黒染め履歴があっても綺麗で明るい色落ちにするためには

 

ブリーチをちゃんとすることが大切です、っていう結論に行き着きます。

 

まー、誤魔化そうと思えばいくらでも誤魔化せるんですけどね。

いや、誤魔化すという言い方には語弊がありますね。

ただまあ、正直に言えば誤魔化すとしか言えないので、僕がお客様にそういった方法を取るときは正直に誤魔化してますとお伝えしています。

 

が、今回は誤魔化さない方法の話です。

 

 

黒染めしてました!ナチュラルの範囲で明るくしたいです!

 

というオーダーでした。

これが「ホワイトにしたいです!」だったらごめんね案件でしたが、ナチュラルの範囲内で明るくしたいってことであれば、ダメージレベルだけを考えれば良いので比較的何とでもなりやすいです。

…絶対どうにかなる、とは言えないことだけはご了承くださいませね。

 

 

まずはジャブ

 

でまあ安定のビフォア撮り忘れなのですが、1年ちょっと前に黒染めをされたとのことだったので、とりあえず軽くジャブ的なブリーチ。

巷では「レントゲンブリーチ」とか言うらしいですね。

レントゲンって言いながら実際ブリーチしているとはこれ如何に…、と思わなくはないですが、良いんです。何となく雰囲気が伝わればそれで。

 

閑話休題

 

 

というわけで一旦弱々ブリーチで炙り出し。

毛先の方が特に明るくなっていないのがわかりますよね。

 

 

 

これが黒染めの残留です。

 

 

ここから出来る選択肢

 

で、今回のメインテーマ、ここからどうすれば明るく綺麗な色落ちを作れるのか。

 

正直な話、染めたての状態を綺麗にするだけであれば

 

 

 

毛先が明るさの最大値になるように青で囲った部分を暗く設定すれば、染めたても色落ちも均一乃至は根本から毛先に向かって徐々に明るくなる自然なグラデーションにできます。

が、毛先の明るさが全体の明るさの最大値になります。

つまり、染めたては勿論、色落ちしてもあまり明るくならないということ。

 

 

ブリーチで作る明るさが、染めたて/色落ちの明るさの最大値

 

厳密に言えば「そうとも限らない」のですが、基本的にはこれです。

 

そうとも限らないの例としては、黄色と白ってどちらが明るく見えますか?的な話とか、カラー剤の中でも多少削れるカラー剤を使った場合とか、まあ例外も多々あるわけです。

が、基本的にはブリーチした時の明るさが明度の最大値と心に留めておいてもらえればと。

 

 

ブリーチでしっかり均一化

 

なので、

 

 

 

この状態からもう一踏ん張りします。

毛先を中心に、微妙に明るさが揃っていない部分を修正しつつ…、

 

 

 

 

こう。

先ほどまでの残留が無くなった…、わけではないですが、少なくとも均一な状態に近付きましたよね。

 

ここで重要なのが、ホワイトを目指しているわけではないということ。

…まあこれだけホワイト領域の仕事ばかりしている僕が言うのもアレですが、別に真っ白まで明るくすることが全てではないですからね。

 

ブリーチをする上で避けられない、言わばコラテラルダメージは已むを得ないとはいえ、ダメージが少ないに越したことはありませんし、最終的に着地したいお色によっては過剰なブリーチは避けなければなりません。

今回はあくまでも、ナチュラルの中でのハイトーン。

だとするならば、赤みが薄まる程度には明るくするけれど黄色味はしっかり残し、カラー剤で補正をするというやり方が最適です。

 

なので、ここから程々に嫌な赤み黄色味を抑えられ、しっかり色落ちする調合のカラー剤を塗って…、

 

 

完成

 

 

こう。

まあ、茶色です。

染めたてはしっかり茶色です。

 

が、肩の辺りを見てもらうとわかると思いますが、ブリーチしたからこその透明感が出ていますよね。

根本の方は色落ち時に変に明るくならないように多少暗めに設定しているのですが、そちらも変に残りすぎない程度に留めています。

 

 

 

 

料金:¥22,000

所要時間:フルブリーチの場合5〜6時間、リタッチの場合3〜4時間

 

 

 

ナチュラルの範囲内でのハイトーン、ブリーチであれば、黒染め履歴も危なげなく均一な状態にはできます。

無理はしない、でも目指すべき到達点にはキッチリ寄せる。

勿論、現実的に無理な時は無理ですが、黒染めされていた事を理由にお断りすることはありません。

仮にこれがホワイト領域が必要なお色であったとしても、出来ることは考えさせて頂きますので、先ずはご相談下さい。

 

 

 

 

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