普段僕が作らせて頂いているようなカラーを作るための根幹となるのは、何を差し置いても先ずはブリーチ技術。
ブリーチがキチンと出来なければ綺麗な髪色は作れませんし、綺麗な髪色を狙った通りに作れなければ楽しい髪色には出来ません。
ですから、何を差し置いても大事なのはブリーチ技術。
何度も同じような記事を書いておりますが、それくらい大切な技術なので初めて僕のブログをご覧頂いた方は勿論、いつもご来店下さってる方も再確認的な意味でお読み頂けたらと思います。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
初めて僕のブログをご覧下さった方は必ずこちらのページを御一読下さい。
・Hanaのブリーチ技術について
・ホワイトヘアにするための条件
・何故1回のブリーチで白く出来るのか
・そもそもホワイトブリーチやケアブリーチって?
・どれくらいダメージするの?
・ブリーチってやっぱり染みて痛いものなの?
といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。
これらの記事をお読み頂いた上、日々のブログ・スタイルページ・インスタグラムなどをご覧頂き、【僕の理念や作るスタイルに共感頂けた方】は是非、記事の一番下のLINEオフィシャルアカウントから、友達追加の上ご連絡ください。
LINEでのご予約手順はこちら
Twitterはこちら
Instagramはこちら
チダハナラヂオはこちら
Al Chem オンラインショップはこちら
ヴァージンヘア(黒髪)からブリーチ1回でホワイトヘア
純白のホワイトヘアにしたいとなったら、大体の場合
「黒髪から白にしたかったらブリーチ3〜4回必要だよ」
と言われたり、そういった内容の記事を見かけますよね。
ですが、ブリーチに対する理解とキチンとした技術があり、ある一定の条件を満たしてさえいれば黒髪からでも1回のブリーチでホワイトヘアに出来ます。
その方法や理由、条件について早速…。
ビフォーとホワイトヘアにするための最低条件
こちらがビフォー。
カラー、パーマ、縮毛矯正の履歴は一切なく、普段あまりアイロンを使わない綺麗な黒髪です。
ザ・黒髪って感じですよね。
「この状態から本当に1回でホワイトにできるの??」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、むしろこの何の履歴もない状態こそ、ホワイトヘアにする最高の状態です。
その詳しい理由はこちらの記事に纏めております。
純白が純潔の象徴であるように、ホワイトヘアにするためには髪の毛に何もされていない状態であることが必須になります。
ですから、カラー・パーマ・縮毛矯正は勿論のこと、普段のアイロンやドライヤーの熱にすら気を使い、可能な限り何もしていない必要があるのです。
滲みない・痛くない・ダメージレスなホワイトブリーチ
ホワイトヘアにするための最低条件を踏まえた上で、この黒髪の状態から1回のブリーチで白まで持っていくには…、
これくらいブリーチ剤を塗っていきます。
最早”塗る”と言うよりも”盛る”というくらいの塗布量です。
何故これくらい塗布するのかと言うと…
こちらの記事で詳しく解説しておりますが、端的に言えば
ブリーチ剤は塗ったら塗った分だけ反応してくれる
からです。
塗布量が少なければ髪の毛を明るくするための材料が少ないわけですから、当然あまり明るくなりません。
なので、僕がブリーチをする時はびっくりするような塗布量で、髪の毛を全て包み込む塩釜のような状態まで盛っていきます。
こんなに塗って痛くないの??
この塗布量を見ると、多くの方は
「こんなにブリーチ剤を塗って、頭皮が滲みたり痛かったりしないの??」
と思われるかもしれません。
ですが、上の画像の根元の方をよく見て頂くと分かる通り、お顔周りを除いた根元付近にはあまりブリーチ剤を塗っていません。
これは他のお客様の画像ですが、このように頭皮ギリギリ付けないように塗布をしているため、1mmにも満たない長さだけ黒を残します。
この頭皮にギリギリ付かないように塗布する方法を”ゼロテク”と呼びます。
僕はこのゼロテクと、反応が非常に穏やかなブリーチ剤を使うことで、滲みない・痛くないホワイトブリーチを実現しています。
その詳しい原理や理由、何故滲みたり痛くなったりするのかの理由についてはこちらの記事に纏めているので是非ご覧ください。
こんなに塗ってダメージ凄くないの??
また、この塗布量を見ると
「こんなにブリーチ剤沢山塗ったら、その分凄くダメージしそう…。」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、多くの方が考える・感じる”ダメージ”は、実際にはブリーチ剤自体によるものと塗り方によるものが半々だと僕は考えます。
ブリーチ剤自体によるダメージは
・乾きにくくなる
・パサつく
・毛が細く柔らかくなった感じがする
この3つ。
逆に、多くの方がダメージしたと感じる要素である
・絡まる、指通りが悪くなる
・切れ毛
・枝毛
といった所謂ダメージというのはブリーチ剤による影響よりも塗り方による影響が大きいです。
1回ブリーチと複数回のブリーチ、どっちが傷む??
ブリーチ剤を沢山塗る≠その分ダメージするとも限りません。
むしろ少ない塗布量で何回もブリーチする方が、圧倒的にダメージしてしまうと僕は考えます。
何回も塗って流してまた塗ってを繰り返すということは、何度も塗布をするのでその分物理的負荷がかかります。
更に、一度流してしまうと髪の毛の状態がリセットされるわけですから、一度塗ったブリーチを流して再塗布するとまたパワーの強い薬剤を塗布する必要がありその分薬剤によるダメージも増してしまいます。
先ほどご紹介したこちらの記事で書いておりますが、1回のブリーチでホワイトに持っていく方法であれば、パワーの強い薬剤が必要になるのは最初だけで、そこからどんどんパワーを下げていくことができます。
例えば100%のパワーの薬剤を使うとして、
・複数回ブリーチをしてホワイトヘアにする場合
100%→放置→流す→100%→放置→流す→100%…
となります。
しかし、僕が行っているホワイトブリーチは塗布量を多くすることで1回目の塗布でしっかり明るくできるようにするため、
・Hanaのホワイトブリーチ
100%→放置→20%〜50%で追加塗布→放置→流す
というイメージです。
実際何度も検証をしましたが、矢張り1回で明るく仕切る方が圧倒的にダメージが少なく済みます。
詳しくはこちらの記事に纏めております。
勿論、様々な考え方があるので複数回に分けてブリーチをすること自体を否定するつもりはありません。
あくまで”僕は”、複数回ブリーチするよりも1回のブリーチでホワイト領域まで持っていく方がダメージが少なく済むと考えます。
1回のブリーチでここまで明るくなる
で、話を戻して…。
この黒髪の状態から、
これくらいしっかり薬剤を塗布し、一旦塗ってあるブリーチ剤の反応が終わっているものだけを削ぎ落とします。
そこから、シャンプーをせずにそのままもう一押しをするための非常に弱い薬剤を塗布して放置したら…、
ここまで明るくなります。
まだ僅かに黄色味を感じますが、これが僕がよく言うホワイト領域のベースになります。
紫シャンプーで黄色味飛ばして完成
このホワイト領域のベースができたら、あとは僅かに残る黄色味を飛ばせばいいので、紫シャンプーを塗って少し時間を置いたら…、
こんな感じになってくれます。
次のリタッチで切れ毛を少なくするために…
で、ここからずっとリタッチはせずに伸ばしていくと言うのであれば、根元の方からしっかり明るくしきってしまって良いと思います。
しかしブリーチのリタッチ、特にホワイト領域のリタッチとなると、どうしたって多少の切れ毛は避けられない部分もあります。
勿論、可能な限り切れ毛を少なくリタッチするために日々精進しているわけですが…。
根元から真っ白にできる状態を作ってしまうと次にリタッチする時に、境界線の先が直ぐにホワイト領域になってしまうわけです。
すると、塗布の仕方は勿論のこと、薬剤の反応の影響でほんの僅かに境界線をはみでただけで切れ毛になってしまいます。
僕は普段リタッチをさせて頂く中で、このような工夫をしているのですが、これらに加えてホワイト領域の場合、
こちらを見て分かるかもしれませんが、根元にほんの少しだけ明るくし切らない部分を残します。
ほんの僅かな差なのですが、これが残っているだけで次のリタッチをするときの切れ毛になる可能性をグッと減らすことができます。
どんなに綺麗な髪色になっても、切れ毛で短い毛がホワホワ出てきてしまっていたら、それは綺麗な状態とは言えませんよね。
なので僕はこのような処置を取らせて頂いております。
メニュー:ホワイト・ブロンド(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:5h
といった感じで。
ホワイトブリーチに関する記事は何度も書いているのですが…。
それくらい、知って頂きたい内容になっています。
その他のホワイトブリーチに纏わる記事はこちらのカテゴリに纏めておりますので、ホワイトブリーチをご希望の方は是非ご覧ください。
コメント