黒髪からブリーチ1回で青紫に染めた髪色の色落ちは…?

僕の元にお越し頂くお客様は綺麗な髪色に仕上がることは勿論のこと、色落ちしても綺麗な髪色を求めてきて下さる方が多いです。

染めたてが綺麗なのって勿論大事ですが、髪色って…、と言うよりも髪の毛って365日24時間身に纏うものですから、染めたてだけでは無く色落ちしていく過程や色落ちし切った状態も綺麗で楽しい状態であって欲しいですよね。

なので僕は、染めたては勿論色落ちしても綺麗な髪色であることを大切にしております。

 

色落ちしても綺麗で色落ちもデザインするHanaカラーについて
ヘアカラーで絶対に避けられない色落ち。折角綺麗な髪色になっても色落ちしたら汚くなったら悲しいですよね。避けられないからこそ、色落ちまでを想定したカラーをしています。色落ちまでデザインする僕のカラーの拘りをまとめました。

 

そんな僕が作らせて頂いた、青紫系の髪色の色落ちはどうなるかというお話をば。

 

 

 

毛先にカラー履歴が残っている状態から青紫にさせて頂いた前回のカラー

 

先ずは前回の仕上がりをば。

 

 

 

 

こんな感じで、青紫からシルバーへのグラデーション…。

 

なのですが、このシルバーになっている部分は以前カラーをされていた履歴が残っていた部分です。

根元から中間と同じ青紫で染めているのですがこのようにシルバーになってしまいます。

 

 

 

同じ薬剤同じお色で染めたのに…?

 

同じ薬剤同じお色で染めているのに、何故このように仕上がりのお色が変わってしまうのかと言うと…、

 

 

 

髪色をホワイトやシルバー、パステルカラーにするために必要な最低条件について
条件が整ってさえいれば、ブリーチは何回もしなくても1回で地毛からホワイトヘアにすることができます。 その条件と、何故白に出来なくなってしまうのかという理由をまとめました。

 

こちらの記事で書いているように、カラー履歴があるとどうしてもオレンジや黄色が残ってしまいます。

これは、ヘアカラー剤で髪の毛に結合させている染料の中には、結合が非常に強固なものがあり、現存しているブリーチ剤ではその結合を切断することが出来ないためです。

メラニン色素は比較的簡単に壊すことが出来るのですが、カラー剤の染料の中には壊せないものがあるため、上の記事のような状態になることが多いです。

 

 

 

 

こちらのお客様のブリーチ後の状態は、

 

ヴァージンヘア(黒髪)からブリーチ1回で出来る!ホワイトヘアまとめ
日本人でも技術と知識があれば、ブリーチ1回でホワイトにできます。何回もしない分、ヴァージンヘアと変わらない艶と指通りも実現できます。こちらの記事はブリーチ専門美容師として今までに作らせて頂いたホワイトヘアのまとめです。

 

こちらの記事にあるような、根元から中間あたりまでは綺麗なホワイト領域に、毛先の方は黄色味が残ってしまった状態でした。

 

ホワイト領域まで明るくなっている部分は綺麗な青紫になります。

ですが、その部分に余計な染料の残留がせずなるべく透明感が残る色落ちをさせたいので、暗過ぎない青紫を選定しているため、毛先の黄色を潰しきれずシルバーになっている。

ということなのです。

 

本来であれば…、と言うよりも主義や宗派によってはそういった仕上がりを良しとしない方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、僕はそれがおかしい状態でなければそれはそれで綺麗だと思いますし、履歴による状態というのはその方の歴史を使わせて頂く作り方だと考えているので、こういう作り方もありかなと考えております。

 

 

 

青紫に染めた色落ちは…?

 

 

で、こちらのホワイト領域の根元から毛先に黄色味が残っている状態に青紫で染めた色落ちはというと…、

 

 

 

 

こんな感じで、

ホワイト領域まで明るく出来た部分はシルバーっぽい色落ち

黄色味が残ってしまった部分はベージュっぽい色落ち

になります。

 

これは、カラー履歴やパーマ・縮毛矯正の履歴などが一切ないヴァージンヘアブリーチさせて頂いた時の、ホワイト領域まで明るくした場合とイエロー領域で止めた場合の色落ちと同じです。

 

「青紫に染めたら色落ちはどうなりますか?」

というご質問をよく頂きますが、

 

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こちらの記事でも書いているように、

色落ちした時のお色は”ブリーチでどれくらいメラニン色素を残したか”と、”どんな染料構成のカラー剤で染めたか”で決まります。

 

その分かりやすい例が今回のお客様で、

 

 

 

 

青紫に染めた場合、

根元の方のようにホワイト領域まで明るくした場合シルバーっぽい

毛先のようにイエロー領域まで明るくした場合はベージュっぽい

色落ちをすることになります。

 

なので、何色で染めるかも大事ですが、それと同じくらいブリーチでどういう明るさにするか、どれくらいメラニン色素が残っているかも、色落ちした時のお色を考える上では非常に重要になるわけです。

 

 

 

今回のオーダーは「なるべく白っぽくしたい…!」

 

で、今回のオーダーはというと…、

 

「今の状態から、可能な限り白っぽくしたい!」

 

でした。

 

 

 

…が、正直言うと純白は不可能と言わざるを得ません。

 

髪色をホワイトやシルバー、パステルカラーにするために必要な最低条件について
条件が整ってさえいれば、ブリーチは何回もしなくても1回で地毛からホワイトヘアにすることができます。 その条件と、何故白に出来なくなってしまうのかという理由をまとめました。

 

先ほどのこちらの記事にある通り、純白なホワイトヘアの条件はカラーもパーマも縮毛矯正もしておらず、普段のドライヤーやアイロンで熱変性を起こしていない完全なヴァージンヘアであることになります。

 

ですから、こちらのお客様のように毛先にカラー履歴があった場合、純白にすることは不可能と言わざるを得ません。

 

 

 

”白っぽい感じ”なら…

 

ですが、色落ちの状態を見た通り、根元から中間あたりはホワイト領域まで明るくなっており、色落ちもシルバーっぽい感じになってくれています。

なので、それに合わせてなるべく白っぽく見えるようなお色にすることは可能です。

 

ですが、勘違いしないで頂きたいのは、白っぽい”色”に出来るだけであって”白”になるわけではありません。

 

ヴァージンヘア(黒髪)からブリーチ1回で作るホワイトヘアの中での色表現
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こちらの記事で書いているように、

”白っぽい色”はあくまで色味が白に近いだけであり、白の中に色味を感じる”白の中での色表現”とは全く別物になります。

 

似ているようで全く違う、混同されがちなことなのですが、非常に重要なことなのでご理解頂けたらと思います。

 

 

 

なるべく白っぽくした今回の仕上がり

 

というわけで、

 

 

 

 

こちらの状態から、先ずはリタッチをさせて頂いて。

黄色味が気になる部分に、黄色味が相殺できる最小限の色味を乗せていき…、

 

 

 

 

こうなりました。

今のベースの明るさから作れる、最も明るい無彩色に近い青味の紫です。

 

明度が足りないためホワイトとは言えません。

ですが、比較的明度の高い青紫を感じるシルバーなので、自然光に当たったり巻いて動きを付けて光に透けるとかなり白っぽく見えてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

メニュー:ホワイト・ブロンド(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)

所要時間:6h

 

 

 

 

といった感じで。

 

青紫に染めた場合の色落ち、そこから可能な限り白っぽい仕上がりに寄せる方法でした。

 

色の見え方の原理を理解していれば、ブリーチとカラーで色落ちをコントロールすることができます。

カラーなどの履歴があるとどうしてもできないことも出来てしまいますが、可能な限りご希望に添えるように尽力いたしますので是非ご相談ください。

 

 

 

 

 

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【初めましての方必読】ブリーチ専門カラリストHanaのカラーについて
東京の学芸大学駅徒歩4分の美容室Al Chemでブリーチ専門カラリストをしているHanaのヘアカラーに対する拘りや大切にしていることをまとめた記事です。初めましての方は是非こちらをご覧ください。

 

 

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・ホワイトヘアにするための条件

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といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。

 

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