日の出とか夕暮れの空をイメージしたインナーカラーグラデーション

今期何観てますか?ヨルクラ観てますか?ヨルクラはいいぞ。

 

夜のクラゲは泳げない
2024年4月6日(土)よりTOKYO MX、関西テレビ、BS11ほかにて放送開始

 

 

 

閑話休題

 

「マジックアワーというか夕方とか朝方の空をイメージしたインナーカラーにしたい!」

 

っていうオーダーを頂いたって話です。

 

 

 

 

こうね。

 

所謂マジックアワーの空って大体こんな感じだと思うのですけれど、なんとなく感覚的に夕暮れよりも日の出の方がオレンジが柔らかいイメージがあります。

気のせいかもしれませんけれどね。

 

ただ、こういう「気のせい」って強ち馬鹿にできないと言いますか。

寧ろ概念的な色を髪の毛に落とし込む時こそ、そういう部分が結構重要になると思っています。

というか、僕が大事にしたいと思っている事、って感じですね。

 

多くの人がそうだと思うのですけれど、自分の好きなことや興味のあることに関しては、他人から見たら大差ないことでも凄く大きな違いがあるものじゃないですか。

だからこそ、「好きを髪色にしようぜ!」って言っている僕が、そこを蔑ろにすることは出来ないんですよね。

なので、こういったテーマのお題の時は、カウンセリングでお聞きしています。

 

 

 

 

 

 

で、まあ。今回は「どっちという明確なイメージはなくて、なんとなくそういう雰囲気でHanaさんにお任せしたいです。」ってことでね。

…うん。そういうこともあるよね。

良いんだよ、そういうのも。

皆んなが皆んな滅茶苦茶な拘りあるわけじゃないものね。

寧ろそこで「お任せ」って言って頂けるのはありがたいことだからね。

 

 

 

マジックアワーな髪色の作り方

 

ってわけで、久し振りにちゃんとプロセス。

 

 

ビフォア

 

 

ビフォアは大体ヴァージンヘア。

毛先はもしかしたらアイロンの熱の影響とかがあるかもだけど、カラーやパーマといった施術はしていない状態。

 

 

 

 

 

ブリーチ

 

 

で、ブリーチ1回でこう。

ありがとうウエラ。ワンパン18レベルオーバー余裕ですわ。

 

 

 

 

 

オンカラー(ベースメイク)

 

 

で、ベースメイク。

最終的なイメージとしては

深く暗い青〜深い青紫〜紫〜ピンク〜橙

というカラーグラデーション。

 

このカラーグラデーションを作ること自体は、マニックパニック等のカラートリートメント類単体でも、所謂普通のカラー剤であるアルカリカラー単体でも出来るにはできます。

ただ、カラートリートメント類だけだと色に深みを持たせることが難しく、アルカリカラー単体だと深すぎてしまったり掠れの表現が難しかったりと一長一短です。

なので、手間はかかりますが一度アルカリカラーで色の深さを作るベースメイクをして、

 

 

 

オンカラー(ファイナルティント)

 

 

こうです。

 

上から青、青紫、紫、ピンク、オレンジ。

ショッキングブルー、ライラックとデッドリーナイトシェイドを混ぜたやつ、フルールドゥマル、サイケデリックサンセットとドリームサイクル混ぜたやつ。

 

ところでマニパニのクリームトーンズ廃盤ですってね。

僕は愛用してたんですけどね。僕は。

全国的には全然売れてなかったらしいですよ。

あんなに色に柔らかさ持たせるのに便利な塩基性カラー中々ないのに…。

 

 

 

 

流して仕上げて、こう

 

 

流した。

 

 

 

 

 

 

乾かした。

 

って感じです。

 

見た通りなので特に補足はないのですけれど、強いていうとこの掠れて白っぽくなってるの、良いっすよね。

塗り潰さないこういう色表現、個人的に大好きなやつです。

 

 

 

 

 

 

 

料金:¥22,000

所要時間:フルブリーチの場合5〜6時間、リタッチの場合3〜4時間

 

 

といった感じで。

空って時間もそうですし時期によっても色合いが変わって楽しいですよね。

オーロラとかも空といえば空ですし。

そういった髪色以外のものをテーマにしたオーダーこそ、是非お任せくださいませね。

 

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