概念としてのトロピカルや南国っぽい感じを作る時の僕の考え方

「〇〇っぽい感じにしたい!」となった時に。

その〇〇が物体として存在しているものであればそれを参考に作ればいいですよね。

しかし、物体として存在していない抽象的なものや概念、感覚といったものを作る場合、どのようにして作るのか…。

 

そういった連想ゲーム的カラーを作る時の僕の脳内のお話です。

 

 

 

【華やかで品のある髪色が派手髪】

【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】

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概念としての”トロピカルや南国”な雰囲気の髪色の作り方

 

今回のオーダーは…

 

「トロピカルで夏っぽい髪色にしたい!」

 

なのですが…。

 

”トロピカル”という言葉を聞いた時に連想するものって、

 

・明るい

・鮮やかな

・黄色味を感じる色合い

・カラフル

 

あたりかなと思います。

 

 

 

連想されるイメージの理由

 

このそれぞれの思い浮かべるイメージと、それをどのようにして髪色に落とし込むかですが…。

 

・明るい

→この明るいのイメージソースは恐らく南国の光の感じ。

つまり、太陽が燦々と降り注ぐ、アニメや漫画的表現をするのならば白いハイライトが入るような。

その光を受けて輝く感じになります。

これを表現するためにはブリーチで作るベースの明るさが大きく影響してきます。

髪の毛の明るさ、透明感はブリーチでしか作れないので、ブリーチの時点でキチンと”光の要素”を感じる明るさまで…、つまりホワイト領域まで明るくする必要があります。

 

 

・鮮やかな

→”鮮やかな”とは言いますが、極彩色ともまた違いますよね。

トーンマップ で最も鮮やかなのはヴィヴィッドトーン。

ですが、トロピカルや南国をイメージした時に思い浮かぶトーンって、ブライトトーンやライトトーンになるかなと思います。

これが例えば、”南国の生き物”だった場合、ストロングやヴィヴィッドでも間違いではありません。

しかし、そういった物体ではなく、概念としてのトロピカルや南国っぽいとなると、先程の”明るいイメージ”のイメージソースである太陽の光を受けた感じです。

つまり、光を受けて少しホワイトアウトするような、鮮やかさが光が当たることによって飛ぶ感じこそが、概念としてのトロピカルや南国っぽさを連想させると僕は考えます。

 

 

・黄色味を感じる色合い

→色相の原理として、黄色味があるお色の方が似た色相でも明るく見えるという傾向があります。

例えば赤系なら紫寄りの赤よりもオレンジ寄りの赤の方が、緑系なら青緑よりも黄緑の方が、明るく見えますよね。

また、例えば青緑の中でも、明るくなるにつれて青緑の中に黄色味が感じられるようになります。

この色の中に感じる黄色が明るさを感じさせ、明るさを感じさせるということが南国の太陽の光を浴びた感じに繋がってくるというわけです。

 

 

・カラフル

→これは言わずもがな、南国と言えば…、トロピカルと言えばカラフルなイメージですよね。

果物だったり、動植物だったり。

色彩の豊かさが、生き生きとした生命を感じさせるのかなと僕は思います。

 

 

 

イメージを髪色に落とし込む

 

これらのイメージを髪色に落とし込むと…、

 

明るい+黄色味を感じる色合い

→全体はブロンドベースで、乗せた色にブロンドがかかることで、太陽光を浴びた感じにしたい。

 

黄色味を感じる色合い+鮮やかな

→ベースメイク無しでブロンドベースに直接色味を乗せる。

その際使用するのはアルカリカラーではなく塩基性。

アルカリの柔らかさではなく、塩基のパリッとした感じとブロンドが透ける感じが欲しいから。

 

黄色味を感じる色合い+カラフル

→使用するお色はブロンドの黄色味を消さない色。

 

 

という感じ。

…といっても、あくまで僕の中での”概念としてのトロピカルや南国”を作る場合。

人によってこれは微妙に違ってくると思うのですが、物質として存在するものではなく概念的なものから髪色を作る時の考え方は大体こういう感じかなと。

 

 

 

トロピカルカラーのプロセス

 

では実際に、トロピカルカラーのプロセスをば…、

 

 

 

ビフォア

 

 

ビフォアはホワイト領域までブリーチしてから2ヶ月後の状態。

リタッチのタイミングとしてはベストなタイミングです。

 

 

 

リタッチは切れ毛を最小限に抑えるためのフォイルリタッチ

 

 

リタッチはいつも通り、切れ毛を最小限に抑え効率よく明るくしていくために、毛束ごとにアルミフォイルを挟むフォイルリタッチ。

 

切れ毛を最小限に抑えるブリーチリタッチと守って欲しい周期
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フォイルリタッチをする理由について、詳しくはこちらに書いておりますのでご覧ください。

 

ちなみに、リタッチ後お流しする時にフォイルアウトすると…、

 

 

 

 

こんな感じ。

スライスが綺麗に整っているのが気持ちいいです。

 

また、根元が黒く見えますが、僕は基本的に頭皮に一切薬剤を付けないように塗布するゼロテクという技術でブリーチをしています。

 

 

 

 

こんな感じで頭皮ギリギリで塗っているので、根元に僅かに黒いポツポツが見えますが、そこまで気になるほどでは無いかな、と。

これをするかしないかで、ブリーチ時の快適度合いが全く違います。

 

ブリーチは滲みて痛いもの?滲みない痛くないHanaのブリーチ技術
ブリーチすると滲みたり痛いのは当たり前??いいえ、滲みないし痛く無いのが当たり前です。 そのために僕が拘っている事についてまとめたので是非ご覧ください。

 

詳しくはこちらの記事に纏めておりますのでご覧ください。

 

 

 

ベースメイク無しでオンカラー

 

リタッチ後、今回はお顔周りにデザインを入れていくので、それ以外は手をつけるつもりはありませんでした…。

 

 

 

 

が。

 

 

 

 

興が乗ってしまい…、

 

 

 

 

気がついた時には、こうなっていました。

 

 

 

仕上がり

 

で、仕上がったのがこちら…、

 

 

 

 

まずお顔周りのデザイン。

こんな感じで、お顔周りにかかってくる表面の毛以外の内側に、黄色や黄色を感じるピンクや緑、青を置いています。

 

 

 

 

興が乗ってしまった後ろの部分はこんな感じ。

 

イメージはフルーツがたくさん乗っているバスケットです。

 

 

 

使用した薬剤

 

で、今回使用したのが

 

 

 

 

 

 

エレクトリックバナナ:TR=1:3

サイケデリックサンセット:ドリームサイクル=1:5

エレクトリックピンクプッシーキャット:TR=1:5

エレクトリックリザード:シーニンフ=1:5

セイレーンズソング:アトミックターコイズ:ブルーエンジェル=10:1:33

 

こんな感じです。

 

ポイントは青。

黄色を感じる青ですから緑みの青ですが、あまり濃すぎてしまうと鮮やかすぎてしまいますし、薄すぎると緑になってしまいかねません。

なので、

 

セイレーンズソング:アトミックターコイズ:ブルーエンジェル=10:1:33

 

この調合のイメージは、

 

極薄い青(ブルーエンジェル)に

薄い青緑(セイレーンズソング)を入れて

濃く鮮やかな緑みの青(アトミックターコイズ)を僅かに入れることで

 

濃すぎず薄すぎず、黄色味を感じるものの緑にはならない青を作っています。

 

 

 

 

 

 

メニュー:Hanaカラー_full(¥25,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)

所要時間:6h

 

 

 

といった感じで。

 

よくある髪色の画像を持って来て頂いてのオーダー自体少ない僕ですが、動植物や風景などの物質として存在するものではなく、概念や感覚などの抽象的なもののオーダーでも喜んで作らせていただきますので是非ご相談ください。

 

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