僕が普段作らせて頂いているような3色以上を使ったカラフルな髪色って、人によっては「やってみたいけれど、そこまで派手にする勇気は無い…。」と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし同時に、「毎回同じような色ばかりで飽きてきた…。」と思われている方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
今日はそんな時にオススメの、ほんの一匙の隠し味的なスタイルのご紹介をば。
単色に飽きてしまった時にオススメの方法
今回ご紹介するのはこちらの記事でご紹介していたお客様。
お仕事の関係でできるお色が決まっており、基本的に赤以外の色を入れることが無いという方です。
でも、毎回赤にしているだけだと飽きてきてしまいます。
なので今回は…、
こんな感じで、黒のローライトを入れさせて頂きました。
単色が飽きてしまいやすい理由
人によってはハイライトやローライトで作る意図的なムラがあまり好きではなく、「髪の毛を染めるなら単色が至高」と思う方もいるでしょう。
そういう方のお気持ちを否定するわけでは決してないのですが…。
単色の髪色って、どうしても飽きてしまいやすいのもまた事実です。
というのも、人が何かに飽きる根本的な理由というのは言わずもがなマンネリ化ですよね。
例えば、毎日同じ時間に起きて同じ時間に家を出て、同じ道を通って出勤し同じような仕事をして…。
同じことをずっと繰り返していると、変化の無さから飽きてしまうのはヘアカラーでなくても同じです。
髪色が単色だと、勿論褪色による変化こそありますが、どんな形や動きをしても見え方がほぼ変わらないです。
それ故に、どうしても飽きやすくなってしまいます。
だからと言ってあまり派手にはできないorしたくない
とは言え、だからと言って僕が普段作らせて頂いているようなカラフルな髪色に挑戦するには中々勇気が出ない方もいらっしゃると思います。
また、お仕事柄そこまで派手には出来なかったり、「ああいった髪色にするのはちょっと…。」と思われる方もいらっしゃると思います。
そんな時にオススメなのがハイライトやローライトでメリハリをつける方法です。
ハイライトとローライト
ハイライトはよく耳にすると思いますが、改めてご説明させて頂くと…。
ベースの明るさよりも明るい部分のことをハイライト、暗い部分のことをローライト
です。
ハイライトやローライトには様々な技法があります。
細かい筋を作るウィービング。
一昔前にはメッシュと呼ばれていたスライシング。
毛先み向かって変化をつけるグラデーション。
内側と外側で色や明るさを変えるインナーカラー。
などなど…。
ちなみに昨今流行りのバレイヤージュは、これらの中のグラデーションに含まれます。
兎角、ベースに対して明るい部分や暗い部分を作るのがハイライトやローライトというわけです。
ではどのような場合にハイライト、ローライトのどちらを入れるのがオススメなのか。
今回は一般的にハイライト・ローライトと言った時にイメージされることの多いウィービングやスライシングに限って言うと…、
ハイライトを入れるのがオススメな場合
ウィービングやスライシングのハイライトを入れるのがオススメなのは、ベースの明るさがそこまで明るくない場合です。
端的に言って仕舞えば、ブラウン系のカラーをされている方にオススメです。
というのも、元の明るさが明るいと、ハイライトは目立たなくなってしまいます。
それ以前に、元が明るいということはそれ相応のダメージを負っているということなので、そもそもとしてハイライトを入れるということが難しい場合が殆どです。
また、ハイライトは意図的に明るい部分を作る技術。
その為、元からまばらに明るい毛が生えてくるのを整え綺麗にすることも出来ます。
…そう、つまり白髪が気になる方にもオススメな技術です。
こちらが僕が作らせて頂いているナチュラル系カラーのまとめになります。
ブラウン系は勿論、所謂白髪染めの記事もありますので是非ご覧ください。
ローライトを入れるのがオススメな場合
で、今日の本題。
ローライトを入れるのがオススメなのは、元々明るい髪色にされている方です。
前述した通り、元々がハイトーンにされている方の場合ダメージ度合いの関係でハイライトを入れることが出来なかったり、入れたとしても効果が薄い場合もあります。
なので、そういった方の場合は逆にローライトを仕込むことで、コントラストを付けて髪色の表情を豊かにする方法がオススメです。
全体をブリーチしてハイトーンカラーや派手髪にすると全体が明るい為、鮮やかなお色だったとしても、どうしてもふわふわとした印象になりやすいです。
そこで、ガツンと暗いローライトを入れてあげると、一気に全体の印象が引き締まり、クッキリとした印象になってくれます。
また、ローライトを入れる際に、今回のように黒に近い明るさで入れる場合、地毛を伸ばして一旦髪の毛の履歴をリセットしたい場合にもオススメです。
というのも、地毛が伸びてくるとどうしたって地毛の黒と中間から毛先のブリーチ部分のバランスが悪い時期が、伸ばし始めてから5ヶ月後〜18ヶ月後まで続きます。
その期間の間、単に色を入れるだけでも悪くはないですが、そこをウィービングやスライシングでローライトを入れてあげると、地毛の黒とブリーチ部分の繋ぎが綺麗なグラデーションカラーとして、地毛の育成期間も綺麗な髪色を楽しんで頂けます。
ハイライトやローライトは毎回入れるの??
最後に、
「ハイライトやローライトって、毎回入れた方がいいんですか??」
というご質問をよく頂きます。
これに対する回答は、必ずしも毎回入れる必要はないになります。
一度綺麗にハイライトを入れてあげると、
こちらの記事の方のように、オンカラーだけで十分な場合もあります。
逆に、ハイライトを毎回入れて積み重ねることで作るスタイルもあり、幾重にも重なるハイライトで全体の印象を作っていく場合もあります。
なので、ハイライトやローライトを入れる頻度はその時の色落ちの状況や、その時の気分やご希望次第なのです。
メニュー:オンカラー(¥15,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:2h
といった感じで。
綺麗に単色に染め上げた髪色も勿論とても素敵だと思います。
ですが、どうしてもマンネリ化しやすかったりします。
そんな時に何かを大きく変えずとも、ハイライトやローライトをほんの一匙加えてあげるだけでも印象を大きく変えることが出来ます。
勿論それが必ずしも正しいというわけではありませんし、ご自身が単色に染めていることに満足されているのであればそれが正解です。
貴女にとっての綺麗、お洒落、可愛い、格好いい、素敵は誰かが決めるものではなく、ご自身で決めることですから。
しかし、もし「何か変化が欲しいけどあまり大きく変えるのは…。」と思っていたら、こういった方法もあるので是非ご相談くださいませね。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
初めて僕のブログをご覧下さった方は必ずこちらのページを御一読下さい。
・Hanaのブリーチ技術について
・ホワイトヘアにするための条件
・何故1回のブリーチで白く出来るのか
・そもそもホワイトブリーチやケアブリーチって?
・どれくらいダメージするの?
・ブリーチってやっぱり染みて痛いものなの?
といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。
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