そろそろ、そういう季節ですね。
僕の人生初カラーはまあ、うん。ね。
10年以上前ですからね。そこはもう、ね。
その前に前提確認
完全なヴァージンヘアなら
完全なヴァージンヘアというのはつまり
・ヘアカラーをヘアカラーを一切していない
・パーマや縮毛矯正をしていない
・酸熱トリートメント等のアイロンを使うトリートメントをしていない
・普段アイロンをしないor120度以下の低温でしかしない
・美容室等でカットをしてもらった際のブローで熱を当て過ぎていない
という状態です。
この状態であれば、どんなお色も概ね問題なく出来ることが大半です。
こちらの記事でご紹介しているように、ホワイトヘアだってヴァージンヘアからであればブリーチ1回で作れます。
但し、正直この完全なヴァージンヘアの状態という方は殆ど居ないと思います。
というのも、特に美容室でのブローは大抵するでしょうから、多くの方が大なり小なり熱の影響を受けていると思われます。
加えて、ホワイトヘアを目指す場合ヴァージンヘアは最低条件ですので、そこから初めて元々の髪質がどうであるかという話になります。
この「髪質が」というのは、「髪質によって出来ない」ということは滅多にありませんが、「髪質的にホワイトまで明るくしてしまうと綺麗に見えなくなってしまう」ということも多々あります。
そういった場合は無理に純白を目指さず出来る範囲内でのお色にするか、綺麗を捨てて格好いいを目指すかの二択になります。
逆に、ホワイト以外のお色であれば大抵なんでも出来ますので、純白が異様に高難易度なだけなのでご安心ください。
熱の影響がある場合
先程の記事に殆ど答えが書いてあるのですが、ブリーチをする上で熱の影響は非常に大きいです。
ホワイトを目指すのは非常に難しいです。
「何かの間違いで奇跡的に綺麗にしかも大したダメージもなく明るくなったりしない限り純白はおろか白っぽいもかなり厳しい」というのが現実です。
これは、「無理をすれば明るくなりきる」という話ではなく「無理をしても明るくならない上、非常に大きいダメージだけはする」ということです。
加えて、熱変性してしまっている髪の毛は寒色系のお色が入り過ぎてしまいやすく、青にするつもりが殆ど黒みたいになってしまうなんてこともあります。
実際、真っ黒になる程入り過ぎてしまうことは滅多にないですが、熱の影響が大きいというのはそういうこともあり得る、ということはご理解下さい。
パーマの履歴がある場合
デジタルパーマを除く、いわゆる普通のパーマの履歴がある場合は、純粋にダメージがどの程度進行しているか次第になります。
その為、ヴァージンヘアの状態からのブリーチ同様にホワイトまで明るくしてしまうと綺麗に見えなくなってしまうということはあっても、明るくならないということは殆どないので、ホワイト以外のお色であれば大抵そう大きな問題もなく出来ることが多いです。
前提まとめ
・ヴァージンヘアなら
元々の髪質次第だけど、概ね何でも出来ることが多い
・熱の影響があった場合
ホワイトやホワイト領域のベースは難しい
寒色系は暗くなりやすい
・パーマの履歴がある場合
ダメージ度合い次第で白く出来ることもある
ヴァージンヘア同様、概ねどのようなお色も出来ることが多い
・全般的に言えること
ブリーチしてみないとわからん
初カラー、何する??
で、やっと本題です。
長かったですね。
きっと目次からここまで飛ばした人も多いでしょう。
わかります。僕でもそうします。
でもまあ、大事なことなのでここから先を読んだ後にでも読み返してくれたら嬉しいな。
アフィとかしてないから、なんぼ読んでもらっても僕に利益は無いけれど、知ってもらえたらきっと君には有益だと思うのでね。
閑話休題
というわけで、ざっくりタイプ別におすすめの初カラーのお色についてです。
ホワイトヘアにしてみたい気持ちが少しでもある方
もうこれはホワイトヘア一択です。
ホワイトヘア乃至、綺麗な抜きっぱなしブロンドとか、そういうブリーチの極地みたいなお色にしたい方は初手からいきましょう。
というのも、前述の通りこういったお色は最低条件がヴァージンヘアであることです。
今もしあなたがヴァージンヘアなのであれば今が好機です。
「最初っから明るすぎるのは…」わかる、わかるよ。勇気出ないよね。
けどそう言ってカラーを挟んだら、それが残留して出来なくなる恐れもあるんだよ?
いいかい?今あなたが置かれている状況は限りなく脈アリに近い相手に対して、好きだけど一歩踏み出せばいける確率が非常に高い状況なんだ。
そうやってウジウジしている間に他のやつにかっさわれてしまってもいいのかい?
だったらそう、今ここでその一歩をふm…、何を言っているんだ俺は。
ホワイト以外の鮮やか・暗めな派手髪にしたい方
ホワイトやブロンドにしたいというわけではないけれどハイトーンや派手髪にしたいという方は、正直何でもいいと思います。
よく「赤系は残りやすくて青系はすぐに色落ちしてしまう」なんて言いますけれど、あれ大嘘ですからね。
赤系でも落ちやすい染料もありますし、青系でもずっと残る染料もあります。
また、仮に残ってしまったとしても補色による打ち消し等をうまく使えばニュートラルな状態に近いところには戻せます。
なので、ダメージにだけ注意して好きなお色を好きに楽しんで頂いて良いと僕は思います。
ブリーチ無しのナチュラル系にしたい方
ブリーチすることはないのであれば、何しても良いと思います。
但し、あまり暗すぎるお色をブリーチせずに乗せた場合、どうしても残留してしまいやすく、「少し明るくしようかな」となった時にブリーチが必須になってきます。
とはいえ、ホワイトヘアに比べれば全然リスクもハードルも低いので、それこそ本当に好きなお色にすれば良いと思います。
余談
ここまで書いておいて言うのも何ですが、別に僕はホワイトヘア推しというわけではないです。
ヘアカラー全般、何でもどのようなお色でも好きですから。
ただ、僕がどうにか出来るのは僕がしたことの範囲内で、お客様ご自身が「白にはしたいけど最初は勇気が出なくて」という選択をされた事に対しては、なるべく明るくなるように頑張るけれど無理なものは無理だから無理なのでどうしようもないことが多々あります。
ですから、僕が出来ることはリスクの提示くらいなもので、その後何を選択されるかはそのお客様の責任です。
なので、やりたいことはやれるうちにやりましょう。
環境や状況的に出来ないなら、出来る状況を整えてそれまで少しだけ我慢しましょう。
髪の毛なんて染めなくたって問題もなければ死にもしないのを、わざわざ染めるんですから、自分が一番やりたいことを優先しましょ。
中途半端に髪の毛いじって、「あの時やらなければ…」と後悔するのは勿体無いです。
特にそれが学生さんで、学生の間しか髪の毛を自由に出来ない可能性が高いのであれば尚更。
初カラーおすすめまとめ
とまあ、長くなりましたが。
簡単にまとめると
・ホワイトやブロンドにしたいなら初手でいこう
・それ以外のハイトーンや派手髪は好きな色にしたら良いさ
・ナチュラル系にするなら、最初から暗めのお色だと後々明るくしたくなった時にブリーチ必須になることを忘れずに
ということです。
何でしょうね。こんな3行でまとめられるような内容を長々と書いてしまう自分の文章力の無さに泣けてきますね。
兎にも角にも、3月4月は初カラーをされる方が増える時期ですが、少しでも後悔のない選択をして頂けたらと思います。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
初めて僕のブログをご覧下さった方は必ずこちらのページを御一読下さい。
・Hanaカラーについて
・ホワイトヘアにするための条件
・何故1回のブリーチで白く出来るのか
・そもそもホワイトブリーチやケアブリーチって?
・どれくらいダメージするの?
・ブリーチってやっぱり染みて痛いものなの?
・どういう方に来て頂きたいか
といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。
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