根元が伸びてきても”クッキリプリン”になりにくいブラウンヘアの話

ハイトーンカラーでもブラウン系カラーでも、ヘアカラーをする上で避けることができないのが”色落ち”と”根元が伸びてくること”。

 

色落ちに関しては、

 

色落ち
「色落ち」の記事一覧です。

 

この辺りの記事で書いているように、”染めたて〜色落ちまでが仕上がり”と考え、色落ちしても綺麗で楽しい髪色になるように考え作っています。

 

で、今日は根元が伸びてきた時に関しても、ある程度どうにかできますよってお話をば。

 

 

 

【華やかで品のある髪色が派手髪】

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根元が伸びてくるとクッキリプリンになってしまう理由

 

僕のお客様にはそんなにいないのですが、ブリーチをされていない普通のブラウン系のカラーをされている方でも、根元が伸びてくるとクッキリと別れてしまう方も少なくありません。

 

 

ブリーチなどはあからさまに分かりますよね。

ブラウンでもたまに、ここまでではないにしても「あ、根元伸びているな〜」ってわかる方いますよね。

 

これは何故なのかというと、シンプルに…、

 

伸びてきた地毛の明るさと、既染部の明るさの差が大きいから

 

言わずもがな、なことではありますが…。

 

 

 

どれくらい差が付くと分かりやすくなるの?

 

一般的に、明るさが3lv離れると差が分かりやすくなると言われています。

 

日本人の多くの方の髪の毛は4〜6レベルくらいの明るさと言われています。

それに対し、例えばブリーチをしていれば15lv以上になります。

ですから、ブリーチをしていれば最低でも10lv以上離れることになるので、根元が伸びてくると当然目立ちますよね。

 

 

 

暗いブラウンに染めていたのに根元が伸びると目立ってくる…?

 

では、根元を暗いブラウンに染めれば、伸びてきた時に目立ちにくくなるのでしょうか??

 

これは、そうであるとも言えますし、そうでないとも言えます。

何故ならば…、

 

 

 

普通のカラー剤はブリーチと発色を同時に行っている

 

所謂普通のカラー剤である、アルカリカラー。

これらも、色が発色するのと同時にブリーチを行っています。

 

勿論、ブリーチと言っても、所謂ブリーチほどは明るくしていません。

しかし、ブリーチをしないことには髪の毛のメラニンが無くならないので、髪の毛が明るくなることはありません。

髪の毛が明るくならないということは、茶色にもならなければ色味もほとんど見えないということです。

 

ですから、アルカリカラーであっても大なり小なり髪の毛のメラニンをブリーチしています。

 

 

 

アルカリカラーの場合どれくらいブリーチしているの??

 

これはメーカーさんや、薬剤のブランドによって変わってくるので一概には言えません。

ですが、少なくとも大半のカラー剤は仕上がりの明るさよりも数lv明るいところまでブリーチしています。

 

何故ならば、例えば8lvくらいの茶色にしようとした場合、

8lvの明るさまでブリーチ→色味を入れる

だと、ベースの明るさが8lvに色味が入る(明度が下がる)ため、実際の仕上がりは8lv以下になってしまいます。

 

なので、大体のカラー剤は8lvの仕上がりにする場合、

9lv以上の明るさまでブリーチする→色味を入れる

という作り方をしています。

 

 

 

髪質によっても変わる

 

更にこれは、お一人お一人の髪質によっても異なってきます。

 

例えば明るくなりやすい髪質の方に8lvの薬剤で染めると、仕上がりは勿論のこと、色落ちした時もかなり明るくなってしまうことがあります。

逆に、明るくなりにくい髪質の方の場合、仕上がりも色落ちも暗くなってしま右ことも…。

 

なので僕たち美容師は、ご希望のお色や明るさに対しどのような髪質なのかを考え薬剤選定をしています。

 

 

 

Hana式ブラウンはそもそも明るくしすぎないように作る

 

これらを踏まえた上で。

 

僕がブラウン系の髪色を作らせていただく場合、根元を暗い薬剤で染めるというよりも、目的の明るさ以上にブリーチをしてしまわないような薬剤選定をしています。

厳密なことを言えば、根元は多少暗い仕上がりになります。

 

ですが、暗いブラウンに染めているわけではありません。

ざっくり言えば、

 

・暗い薬剤で染める

→仕上がりは暗くなるが、実際にはそれなりにメラニンを壊してしまうため、色落ちした時に地毛との明るさの差が出てしまう。

 

・必要以上に明るくしないHana式ブラウン

→仕上がりは暗くなるが、実際にはあまりメラニンを壊していないため、色落ちした時に地毛との明るさが出にくい。

 

という違いがあります。

 

 

 

なるべく明るくしたい場合はハイライトが必須

 

ブラウン・ナチュラル系でもなるべく明るくしたいとなった場合、根元の方を明るくし過ぎないようにするだけでは、あまり馴染みがよくなりません。

 

なので、そういう時はハイライトを織り交ぜて馴染ませるように作ります。

 

すると…、

 

 

 

 

このようなハイライトを沢山入れて、全体的な明るさが10lv以上の仕上がりであっても…、

 

 

 

 

こんな感じで、根元の地毛と中間から毛先にかけての境界線がボケてくれます。

 

地毛と既染部の境界線がクッキリとしてしまうと、プリン感が強くなってしまいます。

ですが、このようにボケてくれれば、プリンというよりもナチュラルなグラデーション…、こちらの方のような明度差であればナチュラルオンブレのようになってくれます。

 

 

 

一度ベースを作っていれば…

 

このようなベースが一度作れていると、2回目以降のカラーは比較的シンプルな施術でも大丈夫になります。

 

全体に色を入れるだけでもいいですし、もう少し明るくしたければハイライトを、コントラストを強くしたければローライトを入れてもいいでしょう。

ハイライトで育てていくのも一つの手です。

 

 

今回こちらの方は、明るくしたり暗くしたりというよりも、全体的な色味を変えたいとのことだったので…、

 

 

 

 

根元が伸びてきた時に気になりやすい部分のハイライトを少し整え、落ち着いたアッシュ系のブラウンに仕上げました。

 

 

 

 

メニュー:Hana式ブラウン(¥15,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)

所要時間:3h

 

 

 

と言った感じで。

ブラウンやナチュラル系のカラーも、こだわるところは沢山あります。

 

僕の場合スタイルや色味、色持ちは勿論のこと。

ハイトーンカラーと同じように染めたてから色落ちまでが仕上がりと考え、色落ちしても綺麗な状態になることを大切にしています。

 

ブラウン・ナチュラル系のカラーでも¥15000〜と少し高めではあります。

しかしその分ブリーチ専門のカラリストとして、トコトン拘った施術をさせて頂きます。

 

ブラウン・ナチュラル系のカラーでも、

 

・デザイン性の高いスタイルにしたい

・なるべくダメージレスにしたい

・伸びてきてもプリンにならないようにしたい

・色落ちしたり伸びてきても綺麗な状態にしたい

 

という方は是非ご相談ください。

 

 

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