カラーしていてアイロン毎日の方にホワイトブリーチした色落ちは…

ホワイトヘアにするために行うホワイトブリーチ。

 

ブリーチとホワイトブリーチの違いって??何回で髪は白くできるの?
ホワイトブリーチと普通のブリーチの違いって??ホワイトヘアにするにはブリーチ何回必要なの?という疑問にお答えする記事です。

 

ですが、どんな髪の毛でもホワイトブリーチをしたからといって真っ白になるわけではありません。

最低条件として、カラーもパーマも縮毛矯正もしておらず、普段のアイロンで熱変性をしていない事が必須になります。

カラー履歴があると染料が残留してしまう事が多く、白くなりませんし、

 

髪色をホワイトやシルバー、パステルカラーにするために必要な最低条件について
条件が整ってさえいれば、ブリーチは何回もしなくても1回で地毛からホワイトヘアにすることができます。 その条件と、何故白に出来なくなってしまうのかという理由をまとめました。

 

縮毛矯正や毎日のアイロンで熱変性をしていると、ホワイト領域まで明るくならなくなってしまいます。

 

縮毛矯正して毎日アイロンしているけれどホワイトブリーチしたい
「縮毛矯正をしているとブリーチは出来ない」わけではありません。しかし、縮毛矯正の影響は確実に受けます。それは何故なのか、どういった影響があるのか、そしてブリーチと縮毛矯正はどこまで両立出来るのかについて解説致します。

 

では、カラー履歴があって毎日のアイロンで熱変性してしまっている髪の毛にホワイトブリーチをしたらどうなるのか。

そしてその色落ちはどうなるのか、について今日はお話し致します。

 

 

 

【華やかで品のある髪色が派手髪】

【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】

をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。

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まずはビフォア

 

 

大体2〜3ヶ月のペースでカラーをされていたこちらのお客様。

以前はブリーチもされていましたが、その部分はバッサリカットし、お写真の部分は全てブリーチはせずに普通のカラーをされていた部分。

 

で、このお写真だとちょっと判りづらいのですが、日々のアイロンで特に熱変性されてしまっていた部分に、今までのカラー剤の染料が入りすぎてしまっていた、毛先の方が沈んでいました。

 

で、ここからなるべく明るい紫にしたいとのこと。

 

 

 

明るい青や紫はホワイト領域のベースが必須

 

明るめの青や紫は、最低限ホワイト領域の明るさにできる事が必須になります。

 

 

どちらも、ホワイト領域まで明るくしております。

 

 

 

日本人のメラニン色素は黄色と赤褐色

 

暖色系のカラーも、カラフルにすると可愛いよねって話


 

こちらの記事に書いておりますが、日本人の髪の毛のメラニン色素は主に黄色と赤褐色で構成されています。

なので、ブリーチをしていくと

こげ茶→オレンジ→黄色→ペールイエロー

という感じで明るくなっていきます。

 

まず最初に赤みが抜けて、黄色味が最後まで残る…、みたいな。

 

 

 

補色・反対色が同じ量だと打ち消しあってしまう

 

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補色や反対色についてはこちらの記事に書いている通りになります。

で、こちらの記事では「補色や反対色同士を繋ごうとした場合繋ぎ目が濁る」と書いておりますが、例えばこれがオレンジの上に青や紫を乗せた場合。

 

 

こちらの方の毛先のように、グレーっぽくなったりします。

 

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こちらの方もブリーチした状態では紫になっている部分はホワイトにできる状態でしたが、毛先のグレーっぽいところはオレンジになっていました。

このように、オレンジのところに紫や青などを乗せると、打ち消しあってグレーなどの無彩色になります。

 

なので、特に明るくて淡いようなお色を綺麗に発色させたいとなった場合、最低限ホワイトに出来るような状態である必要があるのです。

 

 

 

明るくなければ紫には出来る

 

ブリーチ後のお写真を撮り忘れてしまったのですが…。

ホワイトブリーチをさせて頂いても矢張りオレンジ味が残ってしまい、明るい紫にしようとしてもグレーになってしまうだろうなという状態だったので、

 

・グレーになる可能性を良しとして明るめに挑戦するか

・ちょっと明度が下がってもいいから紫にするか

 

のどちらかを選んで頂くことになりまして。

今回はキチンと紫だなってわかることを優先したいとのことだったので…、

 

 

 

 

 

 

こうなりました。

キチンと青紫。

元々のダメージの修復は出来ませんが、それ以上のダメージをしてしまわないようにブリーチをしたので、艶と指通りの維持と向上はしております。

 

ケアブリーチはあくまで概念。ダメージレスなブリーチは技術で作るもの
「ブリーチするとダメージする」とか「ホワイトヘアはボロボロになる」なんて良く聞く話ですがキチンとした知識と技術があれば、ヴァージンヘアと変わらない艶と指通りを実現できます。

 

 

 

 

それから約1.5ヶ月後

 

約1ヶ月半後、本来であればホワイトヘアに出来るようなホワイトブリーチをさせて頂いて、青紫にさせて頂いた状態からの色落ちは…、

 

 

 

 

 

 

こうなりました。

僕がカラーさせて頂く以前のカラーの残留でオレンジっぽくなっていたため、全体的に温かみを感じるベージュっぽいような、ピンクっぽいような雰囲気になっていました。

色落ちした時の色というのは、ブリーチで出来たベースの色とその後に乗せる色味で作られるので、オレンジが残っているところに青味の紫を加えると、中間である赤紫を薄めたような感じになってきます。

 

 

 

 

毛先の、日々のアイロンによる熱変性の影響で元々暗く沈んでしまっていた部分は矢張り、熱変性の影響と染料の残留でこのようにオレンジ味が強く残ってしまっています。

これはベースになるブリーチの時点で明るくなり切らなかったのもありますし、毛先の方は特にダメージが進行していたから色落ちが早く、根元から中間に比べて早くオレンジ味が出てきたというのもあります。

 

 

 

とは言え、カラー履歴が重なっていて、熱変性もしている髪の毛にしては、充分綺麗な色落ちをしてくれたかなと思います。

 

 

 

ベースは比較的整っているので、そのままオンカラー

 

前回の全体を紫にさせて頂いた時に比べ、オレンジ味も薄れていて比較的綺麗に発色させられること。

そして今回からは表面は比較的暗めのお色をキープして、ちょっと地毛を伸ばして行きたいということから、今回はブリーチ無しで…、

 

 

 

 

 

 

こうしました。

勿論アレンジは僕ではなくハルカ先生です。

 

表面はかなり暗めのグレー。

そしてインナー部分は青紫、紫、ピンクを織り交ぜたチェシャ猫っぽいイメージで。

 

色落ちでベースを整えてあげれば、こういうことも出来るんです。

 

 

 

 

 

料金

 

メニュー:ホワイト・ブロンド(¥20,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)

所要時間:6h

 

メニュー:オンカラー(¥15,000)+Hana式トリートメント(¥5,000)

所要時間:2h

 

 

 

といった感じで。

カラー履歴があったり毎日のアイロンで熱変性している髪の毛にホワイトブリーチをしても、ホワイトヘアにすることは出来ません。

 

髪色をホワイトやシルバー、パステルカラーにするために必要な最低条件について
条件が整ってさえいれば、ブリーチは何回もしなくても1回で地毛からホワイトヘアにすることができます。 その条件と、何故白に出来なくなってしまうのかという理由をまとめました。

 

しかし、あくまでそれはホワイトヘアに出来ないというだけで、綺麗なお色にする事ができないわけではないです。

 

履歴や状態次第で出来る事出来ない事はありますが、その中でも最良の仕上がりに出来るように、そして色落ちしてもなるべく綺麗な状態を保てるようなカラーをさせて頂きます。

 

もしかすると他の美容師さんに比べると、出来る出来ないのハードルが高かったり、ハッキリとお伝えしてしまう部分があるかと思います。

ですがそれは、誠心誠意担当させて頂きたいという思いがあってのことなので、ご理解頂けたらと思います。

 

また、履歴や状態によって、最初は出来ませんとお伝えすることもありますが、通っていただければ少しずつご希望を叶えていく事ができますし、長いスパンでプランニングもさせて頂きます。

 

なので、是非ご相談頂けたらと思います。

 

 

 

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