血みたいに深い赤のインナーカラーを作った話

 

赤髪と一口に言っても色々な赤がありますからね。

 

ところで僕のPCの予測変換君、何で「あか」って打つと「赤」より先に「垢」を出してくるんだい?

これは仕事のブログだよ?

 

 

 

血みたいに赤い深い赤のインナーカラーの作り方

 

「そんなの暗いカラー剤で染めればできるんじゃないの」

そう思いますよね。

 

実際、確かに出来ます。

…出来るのですが、

 

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こちらの記事で書いたように、暗く染まるカラー剤は、ものによっては非常に強く残留してしまい、色落ちしても茶色みが残ってしまうことがあります。

 

ましてやそれが、血みたいに赤黒い赤なんてなると、かなり暗いカラー剤を使う必要があるため、次回以降への影響が大きくなってしまいます。

 

 

コツは”暗さ”の作り方

 

で、大切になるのが暗さの作り方

 

先に書いたように、”ものによっては”非常に強い残留をするので、裏を返せば残留しにくくて暗く出来るカラー剤を使えばいいという話なわけです。

ただ、その場合どうしても赤くすること、且つ彩度を高くすることができなくなってしまいます。

なのでこういった場合は暗くすること鮮やかな色味を付けることを分けた、2段階のカラーをする必要があります。

 

 

具体的には、

 

 

 

インナーのブリーチ後、一旦暗いグレーで染めて。

…いや、染めてあるんですよこれ。

ちゃんとこめかみあたりから下はブリーチしてグレー、それより上は地毛の状態です。

パッと見分かりづらいかもしれませんが、分かりづらいくらい明るさが揃っている状態とも言えます。

…ですから本当に染めてるんですって。

 

 

で、

 

 

 

 

ここに強強な真っ赤な赤を乗せて、こうです。

 

 

 

 

 

料金:¥22,000

所要時間:フルブリーチの場合5〜6時間、リタッチの場合3〜4時間

 

ザ・深紅な赤です。

しっかりと暗くて、でもしっかりと鮮やか。

こういったお色味は、ちょっと手間でも明度と彩度を分けて作る方が綺麗に作れます。

 

勿論、不必要に手間をかけることは無駄でしかありませんけれど、かけるべき手間をかけるからこそ作れるお色があると思います。

このように、ちょっとしたニュアンスを汲み取ること、それを再現することに関してはちょっとだけ得意なので、是非ご相談下さい。

 

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