれに合わせていい具合にするので、気軽にご相談下さいませね。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
初めて僕のブログをご覧下さった方は必ずこちらのページを御一読下さい。
・Hanaカラーについて
・ホワイトヘアにするための条件
・何故1回のブリーチで白く出来るのか
・そもそもホワイトブリーチやケアブリーチって?
・どれくらいダメージするの?
・ブリーチってやっぱり染みて痛いものなの?
・どういう方に来て頂きたいか
といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。
これらの記事をお読み頂いた上、日々のブログ・スタイルページ・インスタグラムなどをご覧頂き、【僕の理念やデザインに共感頂けた方】は是非、記事の一番下のLINEオフィシャルアカウントから、友達追加の上ご連絡ください。
LINEでのご予約手順はこちら
Twitterはこちら
Instagramはこちら
Al Chem オンラインショップはこちら
コメント