僕のお客様の半分くらいは学生さんが占めますが、学生さんの多くは既に就職し働いている社会人の方と違い、髪色の自由が確約されていませんよね。
既に働いていて僕が普段させて頂いているようなカラーがOKなのであれば、基本的にこれからも問題なくカラーができます。
しかし学生さんの場合、例えば大学生の方でしたら、1〜2年生の間は何の問題も無く髪色を好きにできても、3年生の夏頃からインターン等が始まり、4年生になる頃には就活、早い子で夏頃までには、遅い子だと秋とか下手したら卒業ギリギリまでかかったりしますよね。
今日はそういった好きな髪色にできる期間が限られている方に知って頂きたい、綺麗に好きな髪色にするための期間のお話です。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
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大学生が好きな髪色にしていられる期間
とか言いつつ、僕は大学に行けるほどの頭は無かったので行ってないのですけれども…w
僕のお客様に多い大学生の子達から聞いた、大体の大学の4年間の流れを参考にさせてもらうと…、
大体こんな感じなのかな、と。
勿論、学校や学部等によってかなり変わってくるとは思いますが、ざっくり
1〜3年生の夏前くらいまでの間は比較的自由に髪色を楽しめて
3年生の夏頃からインターンやらが始まり、秋くらいまではそんな感じで
3年生の1月2月は絶妙な時期で…
3年生3月頃には早い子だと就活が始まり、4年生になると本格的に
就活が終わり次第、就職先次第ですがまた髪色を自由に楽しめる
みたいな感じなんですかね。
多くの子がインターンや就活直前まで髪色を楽しもうとする…
で、ですね。
大体の方って、可能な期間は少しでも髪色を自由に楽しもうとするので…、
こんな感じなわけですよ。
インターンがある人はインターンの直前までブリーチして好きに髪色を楽しんで。
インターンが始まったら黒染めして、終わったらまた明るくして。
就活が始まるとまた黒染め、終わったらまた明るくして…。
ってなるじゃないですか。
でも、それって、
美容師的目線だとこんな感じなんです。
勿論、インターンや就活で黒髪や暗くする必要があるのは仕方ありません。
しかし、黒染めして明るくしてを繰り返すとどうしても黒染めや暗いカラーの残留があったり、ダメージ度合い的にはそもそもブリーチが出来ず、好きなカラーに出来ない可能性が大いにあるわけです。
今でも多くのお仕事では、茶色くらいは良いけどブリーチはダメというところが多いですよね。
大学生のうちに少しでも髪色を楽しもうという気持ちもわかります。
ですが、だからと言ってその場凌ぎで暗くして明るくして、また暗くして…。
そうなると、就職直前最後の髪色の自由を楽しもうとしても好きに楽しめなくなってしまいます。
Hanaがオススメする1番綺麗に髪色を楽しむ方法
ですが、予めインターンや就活を見越して髪色を考えてあげれば、髪色を好きにできる期間を常に綺麗な状態で好きな髪色を楽しむことができます。
そのオススメの方法は…、
こんな感じです。
ちょっと文字が小さくて読みにくいかもしれないので文字で説明すると…。
耳が隠れるくらいのショートヘアの場合
・1年生
→特に何も考えず好きに髪色を楽しめます。
・2年生
→特に何も考えず好きに髪色を楽しめます。
・3年生
→3年生になったらリタッチをやめて地毛を伸ばしつつ、インターンが始まる直前まではブリーチしている部分で髪色を楽しみます。
インターンがある方はその時期に黒染めや地毛くらいの明るさにトーンダウンしますよね。
インターンが終わった後はまた明るくしたくなると思いますが、そこはグッと堪えて。
もし何かするのであれば、既にブリーチされている部分の色落ちを利用して楽しむか、就活シーズンに影響がない程度の範囲で楽しみましょう。
・4年生
→就活が始まればまた黒染めや地毛くらいの明るさにしなければならないわけですが、
ショートヘアの方の場合3年生の初めあたりから地毛を伸ばし始めていれば既にほぼヴァージンヘアや、ブリーチ部分が残っていても毛先だけになっているはずです。
なので、もしブリーチ部分がまだ残っていたらその部分だけを暗くします。
すると、就活が終わる頃にはまた綺麗なヴァージンヘアになっているので、好きに髪色を楽しめます。
肩につくくらいのミディアムヘアの場合
・1年生
→特に何も考えず好きに髪色を楽しめます。
・2年生
→秋頃までは好きに髪色を楽しめますが、11月頃からはリタッチをやめて地毛を伸ばし始め、既にブリーチされている部分でカラーを楽しみます。
・3年生
→変わらずリタッチはやめて地毛を伸ばしつつ、インターンが始まる直前まではブリーチしている部分で髪色を楽しみます。
インターンがある方はその時期に黒染めや地毛くらいの明るさにトーンダウンしますよね。
インターンが終わった後はまた明るくしたくなると思いますが、そこはグッと堪えて。
もし何かするのであれば、既にブリーチされている部分の色落ちを利用して楽しむか、就活シーズンに影響がない程度の範囲で楽しみましょう。
・4年生
→就活が始まればまた黒染めや地毛くらいの明るさにしなければならないわけですが、
ミディアムヘアの方の場合2年生の冬くらいから地毛を伸ばし始めていれば既にほぼヴァージンヘアや、ブリーチ部分が残っていても毛先だけになりますよね。
なので、もしブリーチ部分がまだ残っていたらその部分だけを暗くします。
すると、就活が終わる頃にはまた綺麗なヴァージンヘアになっているので、好きに髪色を楽しめます。
肩を超えるロングヘアの場合
ロングヘアの方の場合、バッサリ切っても良いか否かで変わってきます。
バッサリ切っても良い方の場合、どれくらいバッサリいっても良いか次第で変わりますが、ミディアムくらいまでならOKならミディアムの方を参考に、ショートにしても良い方ならショートの方のを参考にしてください。
絶対ロングヘアを維持したい場合は…、
・1年生
→絶対にロングヘアを維持したい方の場合、根元から毛先までヴァージンヘアに戻すには最低でも2年半以上の期間が必要になります。
なので、グラデーションカラーで楽しむかインナーカラーで楽しむ、もしくは全体ブリーチするなら春頃に1回だけにしましょう。
グラデーションカラーならカットで無くせますし、インナーカラーであればミディアムの方と同じ感じで考えられます。
全体ブリーチの場合も春頃に1回だけでそこから地毛を伸ばし始めれば、就活が終わりまた髪色を好きに出来る時に好きに楽しめます。
・2年生
→インナーカラーの場合秋頃まで楽しめます。
インナーカラーの場合は冬くらいからリタッチをやめて地毛を伸ばし始めます。
グラデーションの場合は3年生になるまでは楽しめます。
1年生の春に全体ブリーチをしていた場合は変わらずリタッチはせずに地毛を伸ばし続けます。
・3年生
→インナー、グラデーション、全体ブリーチ共通で、3年生になったらリタッチはせずに地毛を育てましょう。
インターンが始まったら暗くするわけですが、インターン後の時期は既にブリーチされている部分の色落ちを利用して楽しむか、就活シーズンに影響がない程度の範囲で楽しみましょう。
・4年生
→就活が始まればまた黒染めや地毛くらいの明るさにしなければならないわけですが、ロングヘアの方は
インナーカラーの場合2年生の冬くらいから、
グラデーションカラーの場合は3年生の初めから、
全体ブリーチを1年生の初めにしてもそれ以降はリタッチをしなければ、
地毛を伸ばし始めていれば既にほぼヴァージンヘアや、ブリーチ部分が残っていても毛先だけ。
になりますよね。
なので、もしブリーチ部分がまだ残っていたらその部分だけを暗くします。
すると、就活が終わる頃にはまた綺麗なヴァージンヘアになっているので、好きに髪色を楽しめます。
このスケジュールがオススメな理由と根拠
このような感じで、長さ次第でリタッチを止めるべきタイミングは変わります。
それぞれの長さに合ったタイミングでリタッチをやめて地毛を伸ばし始めてあげれば、就活が終わる頃にはまたほぼヴァージンヘアになってくれています。
そうすれば、就活が終わり次第好きに髪色を楽しむことができます。
これが、分かり切っているインターンや就活などのトーンダウンイベントに対して何も考えず、その場凌ぎでブリーチとトーンダウンを繰り返していたら、いざ最後に好きに楽しめるタイミングの時に、残留色素とダメージが邪魔して好きな髪色を好きに楽しむことができなくなってしまいます。
また、このヘアカラーのスケジュールにはキチンと根拠があります。
それは、こちらの記事。
こちらの記事でも書いておりますが、人の髪の毛は基本的に1ヶ月で1〜1.5cmしか伸びません。
ですからどんなに髪の毛が伸びても、1年で12〜18cm、2年で24〜36cm。
具体的に言うと、
耳にかかるくらいのショートヘアの場合1年〜1年半。
肩につくくらいのミディアムヘアの場合2〜2年半。
肩を超えるロングヘアの場合2年半以上。
というように、根元から毛先までヴァージンヘアに戻すとなると、ショートヘアであっても年単位の期間が必要になるわけです。
勿論、必ずしもヴァージンヘアでなければ何もできないわけではありません。
しかし、いざ最後の好きに髪色を楽しめる就活後のタイミングで、ヴァージンヘアというヘアカラーをする上でこの上なく最高の素材に出来ていれば、どんな髪色だって難なく出来ます。
ですから、ホワイトヘアにしたいわけではなくても、一番綺麗な状態で綺麗な髪色を楽しんで頂くためにはこのようなスケジュールを考えてあげる必要があると思うのです。
Hana式ヘアカラースケジュールを実践された方の実例
そのヘアカラーのスケジュールを実践された方の実例を挙げると…、
ずっとショートヘアで色々なカラーをさせて頂いていたこちらの方。
これが2年生の1月頃。
この時くらいまではまだリタッチをしていました。
こちらが3年生に上がる直前。
ちらりと見えていますが、根元はリタッチせずに根元の黒を利用したグラデーションにしています。
で、ここからインターンが始まり結構長い期間明るくしたりせずに黒を育てていたのでだいぶ飛んで…、
こちらが4年生に上がるちょっと前、3年生の2月頃です。
地毛を伸ばし始めてから1年弱経った状態です。
ショートヘアでも、意外と毛先にブリーチしていた部分が残っていますよね。
耳が隠れるくらいの長さでも、矢張り1年ちょっとの期間が必要になるわけです。
就活速攻終わらせてブリーチ!
で、なんとたった2ヶ月くらいの速攻で就活を終えたとご報告頂きまして。
本当おめでとうという気持ちを込めて、フルブリーチです。
で、出来上がったのがこちら。
柔らかな暖かみのあるホワイトブロンドに。
表面の毛先にすこーしだけ、トーンダウンの時にせざるを得ないオーバーラップしていた残留があり、どうしてもオレンジ味が薄ら出てしまったので、冷たい白にはせずに暖かみのあるホワイトブロンドに仕上げました。
その残留も次のリタッチのタイミングでカットをすればなくなってくれるかなくらいの範囲ですから、卒業するまでの間は好きに楽しめます。
メニュー:ホワイト・ブロンド(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:6h
といった感じで。
「大学生になってやっと髪色を好きに楽しめるようになった!」
と言っても2年後にはインターン、3年後には就活と言った感じで、黒染めや地毛くらいの明るさにせざるを得ない時期が来るわけです。
その時期ギリギリまで好きに楽しむのか、それを見据えたヘアカラーのスケジューリングをするのか。
最終的な判断は勿論ご自身にお任せしますが、ギリギリまで楽しもうとすると最後の最後で出来ることが限られてしまいます。
しかし、最初からそういったイベントを見据えたスケジュールを組んであげれば、最後の最後で好きにカラーを楽しめるわけです。
必ずこのスケジュールを守るべきと言うつもりは全くありませんが、少しでも綺麗な状態で綺麗な髪色を楽しみたいのであれば、一つ参考にして頂けたらと思います。
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