宝石の国連載再開記念カラーをした話

 

それは遡ること2022年の5月頃…、だったと思う。

もうね、うんと前の事になります。

いつか記事にしようそうしようと思って幾星霜。

気がつけばもう1年半以上経ってしまったわけです。

まあ、2年経ってませんから。ギリ許されると思うんです。何にかは知りませんが。

 

 

 

宝石の国連載再開記念フォスフォライトカラー

 

まんまこういうオーダーでした。

 

 

で、出来上がったのがこちら。

結構上手に出来たと思うのですが、どうでしょう。

 

 

 

フォスに限らず難しい「髪色に光を差し込む」ということ

 

本当これね、難しいなって思います。

単にハイライト部分だけブランク(色のない状態のブロンドやホワイト)にするでも違いますし、かと言ってごちゃごちゃさせすぎても違いますし。

照明次第な部分もあって。

 

僕の敬愛する熊谷の熊さんはサラッと作るんですけど、そう簡単に真似出来たら苦労しないんだよなあって。

 

 

 

先ほどの画角とちょっと違う角度からだとこう。

 

髪の毛というよりも頭蓋骨の丸みで自然と光が当たる部分に光感を出すお色、ここで言うなら蛍光の黄緑とホワイトのブランク。

そのすぐ横や、丸みの先に青み強めな緑や紫みの青が来るように塗ったり毛の重なりを意識して配置したり。

 

そういうことを考えながらも感覚も大切に作ってました。

 

 

蛍光感を出すために必要なベース

 

と、その配色以前に大事なのがブリーチで作るベースの状態ですね。

最低ラインはこの状態です。

 

 

 

この時メトロノームというサングラスの販売していたので無駄にキメキメに撮らせてもらいました。

 

閑話休題。

 

光る感じを簡易的に出すのであればブランクを作るだけでもそれっぽくなりますが、今回のテーマは「宝石の国」ですから宝石的な光り方、つまりは色自体の艶とか蛍光感が大切になります。

 

その為に必要なのがブリーチ時のベース。

この時点でしっかりと透明感のあるベースを作れていなければ、どんなに透明感のあるお色を乗せようとも濁る・くすむ、つまりマットな質感になってしまいます。

その為、理想はヴァージンヘア。乃至は色は残っているけれど透明感が維持されている状態が必須になります。

 

ヴァージンヘアであることは中々難しいですが、色の残留があっても濁りが少ない色落ちというのはそう難しくなく、そういうことを見据えた色作りが出来る美容師であれば誰でも出来ます。

 

 

 

こういうスタイルにすること、出来る状態を維持するカラーはお任せ下さい

 

 

料金:¥27,500

所要時間:6時間

 

 

僕はこういった「2次元だからこそ」な髪色を人毛で再現したり、その概念を髪色に落とし込むことを専門でやっています。

また、途中で書いたような「色落ちした時に色が残っても透明感を維持できるような色作り」も得意です。

好きなお色を楽しんで頂くための先々を見据えたデザインには自信があるので是非お任せ下さい。

 

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