数日前に書いたこちらの記事。

で書いたように、非常に滲みやすいカラー剤というものがあります。
それ故に扱いが難しい部分もありますが、その特性を逆手に取れば、こういうスタイルを作ることも出来るんでっせって話をば。
滲むなら、滲んだって良いじゃない
って、ヤス君言ってた。
ヒデちゃんは上手いこと滲まないようにするタイプみたいですけど、そういうのも良いよね。
「滲むカラー剤なんて使わなきゃええやん」とか宣うノッブも、まあそういう考え方もあるよね。
ってわけで、強い赤をわざと滲ませて作ったスタイルがこちら。
可愛かろう。
ちゃんと塗ったのは
根本と、お顔周りにメッシュ状に入っている部分だけです。
皆大好きマニックパニックのDIVINE WINE (ディヴァイン ワイン)を使いまして。
こちら、ひっじょ〜〜〜〜〜〜に色移りしやすく残りやすいお色なんです。
近しいお色でフューシャショックってもう少し紫寄りのお色もあるのですが、そちら以上に色移りしやすくて。
ブランクの横に寄せようものなら問答無用でピンクにしてくれます。
だからこそ、こういう使い方もできるわけです。
根本だけバーっと塗って、お顔周りのメッシュ部分はフォイルに包んで時間をおいたら、あとはシャンプーが泡立つ程度に全体を濡らしてシャンプーするだけ。
そうすることで、泡で全体に満遍なく、そして薄らと色が移り良い具合のピンクになってくれます。
料金:¥22,000
所要時間:フルブリーチの場合5〜6時間、リタッチの場合3〜4時間
滲む滲まない、残る残らないも、どちらが良い悪いというわけではなく、大切なのは使い方です。
今回のようにほぼ根本だけしか塗らなければ、残留してしまうのも根本だけなので次のリタッチの時にカラーチェンジもしやすいです。
また、マニパニは所謂カラートリートメントの類なのでそもそもそんなにダメージをするものではありませんけれど、塗布の際にかかる物理的負荷がなくなるわけですから、全体に薄ピンクのカラー剤を塗るのに比べれば多少ダメージも軽減されます。
強いていうのであればどの程度色移りするかを読むのが難しいという点ですが、そこはもう経験で想定するしかないですし、万が一あまり色移りしな買ったら、その時は塗り直せば良いだけの話で。
何にせよ、ちょっとピーキーで使い所の難しいものも、上手く使えるとより表現の幅が広がって楽しいので、正解を誰かに聞くよりも色々挑戦してみたら良いじゃん?っていうね。
コメント