料金体系改定のお知らせ

2016年12月からブリーチ専門カラリストとして歩み始めて9年が経ちました。

9周年を迎えたということは、10年目に入ったということですね。

シンジロー構文です。

 

閑話休題

 

折角10年目に突入するわけですし、この9年間を振り返ってみようと思ったのですけれど、まあまあ記憶は曖昧になってるものでして。

先日、千田に頼まれて集客に使えそうな写真を掘り返してみたら、「ああこんな事もあったな」などと、数年前の事すら遠い昔の事のように感じる始末。

情報過多な現代では、楽しかった記憶も忘却していくもので……、いや。忘却する事こそが人間らしさの一つだとか言ってた人いましたね。

 

 

閑話休題

 

 

料金体系改定のお知らせ

 

でまあ、本題の料金体系の件です。

 

この1〜2年で、日本に限らず世界中で物価の高騰が見られます。

元々そこまで買い物をしない上に、良い物を買った所でその扱いが面倒臭いと感じる性分なものですら、「何やら俗世は大変そうだなあ」くらいにしか思っていなかったのですが、どうやら経営者たる千田はそうではなかったようでして。

 

過日、千田から「物価高騰の関係で原材料費も上がってるから、申し訳ないけど少しだけ値上げをしてくれないか」と打診を受けました。

上司からの指示ですから。否も応もないのですけれど、とは言え僕も思考停止で料金を上げる不誠実な真似をしようとは思えません。

 

そこで少し考えた結果、単純な値上げではなく料金体系自体を大きく変える事と致しました。

 

料金
オーダー方法 色、配色に関するオーダー方法   ①完全にお任せ ②大喜利・概念カラー ③全体ブリーチで○色系でお任せ ④インナー/アウターカラーで○色系でお任せ ⑤ナチュラル系でお任せ   の5種類の中からお選び頂く形にな...

 

新料金体系のコンセプト

 

これまでの料金体系は、可能な限りシンプルでわかりやすくという思想の元、材料費等は無視して単色か二色以上使うかという、僕自身というリソースをどれくらい必要とするかだけで考えておりました。

ですが、それが成り立っていたのは材料費が今程掛かっていなかったから。

今後、物価が上がり続けるのか以前程度まで落ち着くのかはわかりませんが、現時点ではこれまでのようなどんぶり勘定は出来ない。

他方、物価高騰の影響は全ての人に及んでいる。つまり、値上げをしたとて皆が皆その金額を支払えるわけではない。

 

そこで、今回の料金改定では、

 

・色数だけでなく工程数に応じた料金

・ブリーチリタッチの方法を複数用意し、値下げと値上げの両立

 

を致しました。

 

 

具体的な変更点

 

既存メニュー=基本料金

先ず、これまでの

単色¥22,000

二色以上¥27,500

のメニューを基本料金とし、それぞれ

単色¥23,100

二色以上¥28,600

とさせて頂きます。

 

大多数の方はこのどちらかに該当すると思いますので、実質¥1,100のお値上げをさせて頂いた形になります。

 

既存メニューの変更点

 

既存メニュー唯一の変更点は、工程数で料金が変わる事です。

 

例えば単色カラーでも、

「シルバーに色落ちさせる青」であれば、ブリーチ→オンカラーの2工程で作れます。

「浅葱色のようなペールグリーンに色落ちする青」も2工程で作れます。

ですが、「緑に振れない水色に色落ちさせる青」となると、2工程で作れない事もないですが、ブリーチ→ベースカラー→メインカラーという3工程で作ると、より安定して黄色味が出てこない水色系の色落ちを作る事が出来ます。

 

このように、主に色落ちを見据えたカラーをする際に、どうしても工程数を増やさざるを得ない場合、3工程にした場合は、材料費も多くかかる関係でプラス料金を頂戴する形になります。

 

逆に、カラフルスタイルの場合は元々3工程で作らせて頂く事の方が多かったので、2工程で作れるスタイルや色落ちの場合は少しだけですがお値引きを致します。

 

 

ブリーチリタッチの種類

 

今回一番の変更点の一つがこちらです。

 

 

長く通って下さっている方はご存知の事とは思いますが、僕は元々フォイルリタッチをメインにしておりました。

少しでも切れないように、それでいて根元から真っ白に出来るようにとやっておりましたが、どれだけ気を付けてリタッチをしていたとしても、元々の髪質や日々の扱い方次第では切れ毛になってしまう現実からリタッチ時の明度を下げ、どんな髪質でも安全に、ちょっと乱暴に扱っても大丈夫なブリーチに方向転換しました。

その中で色々なブリーチ方法を試した結果の三種類が、今回新たに設定したブリーチリタッチ技法になります。

詳しくはこちらの記事でご説明しておりますので、是非お読み下さい。

 

ブリーチリタッチの種類について
僕のブリーチリタッチは大きく分けて ベーシックリタッチ コットンリタッチ フォイルリタッチ の三種類があります。 こちらの画像を見て頂ければお分かりかと思いますが、 ...

 

カラフルスタイルのハイエンドメニュー

 

もう一点、今回新たに設定したメニューがこちらです。

 

 

その名の通り、一日かけて物凄く凝ったスタイルを作るメニューになりますが、これは正確に言うと一日かけてと言うよりも、その塗布の複雑さからどうしても時間が掛かってしまうものになります。

そのため、下手をすると他のお客様のご予約をお取り出来ないことにもなってしまうため、もうその日は他のお客様のご予約入れないので何でもやります的な意味合いで、¥44,000とさせて頂きました。

 

ですがこちらは、大多数の方のオーダーには当て嵌まらないかと思います。

乱暴に言えば、物凄く細かいレインボーにするだとか、物凄く細かくカラフルを配色するとか、そういった場合に適用されるものになります。

もし「カラフルにしたいけどどっちになるかわからない」であったり、「¥28,600の範囲内で出来るスタイルにしてほしい」等のご相談ご要望がありましたら、遠慮なくLINEでお伝え下さい。

 

 

その他追加料金・お値引き

 

毛先までブリーチとロング料金

まず、毛先までブリーチかブリーチリタッチかで料金が変わります。

言わずもがな、毛先までブリーチの場合は時間も材料も多くなってしまう関係です。

特に僕がメインにしているホワイト領域は本当大量のブリーチを塗ることになるのでね……。今まで料金一緒だったの、よく許してもらえていたなと思います。

 

また、毛先までブリーチをする場合、どうしても長さによって薬剤の使用量が変わるため、毛先までブリーチする場合はロング料金を頂戴致します。

これはあくまでも毛先までブリーチの場合の話で、リタッチ時のオンカラーで毛先までカラー剤を塗ったとしてもロング料金はかかりませんのでご安心ください。

 

ムラ修正

 

ムラ修正も、フルブリーチ同様かそれ以上に時間と手間がかかります。

ムラの程度にもよりますので料金の幅を取らせて頂いておりますが、相当酷いムラでない限りは+¥5,500で承りますのでご安心下さい。

 

インナー・アウターカラー

 

インナーカラーやアウターカラーで、頭全体の1/2までの場合は、-¥5,500となります。

インナーカラーでも表面だけ黒髪を残した超広範囲の場合は基本料金とさせて頂きますのでご了承下さい。

 

 

ブリーチのみ&カラーのみ

 

ブリーチのみ、カラーのみの場合は時間も材料も手間も少なく済むためその分お値引きを致します。

 

料金目安

 

料金表の最後に「こういう内容の場合はこの料金」という目安となる例を載せております。

今後はInstagram等で料金目安をお伝えしていこうと思いますので、そちらも併せてご参考にして頂き、もし不安な場合は遠慮なくLINEでお聞き下さい。

 

 

 

これまでのシンプルな料金体系から一気に細かくなりご不便をお掛けしてしまうかもしれません。

ですが、この物価高の状況に対応し、お客様にも通って頂きやすく且つ、僕らもお店を継続させていく為の改訂となりますので、どうかご理解頂けたらと思います。

今後とも変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い致します。

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