Hana式ブラウンで白髪染めもナチュラルで色落ちも気になりにくく

実は茶色の仕事もします。

けど、普通の茶色の仕事はしません。

必ず、ハイライトとかローライトを用いて作ります。

 

今日は、そんな僕の茶色のお話をば。

 

 

 

【華やかで品のある髪色が派手髪】

【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】

をモットーにカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。

こちらのブログや日々のブログ、スタイルページ、インスタグラムなどをご覧頂いた上、僕の理念や作るスタイルに共感頂けた方は是非LINEオフィシャルアカウントから、友達追加の上ご連絡ください。

 

Twitterこちら

Instagramこちら

Pinterestこちら

 

 

 

 

ブラウン系の髪色は、恐らく日本で一番多い髪色でしょう。

黒髪よりも明るく柔らかな印象になりますし、ブリーチをするよりも圧倒的にダメージが少なく済みますから、茶系の髪色にされる方が多いのでしょうけれど…。

 

 

 

 

ナチュラルに見せるためにはムラが必要

 

正直、ただ茶色にするだけの髪色は、僕はつまらないなと思ってしまいます。

よくある、8レベルのアッシュで染めただけ、みたいな。

敢えてそうする意味があるのであれば、ファッションの系統やキャラクター的にそうあるべき理由があるのであれば、一色に染め上げるのもデザインの1つだと思います。

 

しかし、とりあえずで一色に塗り潰すのであれば、勿体無いなと思ってしまいます。

 

 

 

更に言うと一色に染め上げるとカラーって、実はどんな色であっても不自然になります。

 

髪色、と言う縛りを取り払って考えてみると、自然界に完全に一色でできているものってごく僅かですよね。

動植物は勿論、景色だったりなんだったり。

一見一色に見える物も、目を凝らすと微妙に明度や彩度、色相がズレていたりします。

 

逆に、完全な一色のものって、物凄く違和感を感じます。

例えばプラスチック製品とか、人工的に作られた物は完全な一色だったりするわけで。

 

髪色でも、同じだと思います。

 

完全な一色に染め上げると、どうしてもウィッグのような印象になります。

ドールのような作った感を出したいのであればいいと思いますが、ナチュラル感を目指すのであればムラを作る必要があるわけです。

 

勿論、ムラと言ってもただムラにするのではなく、より自然で整った、綺麗に見えるムラを作ります。

それが、僕ら美容師が行うハイライトやローライトというものなわけです。

 

 

 

 

 

色落ちを気にならないようにするために

 

色落ちしても気になりにくいようにするために、僕は以下のことを行っています。

 

1つは白髪があってもなくても、”明るくしすぎない調合”をすること。

白髪がある場合は更に、”白髪の仲間を作る”こと。

 

この2つをキチンと行うと、茶色の領域であれば大体どんな明るさでも根元が伸びてきた時に気になりにくくなってくれます。

 

 

 

 

 

必要以上に明るくしすぎない調合

 

僕は根元を染める際に通常よりも明るくする力を下げた薬剤で染めていきます。

白髪が非常に多い方ならまだしも、そうでない方の場合は根元が伸びてきた時に出てくるのは黒髪ですから、そこに馴染ませるためには当然根元を明るくしすぎないことが重要になります。

 

ここで注意して頂きたいのが”根元を暗く染める”のではなく、あくまで”明るくしすぎない”ということ。

 

所謂普通のカラー剤は、ブリーチと発色を同時に行います。

この時、例えば8lvの薬剤で染めても、実際にはもう少し明るいところまでブリーチされ、そこに対して8lvくらいになる染料を入れるので、結果”染めたては”8lvくらいになります。

しかし、色落ちするとブリーチされた状態に戻るわけですから、8lvの薬剤で染めても色落ちするともう少し明るくなり、伸びてきた黒髪との差が出てしまうので、俗に言うプリンになってしまうわけです。

 

なので僕は、そもそものカラー剤によるブリーチを必要最小限に留める調合をし、色落ちしても色味が抜けただけでさほど明るさが変わらないようにしているのです。

 

 

 

 

 

白髪の仲間を作る

 

白髪がある程度出てきている方でも白と黒のバランスを見て、丁度良い明るさに薬剤の調合をしてあげると、それだけでも大分根元が伸びてきても自然に馴染んでくれます。

 

そこに更に、”白髪の仲間”を意図的に作ってあげると、更に伸びてきた時のストレスを減らすことができます。

 

その”白髪の仲間”とはハイライトのことです。

 

ハイライトとは、そもそもベースの明るさよりも明るい毛束のこと。

白髪はハイライトほど都合よく生えてきてはくれませんが、”黒髪よりも明るい毛”という意味ではハイライトと同じものとも言えます。

ならば、意図的にハイライトを入れ馴染むようにしてあげれば、白髪がある程度出てきた方も、伸びてきた時に白髪が気になりにくくできるわけです。

 

更に、ただ白髪を隠すために染めるよりも、白髪を活かしてデザインをするわけですから、出来るお色の幅も広がりますし、まばらに生えるハイライト(白髪)を整えてあげられるので、より綺麗にすることができます。

 

 

 

 

 

白髪染めを繰り返していると、ある程度の期間がかかる

 

白髪のある方の場合、多くの方は所謂白髪染めというものを行っていると思います。

よく白髪染めとオシャレ染めなんて言われますが、その違いは端的に言えば染料とアルカリ量の差です。

 

アルカリ量は割愛しますが、染料の違いというのは実は結構深刻な問題だったりします。

 

というのも、多くの白髪染めの薬剤に含まれる染料は、黒染めにも多く含まれる中間体という非常に強固な結合をする染料です。

 

これは、毛髪内部で酸化重合という結合をするため、ブリーチしても完全に落とすことはできず、赤褐色が残ってしまいます。

 

これを落としながら、オシャレ染めと同じように様々なお色を楽しもうとすることは、言わば”黒染めを落として黒染めをしてしまう前と同じようにカラーを楽しもうとすることとほぼ同義”と言っても過言ではないと僕は思います。

 

更に言うならば、若い子であれば多少のダメージも気にならないかもしれませんが、白髪が増えてきて気になるご年齢の方の場合、髪の毛がダメージしていると一気に老け込んで見窄らしくなってしまいかねません。

そうならないようにするためには、明るさとコンディションの両立を図っていかなければならないので、一気にブリーチして落とす、と言うよりもハイライトやオンカラーの調合で徐々に削っていく方法を取る必要があります。

 

これをしていくと髪の毛の伸びる速度と色落ちの兼ね合いで、どうしたって半年〜1年は見ていただく必要があります。

 

 

 

 

 

しかし、時間をかけて白髪染めから脱却し、更に手をかけてあげると…、

 

 

 

 

 

 

こんな風に、一見どこに白髪があるのかわからないくらい自然に馴染み、後ろ姿では全く年齢がわからないような髪色にしてあげることができます。

 

 

 

 

 

 

更に、無理なブリーチもせず、カラー剤によるブリーチも最小限に留めており、キチンとした処理も合わさることで、染めたてから暫く経ってもこんな風に艶がある髪の毛でいられます。

 

 

 

 

 

で、ここまで来たらぶっちゃけやること殆ど無いくらいなので…、

 

 

 

 

 

 

伸びてきた部分のリタッチと、色落ちしてた中間から毛先の色味をちょっと整えてあげるだけで充分綺麗になります。

 

 

 

 

 

 

 

また、不必要なダメージは与えず、残留しやすい余計な染料も使わず、処理もキチンとしてあげているので髪の毛のコンディションが非常に良く、故にインナーカラーで自由に好きな色を楽しむことが出来るのです。

 

 

 

 

 

 

艶々のサラサラです。

 

 

 

 

 

メニュー:Hanaカラー_point(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)

※インナーカラー無しの場合はHana式ブラウン(¥15,000)

所要時間:3h

 

 

長くなりましたが、そんな僕のHana式ブラウン。

白髪染めでなくても色落ちを気になりにくく、よりナチュラルで、でも個性的な可愛い髪色に出来るので、茶色の仕事も是非お任せください。

 

 

 

 

コメント

  1. […] Hana式ブラウンで白髪染めもナチュラルで色落ちも気になりにくく実は茶色… […]

タイトルとURLをコピーしました