髪色のデザインを考えるときは、よく動植物や風景や絵などを元に考えたりすることが多いです。
他の美容師さんが作られた髪色を真似して作るということは殆どありません。
ですが、僕が敬愛する美容師さんのデザインはあります。
今日はそんな、ずっとやりたかった敬愛する美容師さんのデザインをイメージしたスタイルです。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
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オーダー、サイケデリック
というわけで今回のオーダー。
「最高にハイなサイケデリックヘアにして!」
です。
もうね、サイケデリックってさ。
概念とかそういうアレじゃないですか。
一応、サイケデリックをちゃんと説明すると…、
サイケデリック(形容詞 psychedelic)、サイケデリア(名詞 psychedelia)は、LSDなどの幻覚剤によってもたらされる心理的感覚や様々な幻覚、極彩色のぐるぐる渦巻くイメージ(またはペイズリー模様)によって特徴づけられる視覚・聴覚の感覚の形容表現である。しばしばサイケと略される。
ですって。オーコワイコワイ。
だからそう、当然本物を見たことも感じたこともない僕は、それっぽいイメージを作るしかないわけで。
とりあえずサイケデリックっぽい感じをイメージしたときに一番最初に思いつくのは…、
こういう、極彩色でグルグルしているような感じ。
で、思いついたのが、僕のブログでも度々登場している熊谷のボス、YSOさんのデザイン。
このポストの配色、ずっとやりたかったんですよ。
なので、やろうかなと。
ビフォア
先ずはビフォア。
襟足に黄色が残っていて、それ以外は概ねホワイトっぽい感じになってくれています。
この黄色は前回の…、
こちらの桜並木の黄緑。
思いの外、黄色が残ってビックリ。
いやまあ、残りやすいのは知っていたけれど、意外に残るもんだなぁって。
閑話休題
とりあえず約3ヶ月くらい伸びていたので、丁寧にリタッチをして…。
ベースメイク
今回はこんな感じにベースメイクです。
表面の被さる毛と、インナー部分は青紫に。
サンドイッチされる部分はほぼ抜きっぱなしの状態。
この抜きっぱなしの部分に、サイケデリックのメインを作っていきます。
オンカラー
こうです。
正直に言います。
死ぬほど面倒くさかった…orz
というのもね、僕は心配症だから、細かく細かくスライス(毛束)を取って塗っていくんですよ。
でね、これをちゃんと、仕上がりを考えながら作るのってそれだけでも大変でね、塗るのにこの部分だけで1時間近くかかってしまったわけですよ…。
オーダーがあった時点でこれをやろうとは思っていたのだけれど、ここまで大変だとは思わなかったよ…。
ちなみに内側は、中段より上を際立たせるために、限りなく黒に近い紫にしています。
で、表面はシンプルに青と紫で。
流すとこう
こんな感じ。
もうこの時点でサイケみが強いです。
Hana式サイケデリックカラー
で、カットして仕上がったのがこう…。
先ずはお顔側から。
表面はこんな感じで、シンプルに青と紫が交互に入っています。
表面の青と紫からチラリと除く極彩色…。
内側はさっきの濡れている状態の通り、こんな感じの斜めに色が並んでいる状態。
内側を黒っぽい紫にしているので、よりこのサイケ部分が強調されています。
こんな感じで、チラッと見えるのが良いですよね。
メニュー:Hanaカラー_full(¥25,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)+ハルカカット(¥6,600)
所要時間:8h
と言った感じで。
普段のスタイルよりもずっと時間がかかってしまうのですが、その分いつも作らせて頂いているデザイン以上に楽しいものにできます。
どうしてもこういったデザインは時間がかかってしまうので、前後の予定や終電に気をつけて、必要であれば軽食等をお持ち頂いても構いません。
僕も気合入れて作るので、気合入れて来てください。
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