派手髪好きが一度は憧れるホワイトヘア。
日本人だと難しいとか不可能とか、「ブリーチ何回もしないとできない」なんて言われますが、条件をクリアしていて且つブリーチというものをキチンと理解していれば、1回のブリーチで髪の毛を白くすることができます。
また、一口にホワイトヘアと言っても色々な白があります。
今回は、毎日朝から晩までブリーチをさせて頂いている僕が今までに作らせて頂いたホワイトヘアを、大きく3種類に分けて纏めました。
「ホワイトヘアにしてみたいな」と思っていらっしゃる方は是非ご覧ください。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
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と、その前に…、
ホワイトヘアの条件とブリーチ1回で出来る理由について
多くの方が憧れるホワイトヘアですが、白という色はそもそも色ではなく
色素がほぼ0で明るさがマックスの状態
のことを指します。
ホワイトヘアの条件
ですから、ブリーチをしたら必ず、どんな状態からでも白になるというものではなく…。
”そもそもブリーチができる状態であること”と、”余計な染料が残留しないこと”が必須条件になります。
そんなホワイトヘアの条件はこちらの記事をご覧ください。
条件さえ整っていれば、ブリーチ1回でホワイトヘアにできる。
先ほどの記事をご覧いただくと、ホワイトヘアにするには非常に厳しい条件があることがお分かりいただけると思います。
しかし、その条件さえクリアできていれば、ヴァージンヘアからブリーチ1回でホワイトヘアにすることができます。
その理由はこちらの記事で纏めておりますので、是非ご覧ください。
ホワイトヘアにも色々ある
ホワイトヘアの条件や、ブリーチ1回でできる理由をお分かり頂いた上で…。
一口に白といっても色々な白があります。
カラー剤やカラーシャンプーを用いることで、ホワイトヘアの中で微妙な違いを作ることができるのです。
純白のリアルホワイツ
これぞホワイトヘアとも言うべき、紛うことなき白のリアルホワイツ。
王道の白ですが、これもブリーチ1回で作ることができます。
所謂紫シャンプーを使うことで作れるのですが、ブリーチで白まで持っていってしまっていたり、あまりに紫の染料が濃いとこれを通り過ぎてしまうので、塩梅が難しいところでもあります。
パーソナルカラー的に言うのならウィンター系の方が得意とするホワイトで、イメージとしては圧倒的透明感と不思議な雰囲気を持たせることができます。
クールなアイシーホワイト
ホワイトを通り越して青味に振ったアイシーホワイト。
白を少し通り越した冷たい雰囲気は、クールさを演出してくれます。
最近の青味が強い紫シャンプーや、普通の紫シャンプーをベースにアッシュ(青)シャンプーを混ぜて作ることができます。
パーソナルカラー的に言うのならウィンター系かサマー系の方が得意とするホワイトです。
柔らかさを残したホワイトブロンド
ブリーチ後に僅かに残る黄色味の嫌な部分を抑え、活かして作る暖かみのあるホワイトブロンド。
その暖かさから、ホワイトヘアでありながら一番親しみ易い雰囲気になってくれます。
個人的に、一番多くの方が似合うホワイトだと思います。
ホワイトブロンドの場合、紫シャンプーではなくブラウンシャンプーを使ったり、カラー剤のN(ナチュラルブラウン)を用いて作ります。
パーソナルカラー的に言うのなら、スプリング・サマー系の方が得意とするホワイトです。
最近ハマっているパールホワイト
最近、ホワイトの色表現を広げる中でハマっているのが、白を通り越してほんのり紫みがかったパールホワイト。
淡い紫みに振ることで、暫く紫シャンプーを使わずダメージケア系のシャンプーを使うことで、薄い紫〜白までを楽しむことができます。
純白のリアルホワイツよりもより個性的で不思議な雰囲気を持たせてくれるのがまた可愛いです。
パールホワイトの場合、既存の紫シャンプーだけでは作れないので、紫シャンプーに更に紫みを足すことで作ります。
パーソナルカラー的に言うのなら、サマー系の方が得意とするホワイトです。
抜きっぱなしブロンド
丁寧にブリーチをし、綺麗に明るくなっていれば、カラーシャンプーなどをしなくてもそれだけで綺麗なブロンドになってくれます。
これらは全て、ブリーチ後一切何もしていない所謂”抜きっぱなし”の状態です。
ホワイトブロンドよりも少し黄色味が強く感じますが、その方が元々持っているメラニン色素の色なので似合わないと言うことが少なく、それでいてキチンと明るくしているので光の色や当たり方によってはキチンと白っぽく見えてくれます。
パーソナルカラー的に言えばスプリング系の方が特に得意とするホワイトですが、スプリング・サマー系の方なら問題なく纏いこなせるお色です。
カラー履歴があると…
最後に、冒頭でお話ししたホワイトヘアの条件
こちらの記事にある通り、ホワイトヘアは最低条件としてカラーもパーマも何もしていなくて、普段のアイロンで髪の毛が熱変性していないことが最低条件になります。
ではカラー履歴がある場合、本来ならホワイトに出来るくらいのブリーチをしたらどうなるのか…。
以下はカラー履歴がある方をホワイトブリーチした場合の画像になります。
毛先にカラー履歴が残っている場合
毛先にカラー履歴がある場合、ヴァージンヘアの部分は白くできますがその部分は白まで持っていくことはできません。
その場合、その残留がある毛先との繋ぎがスムーズになるように、抜きっぱなしブロンドかホワイトブロンドにさせて頂きます。
黒染めや白髪染めなどの残留性の高い染料の残留がある場合
黒染めや白髪染め、それらではなく普通のカラーだったとしても、染料の構成によっては非常に残留性の高い”中間体”と言う染料が含まれている場合があります。
その場合、中間体を落とすことは現在の毛髪科学の理論上不可能なため、中間体の色が強く出てしまいオレンジ味がかった感じになってしまいます。
白にできない!そんな時は…
キッパリ諦めましょう。
無理なものは無理です。
ホワイトは純潔の象徴。
カラーやパーマの履歴があったり、熱変性してしまいっているとどうしたってできなくなってしまいます。
無理をしてブリーチをしようものなら、髪の毛はボロボロになってしまい、とてもじゃないけど綺麗とは言えなくなってしまいます。
でも、そんな時は発想の転換をし、残留を上手く使ったスタイルや、最終的に白っぽくなってくれるようなお色にするのも一つの手です。
例えばこちら。
根元のヴァージンヘアがホワイトにできた部分で、中間から毛先は中間体の残留で淡いオレンジになってしまっていたので、それを活かして
ホワイト〜淡いオレンジ〜鮮やかなオレンジのグラデーション
にしています。
また、ただ毛先をオレンジにするだけでは境界線ができてしまうので、中間部分からオレンジやイエローを入れることでより”そういうスタイル”であることが成立するようにしています。
逆に、思いっきり青紫に振ってしまうパターン。
毛先に先ほどのような残留があり、根元から中間は綺麗に明るくなったものの毛先が若干オレンジ味がかっていたので、そこに紫が乗ることで綺麗なグレーになってくれます。
また、元々白にするには薄い青紫を載せているので、根元から中間の部分も色落ちするとホワイトになってくれますし、毛先の嫌な赤みもある程度抑えられるので…、
このように、純白でこそありませんが、かなり白っぽく見えるシルバーになってくれます。
まとめ
ホワイトヘアにするには最低限ヴァージンヘアであることが必須になります。
しかし、それさえクリアしていれば、日本人でもブリーチ1回でホワイトヘアにすることは難しくありません。
また、条件が整った上で1回のブリーチで白くすることができれば、塗布技術と処理技術が必要にはなりますが、ヴァージンヘアと変わらない艶と指通りを実現することができます。
どの画像も、キチンと天使の輪がかかっていることがお分かり頂けると思います。
これらは皆、ブローやアイロンをせずに、オイルなどのスタイリング剤をしようせずに手で乾かしただけの状態です。
丁寧な技術と薬剤への理解があれば、日本人でも綺麗なホワイトヘアに出来るのです。
メニュー:ホワイト・ブロンド(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:5〜6h
そんな僕のホワイトブリーチ。
毎日ブリーチに触れ、ホワイトヘアも沢山作らせて頂いている分、綺麗な髪の毛で綺麗なホワイトにできますし、ホワイトヘアの中で色々な表現ができます。
ホワイトヘアにしてみたいな〜という方は是非ご相談ください。
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