ヘルシーとか、何たらジェニックとか、そういう単語使えると美容師っぽいですよね。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーにカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
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そういう単語を使えないので、僕は多分美容師では無いのだと思います。
強いて言うなら、カラリスト芸人です。
目指せM1王者。
閑話休題
僕の普段の仕事といえば…、
こういうのとか。
こういうのとか
こういうのとかが多いです。
なので、よく”ホワイト領域までブリーチして話はそれからだ”みたいな感じに捉えられてしまうことが多いです。
また、世間一般的にも、”ブリーチは明るくするためにするもの”という認識が強いと思います。
確かに、ブリーチをするとカラー剤では作れない明るさにすることができますし、その明るさだからこそ作れるお色にするためにブリーチをするわけです。
しかし、ブリーチが必要なカラーだからといって、どんなお色でも兎に角明るくすれば良いというわけではありません。
というのも、色というのは”色相・明度・彩度”の三要素から成るのですが、”色を乗せる”となった場合”色に乗られる側”、つまりベースの状態が大きく関わってきます。
何故なら、カラー剤というのは所謂普通のカラー剤であるアルカリカラーや、マニックパニックのような塩基性染料やヘアマニキュアのような酸性染料など、種類を問わず、基本的にカラーフィルムのようなものだからです。
色がついた半透明のもの、というイメージを持ってもらえれば良いかな。
例えばパステル系のお色のフィルム。
物凄く明るくて物凄く淡い青を乗せる場合、黒い画用紙の上に乗せてもほぼ何も変わらないですよね。
けど、白い画用紙の上に乗せたら、ちゃんとその色が見えてくれます。
逆に、物凄くヴィヴィッドなお色だと、黒の画用紙だと流石に見えないかもしれませんが、黄色くらいまで明るくなってくれば比較的見えるようになってくれます。
更に、そのカラーフィルム自体の透明度みたいなものが、高ければベースが白に近い必要がありますし、低ければベースを完全にカバーしてくれるのでそこまでベースの状態を気にしなくても良くなります。
また、髪の毛自体が持つ色味、そして髪の毛が明るく成るにつれて上がる透過率も大きく影響します。
黒髪が透過率0の状態で完全な純白が透過率100だとした場合。
よりクリアに発色させるのであれば、髪の毛自体の色味を極力無くし、透過率をあげる必要があります。
それは、パステル系だから、というわけではなく。
鮮やかなお色であったとしても、よりクリアな発色を求めるのであれば、白に近いところまで抜き切ることが良い場合もあります。
逆に、鮮やかさの中に深みみたいなものを持たせたいとなった場合は、明るくしすぎてしまうと、髪の毛が本来持つ色素が減るため透過率が上がりすぎてしまい、色に深みを持たせてあげることができなくなってしまいます。
勿論、カラーの仕方でベースを明るくしても色に深みを持たせることはできます。
しかし、明るくしたらその分のダメージを負うことになりますから、色落ちを想定して…と言ったそれ相応の理由が無い限り、必要以上に明るくすることはその分のリスクを伴うことになります。
なので、ブリーチをするというのはあくまで”その色にするために必要だからする”だけであって、明るくすること自体が目的ではありません。
目的はあくまで、その方がやりたいというお色にすること。
そのためにどれくらいの明るさが必要なのか、つまりどれくらいのブリーチをすれば目的の色に出来るベースが整うのか、というあくまで手段な訳です。
必要最低限のブリーチで止めていれば、その分ダメージも少なく済みますし、余力が残っていれば次に何かをしたいという時に融通が効きます。
たまに、ずっとブラウン系のお色にさせていただいている長いお客様から、なんか明るくしたくなったと言われることがあるのですが、そういう時って本当に”何となく”なんですよね。
明確な希望の色があるわけじゃ無いんだけど茶色も飽きたし、そろそろ明るくしたい、みたいな。
そういう時は、色味の希望をある程度お聞きして、今後の展望を一緒に考え、今はここまでにしておく方が良いといった形でカウンセリングをさせていただきます。
ずっと茶系で、ハイライトとローライトで育てていた髪の毛を、一旦バッサリ切らせて頂き…、
こうなりました。
キチンと明るくしながら、ホワイトまでは持っていかない柔らかなベージュ。
メラニンが元々もつ黄色味を活かしてあげているので、綺麗な艶も出てくれますし、必要以上に明るくしていないので、次もう少し明るくしたいとなってもちゃんと対応できます。
メニュー:Hana式ブラウン(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:4h
ブリーチはあくまで、”希望の色みを作るための手段”でしかありません。
ご希望のお色によってはブリーチのパワーをコントールし、必要最小限のブリーチで済むようにしてあげればその分ダメージも抑えられます。
そこに更に、Al Chemのトリートメントが組み合わされば、染める前より良いコンディションにすることもできますので、「ブリーチしないとこの色はできないけど、ブリーチしたらすごく傷むよ」と言われて悩んでいらっしゃる方がいましたら是非ご相談ください。
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