ブリーチをされている方の中には様々な理由で
「一旦ブリーチをやめて地毛を伸ばそう!」
と思われる方もいらっしゃいますよね。
その他にも、お仕事が忙しかったり、今回のコロナのような社会情勢的に行けないこともありますよね。
そんな時にただ伸ばしていくだけも勿論いいと思いますが、少し手を加えてあげると伸ばしていく間も髪色を楽しんで頂けると思います。
今日はそんなブリーチを一旦お休みして地毛を伸ばしていく時の方法をば。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
初めて僕のブログをご覧下さった方は必ずこちらのページを御一読下さい。
・Hanaのブリーチ技術について
・ホワイトヘアにするための条件
・何故1回のブリーチで白く出来るのか
・そもそもホワイトブリーチやケアブリーチって?
・どれくらいダメージするの?
・ブリーチってやっぱり染みて痛いものなの?
といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。
これらの記事をお読み頂いた上、日々のブログ・スタイルページ・インスタグラムなどをご覧頂き、【僕の理念や作るスタイルに共感頂けた方】は是非、記事の一番下のLINEオフィシャルアカウントから、友達追加の上ご連絡ください。
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髪の毛ってどれくらいの期間でどれくらい伸びるの??
と、その前に。
そもそも髪の毛がどれくらいの速度で伸びるのかというお話。
詳しくはこちらの記事で解説しているのですが、
耳にかかるくらいの長さで1年
鎖骨くらいで2年
胸よりも下では3年以上
の期間が必要になります。
なので、例えば
「地毛を伸ばして一旦髪の毛の履歴をリセットしたい!」
となった場合、ショートでも1年はかかり、一般的なボブスタイルのようなミディアムでは2年ほどかかることを念頭に置いて頂けたらと思います。
また、学生さんなどで就活で黒髪や暗い髪色にしなければならない方。
その中でも就活が終わったら綺麗にブリーチして髪色を楽しみたいと思っている方。
そういった方は、ショートでも1年かかるので、それを見越した髪色のスケジューリングを考えていただけると嬉しいです。
というのも、
ブリーチして色々な髪色にされていたロングの方が、インターンが始まる3年生の夏頃に暗くして、4年生の夏頃に就活が終わってまた明るくしたいと仰る…。
けれど、耳から下の髪の毛は元々ホワイトブリーチをしていてダメージ的にかなりきている…。
けど長さは変えたくない…。
結局、髪色を楽しめる最後のタイミングでご希望のお色には出来ないまま就職を迎える…。
ということを何度も見てきました。
人によっては人生最後になる就活〜卒業までの期間に髪色を楽しめないなんて悲しいですよね。
なので、
こちらの記事で、学生の間のヘアカラーのスケジュールの考え方を纏めております。
是非ご参考にして頂けたらと思います。
地毛を伸ばしていく途中のカラー
で、今日の本題。
ブリーチやめて一旦地毛を伸ばしていきたい!
しばらくリタッチに行けない!
という方の、髪色の育て方。
そのまま伸ばしてナチュラルグラデーションに
一番シンプルな方法は、只管伸びるのを待って自然なグラデーションにしていくこと。
こちらの記事でご紹介している方のように、お仕事だったり今回のコロナの影響だったりで中々リタッチに行けなかったりする場合。
一旦地毛を伸ばしていきたい。
そういう時にただ只管放置するのも一つの手です。
先ほどの記事内でも書いておりますが、こちらの方の伸び具合でブリーチをやめてから大体8ヶ月ほど。
これくらい伸びると、境界線が線ではなく範囲といった感じで、良くも悪くもボケてきてくれます。
そこに色を入れてあげれば、ブリーチしていた部分で髪色を楽しむことができます。
但し、こちらの記事で「良くも悪くもボケる」の”悪くも”の理由を書いているのですが、簡単に言えば、
「地毛伸ばしていくの飽きたからやっぱやーめた!リタッチして!」
となった時のリスクがとても大きいです。
どんなに頑張っても、髪の毛一本一本毛周期が違うために切れ毛やムラになってしまいやすいからです。
とは言え、後述する方法でも同じことではあるので、伸ばすなら伸ばしきる。
伸ばし切ってカットしてからブリーチ、と考えて頂けたらと思います。
ハイライトを入れて繋ぐ
もう一つの方法は、ただ地毛を伸ばしていくだけではなく、伸びてきた地毛の部分にハイライトを入れて繋ぎ、馴染ませてあげる方法。
こちらの記事でご紹介しているのですが、
先ほどのこちらの方を更に自然なグラデーションにしていくのなら、黒髪の部分にもう少し明るい毛があるとより自然になってくれますよね。
なので、この黒髪の部分にハイライトを入れてあげる。
「ハイライトを入れる」と聞くと、アルミホイルを使って部分的に、根元から毛先まで薬剤を塗るイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、アルミの中で塗り分けをしたり、リタッチのように黒髪の部分だけ塗布することもできます。
そうすれば、最小限のダメージで効率よく繋ぐことができます。
こちらの方はスライシングという技法のハイライトで繋ぎましたが、ハイライトにも色々な種類があるので、求めるイメージに合わせて繋ぐこともできます。
最近よく聞く”エアタッチ”で繋いだグラデーションカラー
というわけで今回のお客様。
ビフォア
「リタッチを一旦やめて地毛を伸ばしていきたい!」
となってから約半年。
根元がだいぶ伸びてきました。
が、流石にこの黒髪に飽きてきたとのこと…。
確かに、なんとなく放置しているなら兎も角。
「伸ばすぞ!」って感じで意識している時って、伸びるのも遅く感じますし、意識しているとついつい見てしまいますから。
今までずっとブリーチさせて頂いていて、染めたてから色落ちまでの変化を楽しんで頂いていた方なら尚更、変化のない黒髪は飽きてしまいますよね。
加えていうなら、6ヶ月〜12ヶ月目あたりの伸び加減って、どうしてもグラデーションとしてのバランスが悪くなりがちなので見栄えも良くなかったり…。
”我慢の時間(半年間)”って感じです。
なので今回は、ハイライトを入れることで伸びてくる黒髪とブリーチ部分を繋ぎ、変化をつけようと。
今回選んだハイライト技法は”エアタッチでリタッチ”
というわけで、
こんな感じでアルミフォイルを挟んで、ハイライトを入れて繋いでいきます。
今回僕が選択したハイライトの技法は”エアタッチ”。
これは、一般的にハイライトと言った場合に多くの方が想像するウィービングや、メッシュのイメージが強いスライシングなどとは大分毛色が違う手法です。
分けとった毛束に風を当て、毛量調節などで短くなっていて自然に落ちる毛は落とし、それ以外の長い毛をブリーチしていく方法です。
これのメリットはなんと言っても、根元から毛先まで明るい部分の量が均一になってくれること、ウィービングよりも更に自然なハイライトになることです。
今回のお客様は筋っぽさを出すことよりも、また黒髪を伸ばしていく中でもストレスが少なく済むように自然に繋がることを優先したかったので、エアタッチを選択しました。
エアタッチでリタッチするとこうなる
で、
これを流すと…、
こうなります。
ウィービングとはまた違った、物凄く細かなハイライトたち。
後ろ姿も寄りで見ても、自然に繋がってくれていますよね。
オンカラーして完成
このベースを作ったら、最後にお色を乗せていき…、
こうなりました。
根元の方にも暗く鮮やかな青紫が入り、根元の伸びてきた黒髪と中間毛先のしっかりブリーチしていた部分がパッキリと別れていたのが、自然に繋がりどこからがブリーチしていてどこまでがブリーチしていない部分なのかわかりにくくなりましたよね。
根元にもブリーチ部分が生まれ、今回のエアタッチもしっかり明るくしたところに青紫を入れているので、色落ちの過程もまた楽しんで頂けます。
メニュー:Hanaカラー(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:5h
と言った感じで。
ここ数年トレンドになっているバレイヤージュやエアタッチ。
これらはあくまで技法でしかなく、それをどう使ってどのようなスタイルにしていくかが大事だと僕は考えます。
今回は伸びてきた黒髪とブリーチ部分を繋ぐために使いましたが、ナチュラル系のカラーでもこれらを使って自然なグラデーションを作ることもできるので是非ご相談くださいませね。
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