ヘアカラーをする上で絶対に避けられない色落ち。
折角綺麗な髪色になっても、どうしたって徐々に薄まっていってしまいますし、場合によっては「染めたては良かったんだけど、色落ちしたら汚くなっちゃった…」なんてこともありますよね。
でも、その色落ちが綺麗だったら、こんな風に次のカラーに繋げられるんです。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
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綺麗な色落ちを作るために…
ヘアカラーをする上で絶対に避けられない色落ちだからこそ、僕は”色落ちまでをデザインする”という意識でカラーをさせていただいております。
こちらの記事で詳しく書いておりますので、是非ご覧ください。
グリーン系の色落ちとリメイクカラー
今回は、12月に明るめの緑系にさせて頂いたお客様のリメイクカラーです。
12月の仕上がり
12月の時点では、季節感に中指突き立てる感じで、爽やかな雰囲気の黄緑系にさせていただいていました。
ベースの明るさはイエロー領域とホワイト領域の間くらい。
ベースの黄色味を活かしたかったのと、グリーン系はホワイトまで抜かなくても充分綺麗に発色してくれるので、敢えてそれくらいの明るさで止めました。
ポイントは黄土色っぽい部分。
パキッとした色の中にちょっとくすんだ部分があると、”ただ綺麗なだけ”じゃない面白さと生々しさが生まれてくれると思うんです。
でもね、こういう鮮やかな色味を作るカラー剤で、黄色にこういう濁りを作るのって地味に難しいんですよ。
…っていう話は長くなるので、追々また別記事に書きますね。
閑話休題
それから1ヶ月
何故かビフォアを前からしか撮ってなかったのですが…。
こんな感じの色落ちをしてくれました。
黄土色っぽいところはまだちょっとその名残を感じ、黄緑っぽかったところはそのまま薄まって淡い感じになってくれています。
で、ここからのオーダーが…、
「前回の生き生きとした感じから更に成長した深緑みたいな感じにして!」
とのこと。
まさに、髪色を育てるって感じです。
この時のHanaの思考
前回が生き生きとした感じってことは多分季節的には春から初夏。
で、多分まだそこまで成長していない状態。
そこから成長した深緑っぽい雰囲気ってことは、季節的には秋の終わりから冬らへん。
ある程度成長した状態だから、鬱蒼とした雰囲気。
ということは、色味的にはもう少し彩度を上げて明度を落として…。
でもそれだけだと”浅く”なってしまうから、深みを出すためには影が必要…。
ってことは…、
草原っぽい雰囲気から森に…
というわけで、こうなりました。
全体的に明度は落とし、基軸になる緑は鮮やかめに。
所々入る黄緑は色落ちした状態に、基軸の鮮やかな緑が滲んだ程度でほぼ手をつけていません。
そんな黄緑も入れて生き生きとした雰囲気も残しながら、黒で影を付けました。
実際の森…というか木々も、こんな雰囲気ですよね。
奥の方が濃い色をしていて、先端とか浅いところに行くほど明るくなっていく感じ。
…いやまあ、樹木博士ではないので浅い知識ですし、間違ってたらめんごめんごなんですけど。
明るい部分と鮮やかな部分、暗い部分の配置は敢えてランダムな感じにしています。
というのも、今回のテーマは自然物なので、規則正しく折り目正しい配置にしてしまうと、その生々しさが薄れて安っぽい雰囲気になってしまうと思うからです。
料金
メニュー:Hanaカラー_point(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:5h
メニュー:オンカラー(¥10,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:2h
色落ちまで考えてデザインするためのカウンセリング
色落ちを綺麗にさせられたら、次のカラーに活かすことも出来ます。
勿論、綺麗に色落ちしてくれれば次のカラーの邪魔もしませんから、ガラッと変えることだって出来ます。
どちらがいい悪いではなく、ご自身がどうしたいか。
綺麗に色落ちさせて次は別のお色にするも良し。
敢えて残して次のカラーに繋げるも良し。
そういったことを踏まえて、カウンセリングをさせて頂き、プランニンングをさせて頂いております。
勿論、ヘアカラーって気分による部分も大きいですから。
「次のカラーをこうしよう〜」なんて考えていても、直前になったら「やっぱり違ういろにしたくなっちゃった」ということもありますよね。
そういう時にもリカバリーが出来るようなカラーをさせて頂いております。
なので、あまり窮屈には考えず、「そういうことも出来るんだ〜」くらいに思って貰えたら幸いです。
自由な発想で楽しくなるようなカラーをさせて頂きますので、是非ご相談ください。
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