セルフブリーチ8回×黒染めからの全体ブリーチから可能な限り可愛く

僕のお客様をざっくり分けると

 

・ホワイトブリーチ(ホワイトヘア)希望の方

・僕の作るデザインを気に入ってくださっているほぼお任せの方

 

のどちらかでほぼ全てなのですが、たまにブリーチのし過ぎやブリーチと黒染めの繰り返しなどでどうしようもなくなって来て下さるとか、セルフや他店での失敗でお越し頂く、救急救命ブリーチとか、駆込み寺ブリーチ的な案件の方もいらっしゃいます。

 

今日はそういった、どうしようもなくて探して来て下さった方のお話です。

 

 

 

【華やかで品のある髪色が派手髪】

【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】

をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。

こちらの記事や日々のブログ、スタイルページ、インスタグラムなどをご覧頂いた上、僕の理念や作るスタイルに共感頂けた方は是非LINEオフィシャルアカウントから、友達追加の上ご連絡ください。

 

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セルフブリーチ×8からの黒染めからの全体ブリーチ…

 

ご存知の通り、僕はご予約をお取りする際に事前カウンセリングをさせて頂いているのですが…、

 

LINEでのご予約の手順と事前カウンセリングについて
ご予約は必ずLINEにて 僕のカラーのご予約は、LINEでのみ承っております。 何故なら、こちらの記事でも書いております通り、ヘアカラーをする上でカラーやパーマ・矯正の履歴や、普段のアイロンの頻度や温度が非常に重要になってく...

 

この時点で、現在の髪の長さに合わせて耳にかかるくらいの長さであれば過去2年以内、肩に着くくらいの長さであれば過去3年、胸くらいの長さであれば過去4年の履歴を書いて頂いています。

 

で、今回ご紹介する方の履歴を拝見したところ…、

 

・1年半前にセルフブリーチ8回

・それから半年後に黒染め

・その2ヶ月後ほぼ黒に近い青系

・その1ヶ月後にほぼ黒に近い紫系

・その4ヶ月後に限りなく黒に近いカラー

 

からの、

 

・今年の4月に根元から毛先までフルブリーチして、表面はブルー系、インナーは紫系に

 

と言う、中々な履歴の方がいらっしゃいました。

 

 

 

履歴の分解〜黒に近いカラーは大体黒染めと一緒〜

 

・1年半前にセルフブリーチ8回(2018年)

・それから半年後に黒染め(2019年)

・その2ヶ月後ほぼ黒に近い青系(2019年)

・その1ヶ月後にほぼ黒に近い紫系(2019年)

・その4ヶ月後に限りなく黒に近いカラー(2019年)

・今年の4月に根元から毛先までフルブリーチして、表面はブルー系、インナーは紫系に(2020年)

 

こちらの履歴で髪の毛になにが起きているかを分解していくと…、

 

 

 

・1年半前にセルフブリーチ8回(2018年)

→この時点でダメージレベルは僕の基準的にk点越え…。

正直に言うなら「むしろよく8回もブリーチして髪の毛が耐えられたな…。」といったところ。

 

・それから半年後に黒染め(2019年)

→うん…、あるよね、黒髪至上シーズン。

 

・その2ヶ月後ほぼ黒に近い青系(2019年)

・その1ヶ月後にほぼ黒に近い紫系(2019年)

・その4ヶ月後に限りなく黒に近いカラー(2019年)

→これ全部黒染めと変わらないという認識。

 

・今年の4月に根元から毛先までフルブリーチして、表面はブルー系、インナーは紫系に(2020年)

→お話を聞いたところ、毛先に残っていたブリーチ8回されていた部分もブリーチしていない部分と同じ薬剤を塗っていたと…。勇気あるなその美容師さん…。

 

 

 

といった感じ。

 

ブリーチの履歴によるダメージは言わずもがなですが…。

意外と知られていないのが、黒染めじゃなくても黒に近い色になっていたらそれは黒染めしたことと殆ど変わらないということ…。

 

黒染めを使わないから次のカラーへの支障が少ないフェイクブラック
この辺りの記事で 黒染めをしてしまうと、次のカラーが難しくなる的なお話をさせて頂いております。 しかし、今の日本で生きていると”どうしても黒染めをせざるを得ない時”があったりしますよね。 そんな時に...

 

こちらの記事で”黒髪という状態”について詳しく書いておりますが、簡単に説明すると

 

・黒は色でありながら色ではなく、どちらかというと状態

・光が殆ど反射しない状態にする為、透過率を下げる

・透過率を下げる為には色んな色を混ぜつつ、光が透けにくい色を多く入れる

・それが赤と黄色で、赤と黄色が残るからブリーチするとオレンジが残る

・青とか紫とか一見赤や黄色の反対の色の薬剤にもそれは含まれている

 

といった感じです。

なので、例え黒染めでなくても赤や黄色が残ってしまう為、青や紫などで黒っぽくしたとしても、黒染めじゃないとしても、黒染めしたのと殆ど変わらない残留をします。

 

先ほどの記事でご紹介している僕のフェイクブラックも、黒染めほどではありませんが、矢張り多少は残留します。

けれど、可能な限り残留しないような色素の構成を考え行っているので、黒染めや黒に近い色にするよりも圧倒的に残留が少なく済みます。

 

その辺りをキチンと理解し施術をされている方って、正直少ないと言わざるを得ないので、「黒染めはしていません!」と仰っていても、黒染めをしているものとして扱わざるを得ないというのが正直なところです…。

 

 

 

何度もブリーチした髪の毛はこうなってしまう…

 

といったところで。

実際にブリーチ8回からの黒染め複数回、からのフルブリーチをされた髪の毛は…、

 

 

 

 

こんな感じになっておりました。

ご覧頂くとお分かりの通り、根元の黒髪を除くと大体3層に別れていますよね。

これが、

 

 

 

 

白の範囲がヴァージンヘアからブリーチされた部分。

黒枠が黒染めや黒に近い色にした時に地毛の部分にも薬剤を塗っていたんだろうなって部分。

赤枠の範囲が、ブリーチ履歴が残っていた部分。

 

黒染めや黒に近いカラーの残留色素の堆積で紫に染めても色落ちでこのように赤が強く出てしまうんですよね…。

 

 

 

 

毛先の方はこんな感じで、既に髪の毛が絡まり結ばれてしまっていたり、少し引っ張っただけで切れてしまうような状態になっていました…。

 

それはご本人も自覚されていて、前回ブリーチされた美容室でも「毛先はもう限界が来ている」といったことはお伝えされていたそうで…。

 

 

 

今回のご希望

 

で、肝心のお客様のご希望なのですが…。

 

・お仕事の関係上、髪の毛をバッサリ切ることはできない。

・仕事でツインテールにすることが多い

・ツインテールにしたときに毛先が肩に着くくらいの長さは必須

・一旦髪の毛をリセットする為に伸ばしていくこともアリ

・伸ばしていくのなら黒っぽくしたい

・全部を黒にするのは嫌だから、ツインテールに可愛くなるようなカラーで青系ならお任せでお願いしたい

・可能であれば淡目だと嬉しい

 

ということでした。

 

 

 

ツインテールにするとリボンみたいになるインナーカラー

 

そういったオーダーを踏まえ色々ご相談をした結果、

 

これからしばらく全体の地毛を伸ばす。

グラデーションやインナーを毛先までするのは今の時点では、ブリーチできない上にブリーチできない以上綺麗な青系にすることは難しい。

なら安全な範囲で綺麗な青系をなるべく淡く作ろう。

 

ということで、こうしました。

 

 

 

 

 

 

インナーの根元だけをブリーチして比較的淡めな青系を色々。

で、これを横から見ると…、

 

 

 

 

こんな感じ。

前上りのラインで範囲を取り、ちょうどツインテールの結び目で収束することでインナーの根元がリボンのような形に見えてくれるような感じにしました。

 

ツインテールを普段からされる方ってあまり多くはないかもしれませんが、よくするからこそ可愛さがマシマシになる。

名付けてリボンインナーです。

 

ポニーテールでもできるかな。

 

 

 

 

メニュー:Hanaカラー_point(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)+ハルカカット(¥6,600)

所要時間:6h

 

 

 

といった感じで。

履歴によっては出来ること出来ないことがハッキリと別れてしまいます。

ご希望のお色やスタイルによっては、申し訳ないのですけれど「出来ない」とお伝えせざるを得ない場合も多々あります。

 

けれど、完全に丸投げな感じでお任せ頂ければ、出来る範囲で少しでも可愛くなるようなお色やスタイルを提案させて頂きますので、先ずはご相談頂けたらと思います。

 

 

 

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