ハイライトが入った状態に全頭ブリーチはできる?

 

地毛が伸びてきても気になりにくいハイライトが入ったスタイル。

数年前から「白髪を活かすグレイヘア」の流行りもあって、年代問わずハイライトを入れたいという方が増えたように思えます。

 

白髪をぼかしたり、全頭ブリーチに比べて伸びてきたことが気になりにくかったり、ブリーチをする部分が限定的なのでダメージが少なく済む等メリットも多いのですが、ハイライトが入った状態から全頭ブリーチへ移行するには少しだけ注意が必要です。

 

 

ハイライトが入った状態から全頭ブリーチに

 

そもそもそれが出来るのか否かという話ですが、結論を先に言うとダメージ度合い次第となります。

 

 

フルブリーチが出来るor出来ない

 

ハイライトからフルブリーチへの移行が何故難しい、出来る場合出来ない場合があるのか。

端的に言えば、一つの毛束の中にダメージしている毛とダメージしていない毛がまばらに存在しているからです。

 

 

 

随分昔の画像ですが、こういった感じで黒い毛の横にブリーチしてある毛が並んでいる状態になります。

ここからフルブリーチに移行する場合、理想を言えば黒い毛だけを掬い取ってブリーチしていけば、確かに綺麗に全頭ブリーチが出来ます。

 

ですがそれをやった場合、

 

・非常に時間が掛かってしまう

→塗り始めと塗り終わりに時間差が大きく出来てしまい、ムラになりやすい

 

・全ての黒い毛を漏らすことなく掬うことは難しい

→言わずもがな、ムラになりやすい

 

というデメリットがあります。

これは僕らがやるのが面倒だとかそういった意味合いではなく、可能か不可能かで言えば理論上可能だが現実的では無いということです。

 

勿論、世の中にはそれが出来る美容師さんも居るとは思いますが、僕はそのリスクをお客様に負わせてしまうくらいであれば、現実的な範囲内で出来ることをご提供する方が良いと考えています。

 

 

全頭ブリーチに移行出来る場合

 

端的に言えば明るくしすぎていなければできます。

具体的には17レベル以下、色味で言えばまだ黄色味が強く残っている状態までであれば、当然ダメージはしますがフルブリーチへの移行もそう難しくありません。

 

但し、フルブリーチに移行するにしても、ベースとなる明度はホワイト領域未満になります。

というのも、既にブリーチされているハイライト部分を更にブリーチすれば自ずとホワイト領域まで到達します。

それに黒い状態からスタートして同じ明るさまで持っていくことは矢張り現実的では無いので、ベースの明るさはイエロー領域、ハイライトが入っていた部分はホワイト領域という全体が明るいハイライトスタイルという形になります。

 

 

全頭ブリーチに移行できない場合

 

逆にこちらは当然、ホワイト領域まで到達している場合になります。

そこからさらに全頭ブリーチをした場合、断毛やムラになってしまうため、基本的にはお断りします。

 

 

 

ホワイト領域のハイライトが入ったところから全頭ブリーチにしていくには…

 

 

 

今回のお客様は4〜5ヶ月前にハイライトを入れさせて頂いたこちらの方。

ベースはホワイトチョイ手前くらいまで明るくしておりましたが、そこにオンカラー数回と日々のドライヤーやアイロンの熱等のダメージで、ホワイト領域に近いダメージ度合いとなっていました。

 

そこから毛先まで全頭ブリーチは少しリスクが大きいので…

 

 

 

 

こうしました。

 

 

 

 

内側のハイライトが入っていない部分はそのままフルブリーチ。

ハチ上のハイライトが残っている部分は、伸びてきた地毛の部分のみブリーチをし、新しくブリーチした部分は明るめ水色系の青、毛先の黒髪とハイライトが混在している部分はネイビー系で逆グラデーションの形に。

これであれば、ダメージや断毛、ムラのリスクを無くし、全体がブリーチされている状態に限りなく近付けられます。

更にここからリタッチを繰り返していけば、数ヶ月後には全頭ブリーチの状態になってくれます。

 

 

 

 

料金:¥22,000

所要時間:フルブリーチの場合5〜6時間、リタッチの場合3〜4時間

 

 

 

ちなみに色落ちするとこんな感じです。

毛先がアッシュブラウンなの、可愛いですよね。

 

とまあ、こういう荒技的対処でハイライトが入った状態から全頭ブリーチに近付けることもできます。

ですが、今回はショートだったので成り立つスタイルですが、ロングの場合は流石に違和感が大きいので、もしロングでやるのであればハイライトの入った部分は黒や茶色にして根本だけをブリーチするネモキンスタイルの方が格好いいかなと。

 

 

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懐かしいなこのスタイル。

 

 

兎角、所謂難しい状態からでも現実的かつ無理のない範囲で可能な限り理想に近付けたり、今後理想系に近付けていくために今すべきことをご提案いたしますので、まずはご相談下さいませね。

 

 

 

 

 

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