和菓子のような色合いのインナーカラーとハイライトの入ったブラウン

僕のインスタやブログを普段からご覧頂いている方はなんとなく、

「Hanaさんってパキッとした色味が好きなのかな?」

と思われているかもしれません。

 

ですが、ヘアカラー云々抜きにして、個人的に一番好きな色合いはライトトーンやライトグレイッシュトーン、パステルトーンなどの明るくて柔らかな色合いです。

 

 

 

【華やかで品のある髪色が派手髪】

【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】

をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。

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個人的な好みとより良いは別物

 

これはシンプル且つ当たり前の話なのですが…。

個人的には明るく淡いトーンのお色が好きですけれど、お客様にご提供するとなると大分話が変わります。

 

というのは何も、

「美容師はお客様のオーダーを叶えるもの。」みたいな固定概念に対してではなく。

そもそも僕の場合、”私のオーダーを叶えて欲しいお客様”よりも、”Hanaの作るデザインを身に纏いたいお客様”の方が圧倒的に多いので、そういう話ではありません。

 

あくまで、僕が作りたい、デザインしたいものに対して、最初から明るく淡いお色にすることが向いていないという話です。

 

 

 

明るくて淡いってどういうこと??

 

もう少し話を踏み込むと。

”明るくて淡いお色”というのは、言い換えれば”薄い”ということ。

薄いということはつまり、髪の毛に入る染料の数が少ないということ。

 

一番わかりやすい色落ちの原因はシャンプーですが、1回のシャンプーで落ちる染料は、髪の毛に入っている染料の多少に関わらずほぼ一定と言えます。

ならば当然、髪の毛に入る染料が少なければ色落ちも早くなります。

 

例えば1回のシャンプーで10染料が落ちるとして。

100の染料が入っているのと50しか染料が入っていないのとでは、当然後者の方が0になるのが早いですよね。

 

 

 

最初は鮮やかに、色落ちで淡く

 

色落ちしても綺麗で色落ちもデザインするHanaカラーについて
ヘアカラーで絶対に避けられない色落ち。折角綺麗な髪色になっても色落ちしたら汚くなったら悲しいですよね。避けられないからこそ、色落ちまでを想定したカラーをしています。色落ちまでデザインする僕のカラーの拘りをまとめました。

 

こちらの記事にある通り、僕は色落ちまでを想定したカラーをしています。

ブリーチをキチンとした上で濃いめに染めておけば、染めたてのお色がそのまま薄くなっていくような色落ちをさせられます。

染めたては鮮やかでも、最終的に淡く優しい色合いになる。

 

このように色落ちまでをデザインしたいとなった場合に、最初から淡く染めてしまうとすぐにブロンドに戻ってしまいます。

なので、個人的には淡く柔らかな色合いが大好きなのですが、より長く、色落ちしきって次にご来店頂く”今の髪色の最後”まで楽しんで頂くために、最初は鮮やかに染めることが多いのです。

 

 

 

色落ちを防ぐためには、1にも2にもダメージコントロール

 

ではそもそも、色落ちを防ぐためにはどうすればいいのか。

それは、言わずもがな”可能な限りダメージを抑える”こと以外にありません。

 

そのために僕は、

 

ケアブリーチはあくまで概念。ダメージレスなブリーチは技術で作るもの
「ブリーチするとダメージする」とか「ホワイトヘアはボロボロになる」なんて良く聞く話ですがキチンとした知識と技術があれば、ヴァージンヘアと変わらない艶と指通りを実現できます。

 

こちらの記事にあるように、極限までダメージを抑えるケアブリーチ技術を全てのお客様にさせて頂いております。

 

ブリーチしている方必見!ご自宅で行って欲しい最低限のケアまとめ
ただでさえダメージを伴うブリーチ。だからこそ、ご自宅での扱い方には気を付けて欲しいと思います。ブリーチ専門カラリストの僕が推奨するホームケアの方法をまとめましたので是非ご覧ください。

 

また、こちらの記事にまとめているようなホームケアを推奨しています。

 

ブリーチ技術もホームケアの指導も、全てはダメージの原因を可能な限り排除するため。

ダメージが進行していれば、その分1回のシャンプーで落ちてしまう染料の量も増えます。

逆に、ダメージが少なければその分染料も落ちにくくなります。

 

そこにさらに、ダメージケアをし染料の定着も良く出来るAl Chemのトリートメントが加わることで、かなり色持ちを良くすることができます。

 

 

 

最初から淡めのお色にする場合

 

で、本題。

 

とは言え、勿論最初から淡めのお色に仕上げる場合もあります。

それは、僕が基本的にお勧めしている2ヶ月周期ではなく、毎月お越し頂ける方の場合。

 

 

 

 

前回インナーカラーをさせて頂いてから1ヶ月後にご来店頂いたこちらのお客様。

インナーのビフォアの状態を撮り忘れてしまったのですが、前回はこんな感じで…、

 

 

 

 

前髪から反対のこめかみまでを繋ぐ変則的なインナーカラーをさせて頂いていました。

そこから1ヶ月でほぼブロンドに戻ってくれていました。

 

こちらの方の場合、確かに前回しっかりと鮮やかなお色にさせて頂いていますが、普段から130度を超える非常に高温でプレスするようにアイロンをされていたため、熱によるダメージが進行していました。

既にダメージが進行している髪の毛に対しては、いくらケアブリーチやトリートメントをしても、元の状態より綺麗に見える状態にはできても良くなることはありません

 

なので、どうしても色落ちは早くなってしまうのですが…。

こちらのお客様のように、1ヶ月周期でお越し頂けるのであれば、逆に色落ちをしっかりしてくれるのは好都合の場合もあります。

変に残ってしまうよりも、色落ちしきってくれれば次のカラーへの支障がないですから。

 

勿論逆に、1ヶ月周期でも色が残ってくれた方がいい場合もあります。

色が残ることで、それを活かして次のカラーに繋げる、みたいな。

 

あくまでケースバイケースですし、僕のデザインを求めてお越し頂いている方が大半とは言え、ある程度その方の好みとかも考慮しますから。

毎回カラーチェンジをしたい方なのか、髪色を育てていくのが好きな方なのか。

それ次第で、するべきことは変わります。

 

今回ご紹介する方は前者でも後者でもない完全お任せな方だったので、今回は比較的淡めに設定してみました。

 

 

 

春の和菓子の色合いをイメージしたインナーの仕上がり

 

 

こんな感じです。

使ったお色は黄色・橙・桃色・黄緑の4種。

和菓子がイメージなので日本語表記です。

 

これくらいの明るさと淡さであれば、1ヶ月後にお越しいただく時にはいい具合に色落ちしてくれています。

 

 

 

被せはハイライトを入れて育てていくカラーに

 

インナーは毎回カラーチェンジが出来るような色合いで作らせて頂きまして。

逆に、被せの部分は普通のブラウンでは面白くないのと、1ヶ月周期でお越し頂けるのであれば、比較的クッキリとしたハイライトを入れても次にお越し頂くまでにヤンキーみたいなメッシュになることもないです。

なので…、

 

 

 

 

こんな感じでハイライトを入れて…、

 

 

 

 

こんな感じにさせて頂きました。

全体を少し赤みを抑えたブラウンで、ハイライト部分がベージュになるように。

 

2ヶ月周期だとブラウンもかなり色落ちしてくるので、あまり攻めたハイライトをしてしまうとヤンキーメッシュみたいになりかねません。

なので2ヶ月周期であればもう少しマイルドなハイライトで。

今回の場合1ヶ月周期の方だったため、ちょっと攻めました。

 

また、1ヶ月〜2ヶ月周期であればハイライトは毎回入れる必要はありません

次回は普通にオンカラーをするだけでもいいですし、逆にローライトを入れてハイライトを際立たせたり、ブレンドして行って様々な明るさの混在する髪色に育てていくのも手です。

ご来店頂ける周期ごとに様々な育て方があるのもヘアカラーの面白いところだと思います。

 

 

 

 

 

メニュー:Hanaカラー_point(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)

所要時間:4h

 

 

 

といった感じで。

インナーのしっかりブリーチさせて頂いている部分はカラーチェンジしやすいように。

被せのブラウンは逆に育てていけるように。

 

僕はお客様のデザインを作るのではなく、僕自身のデザインをご提供するというスタンスです。

しかし、だからと言って自分勝手に作っているというわけではなく、

その方の好み、キャラクター、髪色に対する考え方、髪質、ご来店頂ける周期など…。

そういったことを参考にしながら、その方の髪色が常に綺麗な状態であるように考えてデザインさせて頂いています。

 

そんなHanaカラー、是非ご相談ください。

 

 

 

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