オシャレをするのに年齢は関係ないと思っています。
そうであって欲しいです。
…じゃないとこの歳で今だにウタさんヘアとかしちゃってる僕はどうなるんだって。
閑話休題
髪の毛もお肌と一緒で、年齢を重ねると変化をしていきます。
白髪が出てきたり、うねりが出たり。
髪の毛からハリコシが失われてしまったり…。
所謂エイジング毛と呼ばれる状態になってくると、様々な変化が現れます。
今日はそんなエイジング毛にブリーチをする際の注意点的なお話です。
エイジング毛でもブリーチできるの?
可能不可能の話で言えば、当然出来ます。
ただし、エイジングの出方と言いますか、どういった状態であるかに合わせて気をつけるべき点が変わってきます。
白髪がある髪の毛へのブリーチ
これは特に何の問題もないですね。
白髪が生えてきているだけであれば、ブリーチに関しては特に何の支障もありません。
実際に、こちらのお客様は白髪率40〜50%程度ありますが、普通にブリーチして普通に染めています。
エイジングで癖毛になってきた場合
こちらも当然、普通にブリーチ出来ます。
白髪同様、特に大きな問題はありません。
髪の毛にハリコシがなくなり細くなっている場合
こちらが少しだけ難しく、ハリコシが失われている状態というのは、極論ダメージしている状態に近いと言えます。
ですので、普通にブリーチしてしまうと、真っ白まで明るくせずとも断毛してしまうリスクが高い状態であることが多いです。
ですが、それを分かった上で適切なアプローチをすれば、しっかりと明るくすることも出来ます。
エイジング毛でハイトーンにする上で気をつけること
といったように、エイジング毛でもブリーチをすることは出来ます。
確かにハリコシの失われてしまった髪の毛であれば、ハイダメージ毛同様に慎重にブリーチをする必要がありますが、それによって明るくならない出来ないといったことはありません。
では何に気を付ける必要があるのか…。
それは、ブリーチ自体ではなく、ブリーチをして何色にするのかです。
エイジング毛と相性の悪いお色
こういう内容って本当はあまり書きたくないと言いますか、「そこを何とかするのが俺達の仕事じゃん?」って気持ちが強いので、言わば敗北宣言みたいで言いたくないのですけれども。
事実は事実なので正直に言いますが、エイジング毛と無彩色は正直あまり相性が良くありません。
何故エイジング毛と相性が悪いのか
厳密に言えば、単に白髪が生えているだけの方、特に元々ストレート乃至はそれに近いゆるーーーいうねりが出る程度の癖毛の方であればそこまで問題ありません。
ですが、ハリコシが失われ細くなっている上にうねりが出てきたエイジング毛の方の場合、ホワイトやシルバー等の無彩色系にしてしまうと一気に老けて見えてしまいます。
これが例えば、それによって気品のある老人のように見えるのであれば全然アリだと思います。
ですが、ハリコシが無い癖毛的なエイジングをしている方だと、端的に言えば物凄く髪の毛が傷んでる老人っぽく見えてしまいます。
…正直これは、若い人でも同じです。
たまに街中で後ろ姿を見て「綺麗なグレイヘアで素敵な方だな」と思ったら20代くらいの方だった、なんて事も多々あります。
ですから、より正確に言うなら無彩色にしてうねっていたりパヤパヤ浮く毛が出ていると、凄く老けて見えてしまうという事です。
一時期、グレイヘアってすごく流行りましたよね。
僕の元にも沢山の方からお問合せ頂きました。
ですが、今となっては大分廃れましたよね。
確かに、白髪が増えてきたことを活かして、白と黒のバランスを整えてあげれば、色のバランスだけで見れば綺麗になります。
しかし、僕はずっと訴え続けておりますが、綺麗な髪色は綺麗な髪の毛からです。
どれだけ髪色が綺麗になっていたとしても、ブリーチ自体のダメージが抑えられ元々の髪の毛の状態とそう変わらないコンディションを維持できていたとしても。
髪の毛が細くなりうねっている上に無彩色だと、どうしても髪の毛に手が回っていない老人感が出てしまいます。
勿論、普段からしっかりとブローをしてアイロンも入れて、ツヤッツヤなストレートヘアにできる方、その時間を取れる方なら話は別です。
けれど矢張り、大多数の方はそこまで手をかけられないですし、だからグレイヘアも廃れたのだと僕は思います。
エイジング毛と相性のいいお色
とまあ、ネガティブなお話はあまりしたくないのでここらで切り上げて。
エイジング毛と相性のいいお色はって話ですが、逆に無彩色以外であれば何色でもいいと思います。
実際僕にも少なくない人数、50歳以上の方がいらっしゃいます。
けれど、僕がインスタやブログにあげる画像を見て、そうだと分かる人は少ないと思います。
ですから、正直エイジング毛だからといって出来ないお色もやっちゃいけないお色も殆ど無いと僕は思いますし、誰が何色にしていても良いと思います。
また、どうしても白に近いお色にしたいのであれば、純白やシルバーっぽい白ではなく、黄色味を少し残したホワイトブロンドや抜きっぱなしブロンドであれば、エイジング毛でも凄く老けて見えるということはないのでおすすめです。
料金:¥22,000
所要時間:フルブリーチの場合5〜6時間、リタッチの場合3〜4時間
こういう感じのブロンド系であれば、多少うねりやパヤパヤする毛があっても、老人感は少ないですよね。
最初に書いた通り、オシャレをする上で年齢は関係ないと思っていますし、縛られてほしくないですし、自分自身縛られたくないと思います。
ですが、それによって印象が悪くなってしまうのであれば、それをオススメすることは出来ません。
その分、代替となるスタイルやお色をご提案することも僕らの仕事だと思っているので、白髪が多いとかエイジングしているとかは一旦置いておいて、まずはご相談頂けたらと思います。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
初めて僕のブログをご覧下さった方は必ずこちらのページを御一読下さい。
・Hanaカラーについて
・ホワイトヘアにするための条件
・何故1回のブリーチで白く出来るのか
・そもそもホワイトブリーチやケアブリーチって?
・どれくらいダメージするの?
・ブリーチってやっぱり染みて痛いものなの?
・どういう方に来て頂きたいか
といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。
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