白髪があっても明るくできるし色味も楽しめるHana式ブラウン

”白髪染め・オシャレ染め”みたいな謎の区分ありますよね。

確かに、白髪って黒髪と同じように染めようとすると、色が入らず浮いてしまうこともあります。

しかし、白髪を染めるための原理原則が分かっていれば、所謂オシャレ染めと変わらないように染めることもできます。

今日はそんな、白髪があっても黒髪だけの頃と同じようにヘアカラーを楽しめるHana式ブラウンの1つのご紹介です。

 

 

 

【華やかで品のある髪色が派手髪】

【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】

をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。

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白髪ってなんで生えてくるの??

 

まず初めに、何故白髪が生えてくるのか。

今までは”老化の過程で生まれる仕方のないもの”として扱われて来ましたが、近年の再生医療の進歩に伴う毛髪に関する研究でその原因などが解明されて来ました。

 

その理由は…と言いたいところですが、僕も完璧に理解しているわけではないのでザックリ僕の簡単な理解で説明すると…、

 

髪の毛を生み出している毛包内で毛包幹細胞が髪の毛自体の元の、色素幹細胞が黒髪のの元となる色素細胞の供給源となって、新しい髪の毛が黒髪として生えてくるようになっています。

この毛包幹細胞と色素幹細胞が、放射線を浴びたり酸化ストレス(活性酸素)によって壊れてしまい、毛包幹細胞が壊れると薄毛に、色素幹細胞が壊れると白髪になると言われています。

 

 

 

普段の生活の中にある白髪発生の原因

 

放射線は、普段の生活では紫外線

分け目から白髪が出やすい原因の一つはこれです。

加えて、紫外線を受けることで皮脂が過酸化脂質に変化してしまうことで、同時に頭皮の酸化も起きてしまいます。

だから、紫外線対策は大切なんですよね。

 

酸化は他にも、普段の食事の中で摂取する糖質による糖化

それと同時に起きる酸化によって発生する活性酸素によるものもあります。

ここ数年、糖質制限が注目されていますが、あれはダイエットだけでなくアンチエイジングや美容にも効果があります。

ただし、間違った糖質制限(糖質制限とカロリー制限を混同するなど)は逆に身体への負担も大きいので、実践するならキチンとした知識の元行いましょう。

 

 

 

美容室でも白髪発生の原因はある

 

普段の生活以外にも、僕たち美容師が行う施術の中でも活性酸素は発生します。

ヘアカラー、ブリーチは酸化を利用して明るくしたり発色させていますから、当然活性酸素も発生しています。

 

 

 

ブリーチで起きる酸化と僕がしている対策

 

カラー剤やブリーチ剤を頭皮にベタベタと塗るような施術をしていると、どんどん活性酸素の影響を受けて白髪が増えたり抜け毛の原因となります。

特に、ブリーチはヘアカラーよりも圧倒的に活性酸素の発生が多いと言われています。

だからこそ僕は、ブリーチ剤の中でも活性酸素の発生が穏やかと言われるクリームタイプのブリーチ剤を使用したり、頭皮に付けずに根元から塗布する技術を基本としています。

 

ブリーチは滲みて痛いもの?滲みない痛くないHanaのブリーチ技術
ブリーチすると滲みたり痛いのは当たり前??いいえ、滲みないし痛く無いのが当たり前です。 そのために僕が拘っている事についてまとめたので是非ご覧ください。

 

僕はブリーチは滲みない、痛くないが当たり前とお伝えしていますが、それは同時にアンチエイジングにも繋がっているわけで。

よく、「ブリーチし過ぎると将来ハゲるよ」とか言われますが、あれは強ち間違いではなく、頭皮にベタベタと塗るブリーチをしていると、ハゲたり白髪になる原因になってしまいます。

 

 

 

茶系のカラーの白髪の原因とその対策

 

その活性酸素の発生による白髪の発生などのエイジングは、ブリーチだけではなく普通のカラーの中でもブリーチ力の強い薬剤を頭皮からベタ塗りしていると同じことが言えます。

 

ブリーチ力の強い薬剤は、昨今のアッシュ系が綺麗に出る系の薬剤や、所謂白髪染めの薬剤

この辺りは、物によっては結構なブリーチ力を持っているため、頭皮にベタベタと塗ってしまうと白髪発生の原因になります。

特に白髪染めは、昔ながらのお店だと「根元に一切白髪を残さないために頭皮にしっかり溜めて塗ることが正しい」と教えられるため、白髪染めをすればするほど白髪が増えていくという負のスパイラルに陥ります。

 

なので僕は、普通のカラー剤も極力頭皮に付けないような塗布をしていますし、白髪染めをするときも白髪染めの薬剤は使わず、最小限のブリーチ力の薬剤で白髪を染めています

 

ブリーチもそうですし、普通のカラーでも、一歩間違えれば綺麗になるどころか老化の原因となってしまうわけです。

だからこそ僕は、その原因になりうる行為や薬剤は可能な限り排除し、髪の毛だけでなく髪の毛を生み出す細胞も大切にする施術を心掛けています

 

 

 

何故白髪って染まりにくいのか

 

そんな僕のカラーですが、前述した通り白髪染めであっても白髪染めの薬剤は使いません。

でも、白髪染めをされている方なら一度は耳にしたことがあると思いますが、白髪って黒髪に比べて染まりにくい性質があります。

 

その原因は大きく2つ。

色の見え方と、白髪の構造によるものです。

 

 

 

白髪が染まりにくい原因①

 

白髪が染まりにくい原因の一つは色の見える原理によるもの。

と言っても、所謂白髪染めの薬剤ではちゃんと染まりますが、所謂オシャレ染めの薬剤や白髪染めの中でも明るいお色だと染まり難かったりギラついて浮いた状態になりますよね。

これは、白髪の状態とカラー剤に含まれる染料が原因となります。

 

 

 

白髪の状態

 

白髪って、白ですよね。

 

…いやまあ、なに当たり前な事を言ってるんだと思われるでしょうけれど、その白いという状態がなかなか厄介なものでして。

白ってのは、とどのつまり全ての色味がなくて光の透過率がマックスな状態、光が全て反射する状態なわけです。

ですから、髪の毛の中には色素が0の状態なわけです。

 

これがまず1つ目の理由です。

 

 

 

カラー剤の違い

 

で、もう一つ原因となるのが所謂オシャレ染めの薬剤と白髪染めの薬剤の中に含まれている染料の違い

そもそもオシャレ染めと白髪染めって分類の仕方が癪に障るんですけどそれはさておき。

 

所謂オシャレ染めの薬剤って、メラニン色素がある髪の毛を染めることが前提となっているので、弱いブリーチをしてメラニン色素を壊して髪の毛を茶色にしたところに色味を入れるという考え方の元作られています。

逆に、白髪染めの薬剤はメラニン色素がないところに染めるために、擬似的なラニン色素を補うように濃い茶を多く含んでいます。

 

これが、2つ目の理由です。

 

 

 

白髪に所謂オシャレ染めの薬剤を塗っても…

 

先程までの2つの理由。

白髪はメラニン色素が0で光の透過率がマックスな状態。

所謂オシャレ染めの薬剤はあまり茶を含んでいなくて、白髪染めは擬似メラニンとなる濃い茶を含んでいる。

この2つのことから、

 

メラニン色素を含まない白髪に普通に黒髪を染めるような茶をあまり含まない色味だけの薬剤を塗っても光を吸収する色素が髪の毛内部に存在しないため、光の透過率が下がらず薄ら色付く程度となり、所謂ギラついた状態になってしまったり全く染まらなかったりする。

 

これが、白髪が所謂オシャレ染めでは染まりにくい原因の1つです。

 

 

 

白髪が染まりにくい原因②

 

次に、白髪の構造について。

とあるメーカーの研究の方からお聞きしたのですが…。

 

先程、白髪が生えてくる原因の中で髪の毛自体を作る毛包幹細胞メラニン色素を作る色素幹細胞の話をしましたよね。

このうち、色素幹細胞が壊れてしまうと、毛包幹細胞だけがよく働く状態になります。

これにより、本来のケラチンタンパクとメラニン色素のバランスが崩れ、毛髪内部を占めるタンパク質の割合が増えてしまいます

 

すると、所謂オシャレ染めの薬剤では毛髪内部まで染料を届けるにはパワーが足りず、1つ目の原因と合わせて染まりにくくなってしまうわけです。

なので所謂白髪染めの薬剤は、オシャレ染めの薬剤と比べパワーが強く設定されているものが多いです。

 

 

 

白髪染めの薬剤で白髪を染めることは白髪発生とダメージの原因に…

 

そんなパワーの強い白髪染めを、何度も毛先まで塗ってしまうとどんどん髪の毛は傷んでしまいますし、頭皮からベタ塗りすると白髪が増える原因となってしまいます。

なので僕は白髪があるお客様であっても、白髪染めの薬剤は一切使わずに、所謂オシャレ染めのカラーをしています。

 

「え、でもオシャレ染めの薬剤じゃ染まらないんじゃないの??」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、カラー剤の原理原則とスペックを正しく理解していれば、オシャレ染めの薬剤を駆使することで白髪も綺麗に染めることができます。

そうすることで、白髪の発生を少なくすることと、髪の毛のダメージを最小限に抑えることに繋がります。

 

また、白髪って言わば天然のハイライトだと僕は思います。

なので、それを上手く整えてあげることで、より自然な髪色にすることもできます。

 

 

 

白髪も綺麗にダメージレスに染めるHana式ブラウン

 

というわけで今日の本題、僕の白髪染めについて。

 

 

 

ケース①

 

 

白髪が数本ある程度のこちらのお客様。

白髪は少ないものの、結構ジリついた癖がある方です。

こう言った髪質の方に、白髪があるからと言って白髪染めの薬剤を使ってしまうと、更に癖が強くなりバサバサな状態になってしまいます。

 

なのでここから…、

 

 

 

 

こんな感じで、最小限のダメージで済むように減力した明るくしすぎないハイライトを入れて、赤みを抑えつつナチュラルなアッシュブラウンにして…

 

 

 

 

こう。

 

 

 

 

ずっと担当させていただいておりますが、白髪染めの薬剤は一切使わず染めている上、2月からはAl Chemのトリートメントをさせていただいているため、癖も多少落ち着き自然な艶が出てくれています。

 

 

 

 

更にインナーにはネイビーを入れたりして。

白髪があるからと言って白髪染めをしなければならない理由は1つもないですからね。

お仕事柄できる範囲はあるでしょうけれど、その中で目一杯好きな色を身に纏っていただけたらと思うんです。

 

 

 

 

メニュー:Hana式ブラウン(¥15,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)+ハルカカット(¥6,600)

所要時間:5h

 

 

 

ケース②

 

 

こちらもまた、ずっと担当させて頂いているお客様。

前々回がピンク系、前回がバイオレット系だったため少し赤みの残留が見られます。

 

 

 

 

白髪率はこんな感じで、20代にしては多い方って感じです。

で、今回は少し明るくして夏っぽくしたいということで…、

 

 

 

 

ハイライト大盛りです。

ぶっちゃけ途中から精神と時の部屋に入るくらいには大変です。

 

 

 

 

 

で、トリートメントのプロセスで一旦乾かしてこう。

ここから、青くなりすぎないように赤みを抑えて…、

 

 

 

 

こんな感じのナチュラルなアッシュブラウン。

天使の輪がかかるくらいには艶が維持できています。

 

 

 

 

メニュー:Hana式ブラウン(¥20000)+Hana式トリートメント(¥5,000)

所要時間:4.5h

 

 

 

白髪染めでも明るく綺麗なデザインにできる

 

と言った感じで。

白髪染めもカラー剤の原理原則を理解し施術すれば、このようにオシャレ染めと変わらない仕上がりにすることができます。

白髪が出てきたからと言って白髪染めの薬剤を使って暗くする必要はありません。

 

むしろ、このような染め方をしてあげる方が、白髪の部分は変に暗くならないですし、黒髪部分を不必要に明るくしないので、伸びてきた時も気になりにくくなってくれます。

 

なので、白髪が出てきてお悩みの方や、今白髪染めをずっとされていてお悩みの方は是非ご相談ください。

 

 

 

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