ホワイトブリーチのダメージとカットには密接な関係があるって話

いつも僕のブログをご覧くださっている方はご存知の通り、

 

 

 

つや

 

僕のブリーチは可能な限りダメージを抑え、ブリーチ前と変わらない艶や指通りを実現します。

それは所謂ケアブリーチ的な薬剤を使っているからとか、ツヤサラになるトリートメントをしているからとかではなく…、

 

ケアブリーチはあくまで概念。ダメージレスなブリーチは技術で作るもの
「ブリーチするとダメージする」とか「ホワイトヘアはボロボロになる」なんて良く聞く話ですがキチンとした知識と技術があれば、ヴァージンヘアと変わらない艶と指通りを実現できます。

 

こちらの記事で書いているような、ケアブリーチ技術と処理技術によってできています。

 

しかし、これらが生きてくるのは、土台があってこそのこと。

それは何も髪質だとかヴァージンヘアであることだとかではなく…。

思いもよらぬところと、密接な関係があるのです。

 

 

 

【華やかで品のある髪色が派手髪】

【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】

をモットーに、東京は学芸大学駅から徒歩4分の Al Chem という美容室にてカラー技術ではなく僕の作るデザインをご提供しております。

こちらの記事や日々のブログ、スタイルページ、インスタグラムなどをご覧頂いた上、僕の理念や作るスタイルに共感頂けた方は是非LINEオフィシャルアカウントから、友達追加の上ご連絡ください。

 

Twitterはこちら

Instagramはこちら

Instagram

チダハナラヂオはこちら

Al Chem オンラインショップはこちら

Al Chem Online Store powered by BASE
美容室Al Chemのオンラインストア

 

 

 

 

ダメージしている状態とダメージして見える状態

 

よく艶が無かったりパサついて見えたり、広がってしまったりする時に「ダメージ」というワードが使われます。

確かに、ダメージが進行すれば艶がなくなり指通りが悪くなり、パサつき収まりが悪くなってしまったりします。

しかし、中には髪の毛自体のダメージが原因ではない場合もあります。

 

 

 

髪の毛自体のダメージで起きること

 

例えば指通りや切れ毛・枝毛、ゴワツキ

この辺りは間違いなく、髪の毛のダメージに因るものと言えます。

 

・指通りが悪くなる

→髪の毛の表面を覆っている鱗状のキューティクルが剥がれたり、剥がれかかったりしていることで髪の毛同士が絡まってしまう状態。

 

・切れ毛と枝毛

→髪の毛の4つの結合の中でも切れてはいけないペプチド結合が切れていたり、ギリギリの状態で物理的負荷がかかることで起きる。

枝毛は切れ毛と似て毛髪内部の物質の流出や結合が切れることで、毛先の方から裂けてしまう状態。

 

・ゴワツキ

→毛髪内部の水分や油分が熱などによって失われた状態、もしくは熱によって毛髪を構成するタンパク質が熱変性を起こし固まってしまった状態。

 

 

 

といったように、これらは確実に髪の毛がダメージして起きているものと言えます。

 

 

 

髪の毛のダメージが原因とは限らないもの

 

ではパサつきや広がりはどうなのか。

確かに、毛髪内部の物質が流出したりすることで、艶が失われたりパサついたり、内部物質の流出で毛髪自体が軽くなり広がるということもあります。

しかし、これらは必ずしもダメージに起因するものであるとは限りません。

 

そもそも艶がある・収まりがいいとはどういう状態なのか…。

 

・艶がある状態

→キューティクルが整っていて、髪の毛の面が揃い、髪の毛に対して当たった光が綺麗に反射する状態。

 

・収まりがいい状態

→毛髪にしっかりと中身が詰まっていて、毛量がちょうど良く、髪の毛が自然と内側に入りシルエットで見た時に綺麗に纏まっている状態。

 

そしてこの2つの両立によって、パサついていない状態が成り立つのかなと思います。

 

これらは確かに、毛髪自体のダメージによっても失われるでしょう。

艶であれば先述した絡まりの原因と同じように、キューティクルの剥離で光が乱反射してしまうとか。

広がりであれば毛髪内部物質の流出で髪の毛が軽くなっているとか。

 

ですが、これらは実際にはダメージがそこまで進行していなくても起きてしまいます。

また、どんなにブリーチやカラーによるダメージを抑えたとしても起きてしまう場合もあります。

 

 

 

 

髪の毛がダメージして見えてしまう原因その1

 

艶・パサつき・広がりに関してはダメージしたことで起きる、と言うよりも他の要素によってダメージして見えるというような場合が多いです。

 

 

 

髪質によってダメージして見えてしまう場合

 

これを言い出すとキリがないとは思いますけれど、多少なりとも髪質にも左右されてしまいます。

具体的には矢張り癖毛の方。

中でもうねりが強い方ほど、どうしてもダメージしているように見えてしまいます。

 

しかしこういった髪質の方の場合、スタイリングの仕方を気を付けてあげれば、ある程度艶を出すこともできます。

ですから、髪質に因る部分というのは大なり小なりあれど、ある程度はどうにかすることができます。

 

 

 

ブリーチと縮毛矯正の両立について

 

少し話がそれますが。

髪の毛に何も履歴のない状態から僕がブリーチさせて頂き、チダにさせて頂けるのであれば、

 

縮毛矯正して毎日アイロンしているけれどホワイトブリーチしたい
「縮毛矯正をしているとブリーチは出来ない」わけではありません。しかし、縮毛矯正の影響は確実に受けます。それは何故なのか、どういった影響があるのか、そしてブリーチと縮毛矯正はどこまで両立出来るのかについて解説致します。

 

こちらの記事にあるように、ブリーチと縮毛矯正の両立もできないわけではありません

 

ただしあくまでそれは、ヴァージンヘアから僕がブリーチして、チダが矯正した場合。

既にダメージしていたり、縮毛矯正をしてからブリーチとなると非常に難しくなってしまいますのでご了承くださいませね。

 

 

 

閑話休題

 

 

 

髪の毛がダメージして見えてしまう原因その2

 

艶・パサつき・広がりに関して、ダメージ以外で起きてしまう。

ダメージしているように見えてしまうもう一つの原因として…、

 

意外と見落としがちというか、大半のお客様はご存知ないかと思いますが、

カットの仕方によっては、ダメージして見えてしまう場合もあります。

なんなら、カットの仕方によってはダメージが進行してしまう場合すらあります。

 

 

 

ブリーチ毛との相性が悪いカットって??

 

一言で言ってしまえば、鋤きすぎてスッカスカになってしまっている状態です。

 

 

 

 

毛量が多いことがお悩みの方って、どうしても「できるだけ量を減らしたい!」となりがちですよね。

僕も比較的毛量の多い方なので、その気持ちはわかります。

しかし、”毛量を減らす”ということは艶・広がりの原因になってしまうことに加え、それ自体がダメージの原因にもなり得ます。

 

 

 

毛量の減らし方次第では艶が失われ広がる原因にも

 

毛量を減らすということはつまり”面を構成する髪の毛を減らす”ということ。

面を構成する物体が減るということは、面が整わないということ。

つまり、量の減らし過ぎは艶が出にくくなるということです。

 

 

 

また、毛量の減らし方次第では広がりの原因にもなります。

ブリーチなどによってダメージが進行すると、多少なりとも髪の毛の内部物質が流出し、髪の毛自体が軽くなってしまいます。

 

 

 

 

こちらの写真を見てもらうとわかると思いますが、毛量を減らすと短い毛が生まれますよね。

これが本来の長さの毛に対して支えのようになってしまい、結果膨らみやすくなり所謂広がりに繋がってしまいます。

 

 

 

鋤き過ぎ自体がダメージの原因にも

 

量の減らし過ぎ、鋤き過ぎはそれ自体がダメージの原因にもなってしまいます。

というのも、

 

ケアブリーチはあくまで概念。ダメージレスなブリーチは技術で作るもの
「ブリーチするとダメージする」とか「ホワイトヘアはボロボロになる」なんて良く聞く話ですがキチンとした知識と技術があれば、ヴァージンヘアと変わらない艶と指通りを実現できます。

 

こちらの記事や

 

ブリーチしている方必見!ご自宅で行って欲しい最低限のケアまとめ
ただでさえダメージを伴うブリーチ。だからこそ、ご自宅での扱い方には気を付けて欲しいと思います。ブリーチ専門カラリストの僕が推奨するホームケアの方法をまとめましたので是非ご覧ください。

 

こちらの記事でも書いているように、髪の毛のダメージの原因として摩擦が挙げられます。

 

毛量を減らし過ぎていると、先ほどのお写真のように本来の長さより短い毛が存在することになりますよね。

すると、その短い毛が本来の長さの毛に対して摩擦を起こしてしまうため、全く毛量を減らしていない方に比べて、毛先がボロボロになってしまいやすくなるのです。

 

 

 

ブリーチなどをしないのであれば…

 

 

このように、ダメージが進行していないヴァージンヘアや普通のカラー剤でカラーした程度であればむしろ収まりが良くなる場合もあるでしょう。

 

しかし、ダメージしているように見えてしまったり、それ自体がダメージの原因になり得ることから、ブリーチをさせて頂くのであればある程度の毛量はあった方がいいです。

減らすことはいつでもできますが、減らしたものを整えるには一番短い部分が全体の長さに到達するまで待たなければなりません。

その間にもダメージは当然進行しますし、待つと言ってもメンズならともかく、女の子のショートだと1年弱はかかってきます。

ですから、毛量が多いからと安易に量を減らすことは避けた方がいいです。

 

 

 

 

ブリーチをした上で毛量を減らしたいときは??

 

ブリーチをする前に毛量を減らしてしまっているのであれば、ブリーチをしてしまうか、減らした部分が伸びるまで待ってからブリーチするか、の二択になるでしょう。

 

 

 

 

今回のお客様はとりあえずブリーチして、今後カットのメンテナンスをしていくということになりました。

 

では、ブリーチする前にまだカットをしていない方の場合は…?

 

正直これは、お写真などでは判別できないので、実際にご来店頂いてからご相談という形になります。

なんなら、ブリーチしてから考えるまであります。

ブリーチしてからカットをするのであれば、ブリーチ前後で変わる髪質に合わせたカットができます。

 

それでも毛量が多く、しっかりと量を減らさなければ扱いに困るくらいの方の場合。

その場合は、内側の部分を刈り上げたりなどで対応するのが良いです。

刈り上げであれば表面の部分は量を減らさずに済み、艶の維持や広がりを抑えることに繋がります。

 

実際に…、

 

【過去作】絵画チックな色合いと光の入り方をイメージしたカラフル
過去作シリーズ第二弾。 今回は普段僕が作るような色合いとはまた一味違った色合いのスタイルです。 【華やかで品のある髪色が派手髪】 【当たり前から一歩踏み出した面白いスタイルを】 をモッ...

 

【過去作】レインボーの髪の毛が生えてくる子をブロンドにする
何となく、ついやってしまうスタイルってありますよね。 なんかこう、やりたくなっちゃうと言うか。 僕の場合、それがレインボーだったりするんですけど、レインボーと言っても…、 【華やかで品のある...

 

桜貝の瓶詰めをイメージした、絶対に可愛くなるピンクヘア
僕のブログやインスタグラムをご覧の方ならもう、僕が一色のカラーを作ることはまず無いことはお分かり頂けていると思います。 理由としてはシンプルに、僕がそういう髪色の方が好きだから。 勿論、それ以外にも理由はあります。 ...

 

こちらの記事でご紹介させて頂いている方々は皆、内側をガッツリ刈り上げています。

 

メンズだけでなく、女性でも内側を刈り上げるのは全然変なことではないので、毛量が気になっている方は是非ご相談ください。

 

 

 

どんな人に切ってもらうのがいいの??

 

僕個人的には、カットもAl Chemのスタイリストにさせて頂けるのが一番ありがたいです。

 

ハルカは秋葉原の頃からずっと僕のお客様のカットをさせて頂いているので、ブリーチ毛の扱いに慣れていますし。

チダはブリーチ毛ではありませんが、縮毛矯正とケアで美髪作るマンなので、髪の毛が綺麗に見えるカットを熟知しています

 

加えて、僕がカラーをした流れでカットをさせてもらえれば、カラリストとスタイリストの意思疎通ができるので、より良いスタイルにできます。

 

ですが、元々通っているお店がある方、「カットはこの人!」と決めている方であれば、無理にとは言いません。

「カットはこの人!」と決めている方であれば、そのスタイリストさんは確実にカットが上手な方でしょうから、安心して任せられますし。

元々通っているお店があるのであれば、骨格や髪の毛の癖などを理解してくださっているでしょうから問題ないと思います。

 

なので、カットをする人に拘りがないのであればAl Chemのスタイリストにお任せ頂ければと思いますし、カットは他所でされるのであればそれも全然構いません。

1つだけお願いをするのであれば、「普段よりも毛量の調整に気をつけて欲しい」とお伝えいただきたいです。

僕はカットをしないので下手なことは言えませんが、ハルカやチダ曰く「ヴァージンヘアとブリーチ毛は別物」なので。

よろしくどうぞ。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました