ヘアカラーをする上で絶対に避けられないのが色落ち・根元が伸びてくることの2つですよね。
…厳密に言えばダメージも避けられませんけれど、それは僕達美容師の努力とご自宅でのケア次第でかなり変わってきます。
兎角、この地球上で人類として生きている限り色落ちと根元が伸びてくることは避けられません。
ですが、僕が作らせて頂いているナチュラル系カラーであれば、比較的それがストレスになりにくいと仰って頂いております。
今日はそんな僕のナチュラル系カラーを、より馴染むように育てる方法のお話をば。
【華やかで品のある髪色が派手髪】
【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】
をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。
初めて僕のブログをご覧下さった方は必ずこちらのページを御一読下さい。
・Hanaのブリーチ技術について
・ホワイトヘアにするための条件
・何故1回のブリーチで白く出来るのか
・そもそもホワイトブリーチやケアブリーチって?
・どれくらいダメージするの?
・ブリーチってやっぱり染みて痛いものなの?
といった、僕のブリーチに関する基本的な内容や、よくある質問はこちらの記事に纏めておりますので、こちらも是非ご覧ください。
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Hana式ナチュラルの色落ちの仕方
先ずは前回の仕上がり。
はこちらの記事になります。
前回の記事では僕のナチュラル系カラーの作り方の基本を書いておりました。
そちらが僕がナチュラル系カラーを作る上で大切にしていることの基礎になるので、是非前回の記事をお読み頂いていない方は前回の記事もご覧くださいませね。
で、前回のこちらの
こちらの色落ちは…、
こんな感じです。
根元が2〜3cmほど伸びていて、そこから先が9lvくらいのブラウン、中間から毛先は14lv〜15lvくらいのライトブラウンです。
前回までは夏に向けてということだったので、ハイライトで毛先の方が少しずつ明るくなるように作らせて頂いておりました。
なので、このようにして見るとかなり色落ちをしていますが、
このように、根元の伸びてきた黒と中間のブラウンはそこまでパキッと別れていないですよね。
ここが馴染んでくれていると、お客様ご自身が見たときにはそこまでプリン感が出ずに済みます。
中間から毛先はハイライトを重ねて作らせて頂いていたので流石にかなり明るく見えますが、注視しない限りはそこまで気にならなかったりします。
オーダーは全体を少し暗くしたい
で、今回のオーダーは全体をほんのり暗くしたいということでした。
ですが、だからと言って全体に暗いお色を被せてしまうと、今後また明るくしたいとなったときに残留してしまい綺麗に明るくならなくなってしまいます。
なので、今回はハイライトではなくローライトを入れていきました。
それも、全体にローライトを入れるのではなく、前回までにハイライトを多く入れていた表面を中心に入れていきます。
その際に、少し残りやすい薬剤を使います。
すると、色落ちして根元が伸びてきたときに、中間の茶と明るい茶がより馴染んでくれます。
今回の仕上がり
で、今回の仕上がりは…、
こんな感じです。
伸びてきた黒を自然に繋ぐことは勿論のこと、中間から毛先のかなり明るかった部分もしっかりと馴染んでくれています。
今回のポイント
で、今回は全体をほんのり暗くしたいとのことだったのですが、だからと言って普通に作ってもつまらないなと思ったので…、
こんな感じで、お顔周りの方が若干暗めになるように作らせて頂いています。
というのも、ナチュラルを作る場合本来後頭部よりもお顔周りの方が明るい方が自然に見えてくれます。
なので今回の作り方はその逆をいく不自然な仕上がりと言えます。
ですが、デザインって自然であることが全てではなく、敢えて違和感を作ることも一つの手段だと僕は考えます。
特に今回は暗くしたいというご希望でしたし、ご自身から見たときに一番目に付くお顔周りが暗めに仕上がっている方が、よりご希望に近付けるかなと考えこのようにさせて頂きました。
メニュー:Hana式ブラウン(¥15,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)
所要時間:2h
といった感じで。
僕が作らせて頂くナチュラル系カラーは、基本的に必ずハイライトかローライトが入ります。
それにより、単色では決して作れない有機的なデザインになってくれるからです。
自然物の中でも、昆虫などに見る単色のものって逆に人工的に見えますからね。
なので、ハイライトやローライトでムラを作っていくわけです。
とは言え毎回ハイライトを入れるのではなく、今回のようにローライトを織り交ぜたり、ある程度育ってきたらどちらも入れずにリタッチと中間毛先の色味補正のみをさせて頂くこともあります。
どちらにしてもどのように育てていくにしても、最小限のダメージで済むように作らせて頂いているので、その時の気分に合わせて変えられます。
そうして積み重ねていったハイ・ローライトが織り混ざっていくと、どんどん自然で複雑な、ナチュラル系でもその方にしかない髪色になってくれます。
そんな僕のナチュラル系カラー。
普通の茶色でもちょっと個性的に、少しでも楽しい髪色にしたい方は是非ご相談下さい。
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